ふろしき王子功

あたらしくて
かっこいい
風呂敷のつかい方を
伝えあるく、
横山功のページ

谷中散歩。

2009年03月27日 09時47分42秒 | 日記
お彼岸の時期は
展示会で行かれなかったので
今日、谷中へお墓参りに行きました。

浅草→上野→谷中と歩きました。

その後、谷中銀座と日暮里駅の間にある
「花家」というお店でお昼をいただきました。
ここはあんみつなどの甘味と
ラーメンなどがあります。

入ったのは小学生以来です。
昔からありそうなので、聞いたら
終戦後昭和20年からやっているので
64年目ですね。

実は、昨日用事で神奈川県の
金沢八景へ行きましたが
そこで食べた昼食も
駅前の「八景食堂」という
同じく64年目のお店でした。
ここは跡継ぎがいないためか
今月いっぱいで閉めるそうです。
カレーライスとカレー丼が同じ値段で
後者を注文したら、浅い皿に出てきました。
「これで丼なのかな?」と思いましたが、
ご飯の横にカレーがあるのがカレーライスで
ご飯の上にカレーがかけてあるのがカレー丼らしいです。
美味しかったですanyway。

絵を描いたり、展示している間は
座ってばかりいたのと
今は自転車が無いのもあって
最近はとてもよく歩いています。
1日3時間くらい。
お蔭で運動になるし
しだれ桜を眺めたり。

谷中は寺町で
さらに細道や坂道が多いので
昔ながらの街並や営みが残っています。

商店街
食堂
魚屋に生きたどじょう
甘食
シベリア(カステラで羊羹を挟んだもの)
などなど。

蓮の種。

2009年03月18日 19時46分44秒 | 
今日は展示会に行かない日で

屋上で泥をいじって
田んぼの準備をしていました。

土を掘っていたら
黄金虫の幼虫と思われる
黄色い芋虫がたくさん出てきました。

その前
上野の不忍池に行ったら
枯れた蓮が刈られて積んでありました。
このまま廃棄でしょうが
そこに、蜂の巣のような
蓮の実の入っていた部分もありました。

よく見ると
種がいくつか残っているものもあったので
つまみ出してポケットに入れてきました。
大きさはどんぐりくらい。

ちょうど先日、種から発芽させて
蓮を生長させることもできると
本で読んだばかり。

5月の初めころ
種を水に入れて、沈んだものを使います。
蓮の種の底(とがっていない方)の付近を
粗い紙やすりで白い部分が見えるまで削ります。

それを水に浸しておきます。
濁ったら取り替えます。
そのうち芽が出るかも。
少し伸びてきたら水を張った土に植えます。

種からだと
初年度は開花しないことが多いとか
元と同じ品種にならない(かえって楽しみ)といいますが
育ててみたいと思います。

蓮を植えて育てる鉢や容器は
丸くて大きめのものがよいです。
蓮は睡蓮と比べて大きくなるし
底が四角いと蓮根が上手く育たないから。

また、朝から夕方まで
日の当たる場所がよいとのこと。

まだ、容器も土もありませんが
5月までにきっと準備が調うでしょう。

春めいて、花が色々と咲いています。
屋上で咲いてる花
・いちご(可愛い。実もなっています。)
・小松菜(菜の花)
・ルッコラ(白くて美しいです。)
・椿(薄紅色)
・はなにら(六芒星のような形)
・シンビジューム(つぼみの時、ちょっとヒヨドリにかじられました)
・アロエ(冬から咲いています。メジロが蜜を吸いにきます)
・ムスカリ
・ローズマリー

今後逢うのが楽しみな生き物。
・蜜蜂
・天道虫
・モンシロチョウ
・アゲハチョウ
・黄金虫
・ヤモリ
・雀の子
・メダカの稚魚

都会の屋上には
めくるめく仲間達。

展示2日目と時間の詳細(20時までおります)。

2009年03月17日 10時00分57秒 | 日記
昨日は展示2日目でした。
大きな四角い布2枚を合わせたような服装でした。
昼、夜共にお弁当おむすびです。

友達は6人お来しくださいました。

1人の滞在時間は平均2時間です。
お茶しながら色々とお話ししました。
・その人の色のイメージについて
・ゴンドワナ大陸について
・人類の発祥について
・総長について
・浮世絵について

今後の予定を書いておきます。
『でみ&いさ展』
広島の写真家 伝美恵津子さんとの共同展です。
本日3/17(火)~3/22(日)
13:00~21:00(最終日20:00)
入場300円+飲み物注文(300円~)お願いします。

