Take it to the Lucky

最近はフィギュアスケートと歌舞伎鑑賞記録が主流でござります

京都観光~組!OP巡りとプチ修学旅行

2006年12月17日 | 新選組
2日目の京都は一人でまったり観光です。朝の天気予報では今日は大荒れの天気なんて言われて、曇りのち雨の予報でちょっと心配ですが、やっぱりまず行かねばならないのは壬生寺と光縁寺。つーかすぐ裏だし(笑)ちなみに夜は誰にも会いませんでした。残念(え…?)でも部屋の中に大きな鏡があってちょっと嫌だったんですよね。私、寝る部屋に鏡置けないんです。なんか映りそうだから(苦笑)なんてこんな怖い話から始めてどうするよ!?まあ幸い、何事もなく、ホテルを出てまずすぐ裏の光縁寺へ向かうと、まだ開いてませんでした(^-^;

なので、先に壬生寺へ。朝早いせいか、こちらも地元の人以外は全然おりませんでした。おかげでまったりお墓参りできました。流石に朝から三橋美智也を再生する気にはなりませんでしたけどね(笑)
ここにある勇さんの銅像は龍源寺にあるものと同じなんですよね。なんとなく見慣れてる不思議さ。勇さんに旅の安全と天気が晴れるようにお願いしてから(笑)、光縁寺へ。途中通り過ぎた八木邸は二人ぐらい並んでるだけで、流石に以前のようにもう大行列では無かったです。初めて行った時はもういつになったら入れるの!?ぐらいの混み具合だったからなぁ。
八木家の隣のお土産屋で、友人から頼まれていたご当地キティストラップを購入したんだけど、おじいちゃんとおばあちゃんが二人がかりで応対してくれて、なんか朝からほっこり和みました。「おおきに~」と言われると東京人はなんかグッときます。
光縁寺も今回が二度目なんで住職さんの案内は拒否して(^-^; さっさと隊士のお墓へ。ここで山南さんのお墓に手を合わせた時に、私がいつも勇さんのお墓の前で感じる包み込むような温かさを感じたんですよ。あー良かった、歓迎して貰えて! 前に来た時気づかなかったけど、山南さんの墓石には他の隊士の名前も書かれてるんですよね。ほとんどの墓石がそうなんですけど、なんで気づかなかったんだろう…(爆)


ここからは、中学の修学旅行で行かれなかった所&新選組!OP映像の旅を駆け足で回りました。
まずは伏見稲荷へ。こちらも朝早くだったせいかそんなに人は居なくて、おかげで鮮やかな千本鳥居の写真を撮ることができました。組!OPで観る前から一度くぐってみたいと思ってたんですけど、真っ赤な道がどこまでも続いて凄かったですね。綺麗でした。でもこの鳥居、裏側にはそのスポンサー企業の名前が書いてあって、帰りに裏側からくぐってくと、なんかちょっとありがたみ半減みたいな気分になりました(苦笑)さらに稲荷山にずらーっと置かれた鳥居を全部廻ると2時間かかるらしいの
で、それはちょっと無理なんでさっさと引き返して来ました(笑)
そうそう、さっき勇さんに晴れるようにお願いしたせいか、伏見で雲が晴れて太陽が顔を出し始めましたよ。このままもってくれいっ!

続いてその沿線にある三十三間堂へ。こことこの後に行く広隆寺は、修学旅行で行きそびれたんですよ。確かその一日の行動場所が2種類あって、各クラスで選択するんですけど、うちのクラスはなぜか渋く大原三千院コースを選択しましてね。実はもう1つのコースにあった三十三間堂と広隆寺に凄く行きたかった自分。いや、大原も凄い良かったですけどね。なかなか足を延ばせる場所ではないので、行けて良かったと思いますし。でも中学生が行くには渋い場所の気がする(笑)なので、今回15年ぶりに念願叶って行って参りました。
最初は1001体の観音様が奥行きのある広いお堂にただずらりと並んでるだけなのかと想像してましたが、三十三間堂って横長なんですね。その造りがとても新鮮だったのと、金色の観音様がずらっと並ぶあの迫力。そして観音様だけでなく、手前には国宝の二十八部衆の像があり、これまた1体1体が個性豊かで面白かった。私は和洋問わず仏像、彫刻大好きなもので、ここでこんなに観られるとは思いませんでした。でもって、更に圧巻だったのは、その観音様の群れの中をずんずん進んでくと真ん中らへんで突如として現われる大きな千手観音坐像に感動。あれは凄い。これまでいろんな仏像を見てきましたが、像から足が竦むほどの凄い力を感じたのは初めてかも。きっといろんな人の想いが集まってるんでしょうね。

電車で再び四条河原町へ。昨日訪れた南座の前を通りました。あ~一幕見ができれば、勘ちゃんの猿若か勘三郎さんの狐忠信がもう1回見たいぐらいですが、南座は幕見席が無いんですよね~。残念。
そこから歩いて祇園へ。花見小路は風情があって良いですね。でもけっこう車の往来が激しいのがちょっと興ざめ。更に歩くとWINSがあって競馬親父が群がっていて激萎えました。なぜこの通りに作ったのかな~(~_~; そのWINSの先に建仁寺があります。建仁寺というと思い出すのが36話で伊東先