僕のいる日は
3/17(火),19(木),22(日)
20時までおります。

会場「FIELD」
http://www.field-oimachi.com/
JR京浜東北線の大井町駅から徒歩7分

大井町駅中央西方面の出口を降りて線路沿いを左へ
富士そばの次の
三ツ又商店街(斜めに伸びています。緑色の街灯あり)を抜け
ファミリーマートを右折
伊藤園の自販機のあるディモコ治療院を左折してすぐです。

東京都品川区大井3-2-7
電話 03-3774-2375

どうぞよろしくお願いします。

展示初日と時間の詳細

2009年03月16日 10時50分59秒 | 日記
昨日、絵の展示会の初日でした。

僕の知り合いは9人ほど
いらっしゃってくださいました。

僕は着物1枚と袴姿で座っていて
夕方までドアは開いていたので
寒くて胸をふるわせていましたが
皆さんとは色々と楽しくお話しできました。

あまり動かないので大丈夫ですが
朝、昼と食べていなかったので
帰りにパートナーのあきこさんが
おむすびを結んできてくれたのを食べて
手足が暖かくなってきました。

帰り道は、今日一日分の運動なのか
上野駅から弾むようにして歩きました。

日時を再び確認しておきます。
本日3/16(月)~3/22(日)
13:00~21:00(最終日20:00)
前は22:00までと書いていましたが
入場は1時間前までなのでそちらに直しました

僕のいる日は
3/16(月),17(火),19(木のおもに夜),
最終日22(日)です。20時までおります。

どうぞよろしくお願いします。

横山功

絵の展示の詳細。

2009年03月10日 10時44分11秒 | 日記
いよいよ
今度の日曜日から
絵の展示会がはじまります。
「絵っていいなぁ」としみじみ
感じてもらえるような作品を目指して
今週はラストスパートです。

「でみ&いさ展」

3/15(日)~22(日)
展示会場 大井町「FIELD」
13:00~21:00(最終日20:00まで)

自然、生き物、人をモチーフに
輝きと彩りあふれる世界です。

広島の写真家 伝美恵津子
浅草の画家 横山功

会場はぬくもりあるカフェで
ゆっくり座って眺めることができます。
飲み物の注文をお願いしますが
ここのオーナーさんは農業もされている
素適な方で、メニューも粒ぞろいです。
有機の紅茶やコーヒー各種と
有機のジュースなど(300円~)
お腹が空いたらフードメニューもあります。
それと入場料300円なので
最低600円はかかりますが
ずっとそこでのんびり座りながら
色んなお話を(作品以外でも)
できるような貸切スペースですので
僕のいる日にお越しいただければ
皆さまと様々な情報交換をしたいと思っています。
1人のときは絵を描いている予定です。
最終日以外は夜22時までやっていますので
平日もお待ちしております。
店の雰囲氣、周りの環境もよく
価格もリーズナブルなので
今後作品の展示を考えている作家さんにも
ご覧いただきたい会場です。

僕がいる日は 3/15(日)16(月)17(火)19(木)と
最終日3/22(日)です。20時までおります。
来れない日は3/18(水)20(金)21(土)です。

JR京浜東北線の大井町駅から徒歩7分

大井町駅中央西方面の出口を降りて線路沿いを左へ
富士そばの次の
三ツ又商店街(斜めに伸びています。緑色の街灯あり)を抜け
ファミリーマートを右折
伊藤園の自販機のあるディモコ治療院を左折してすぐです。

住所 〒140-0014
東京都品川区大井3-2-7
電話 03-3774-2375
http://www.field-oimachi.com/

今回はDMをお配りしていません。
このブログや通りがかりによって
ピーンときた方と
会場でお茶しながら絵を眺めて
ゆっくりお話しできたらと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

横山功

春の岐阜の恵み。

2009年03月09日 10時35分18秒 | ワークショップ案内
前日に床屋で前髪を短めに整え
日曜日、岐阜の輪之内町で
風呂敷使い方ワークショップ(体験講座)をしました。

家から着物とはかま姿で電車で2時間。
着いた岐阜は暖かい青空。
輪之内町は川に囲まれていて
田んぼの多い地域です。

太鼓も置いてある
町の多目的スペースのような部屋で
車座になって風呂敷を練習しました。

参加者は約50名で
ほとんどが女性ですが
ご夫婦で参加の方も。
あと、珍しく男子中学生が5人。
彼らは地域の川の清掃も行なっているようです。

僕は自己紹介の時に
その川も泳げるようにしようと言いました。
いつか、放ったままでも
掃除しないでもきれいなままでいる
川であってほしい。

2時間はあっという間です。
基本の結び方から応用まで
一通りのレパートリーを練習し
最後はお約束の水着。
僕は着物にはかまなので
モデルを募ったら
ふんどしは男子中学生
胸隠しには勇氣ある女性が名乗り出てくださった。

人数が多めですが
隣り同士教え合う雰囲氣で
何とか無事にお伝えしました。
復習、確認用に使い方を描いた
紙を配りました。

今後は今日の受講者さんたちが
地域に風呂敷の輪を広げてくださると嬉しいです。
お土産に、収穫したほうれん草と水菜と菜花
手作りクッキーをいただきました。
また、染め物作家の方から自作の風呂敷も。
嬉しいです。

僕が「つくしを食べたことはほとんどない」
と言ったら、主催者の浅野さんが
採りに連れてってくださいました。

皆で畑をシェアしたり、ビオトープを作っている
場所に、つくしが森のように生えていました。
新鮮な氣持ちで一緒に摘みました。

その後、今回お手伝いをしてくださった方の
お庭と畑にもおじゃましました。

裏庭のふきのとう
木を組んで栽培している椎茸
ブロッコリー
夏みかん
金柑

あふれるように実った金柑を眺めて
自然の恵みは無限であると感じた。
自然と謙虚に寄り添うなら
人の食糧は十二分に存在する。
自分の食べるものを自分の庭で得たり
人とシェアできる豊かさ。

帰りはたくさんの恵みで
荷物が重くなったけど
つくしたちをお裾分けするのが
楽しみでわくわくしました。

春のめぐみのいっぱいの旅でした。
風呂敷WSの感想のメールも届いていて
嬉しいです。

さあ、いよいよ今度の日曜日から
大井町のギャラリー「FIELD」で
http://www.field-oimachi.com/
絵の展示会が始まるので
今週は最後の作品群を描いて参ります。
つくしが登場するかもしれません。

神さまは粘土に
猿の血といるかの精子を混ぜて
人を作りました。
僕は白い紙に
水と墨と色をこめて
絵を生み出します。

赤い春。アロエの花と椿と梅。

2009年03月03日 10時10分57秒 | 自然

寒い日もあるけれど、
もう庭にめじろの通う春です。
アロエの花の蜜を吸っているみたい。

屋上の花壇はよもぎやはこべで覆われています。
写真はじゃがいもの葉です。
小麦もずいぶん伸びました。

昨日、隅田川の河川敷を
ずっと歩きました。
浅草から桜橋、白鬚橋を超えて
千住曙町、千住大橋、三ノ輪まで
2時間半。いい運動になりましたが
革靴だったのもありくたびれたので
パートナーの働く三ノ輪のカフェ
むぎわらいで休憩しました。
「河川敷の女の子」という絵を描くので
実地体験として歩きましたが
川縁だからか風が強かった。
隅田川も変わらず透明度がありません。
生きているうちに、また泳げる川にしたいと
思っています。

帰りに寄った図書館で読んだ
東京湾の本には、戦後しばらくまでは
東京湾は
「恐るべき透明度と無数の魚たち」を
誇る海だったとありました。
当時漁師の子供だった著者の体験ですが
あまりに深くまで眺められて
かえって恐かったそうです。

東京湾がそれほどきれいなら
隅田川もきれいだったと思われます。
それでも現在、
東京湾の漁獲量のほうが
相模湾よりも多いようで、
まだまだ潜在的に豊かな海は
死んでいません。
子孫のために、味のある
海らしい海を創造していきたい。

話が変わりますが
住みたい家の条件として
僕はよく
・地震で崩れても生き埋めにならない家(コンクリートを使わない)
・火事で焼けても煙を吸って死なない家(化学建材を使わない)
なんて言っていましたが
もう一つ増えました。

それは「土間のある家」です。

今年も味噌作りを終え
6月には梅干しも作る予定ですが
部屋の中のでの作業は、
スペースを作る、作業する、元に戻すという
手間がかかります。
土間なら、作業だけです。

土間のある家は少ないと思うので
簡単に説明すると
玄関が広くて、台所までつながっている
と想像してください。

泥付きの野菜もそこにぽんと置いておけるし
靴を履いたままで
水仕事、手仕事、近所の人との交流など
色々と便利です。

今後新たに家を建てる方はぜひ
玄関を最低でも3畳の広さにすれば
土間的空間として活用できます。

大切なのは
何かをするための土間ではなく
土間があると自発的に
何かをしたくなる、
自分で生み出したくなるということです。
元々土間は文字通り一階にあって
地面は塩や土(にがりや粘土)を
固めたものですが
土間的空間という発想ならば
二階でも、アパートでも応用できます。
玄関が広いだけでもよいと思います。

土間については、
先日お逢いした建築家の方の
論文「土間再考」を読んで目覚めました。

土間最高。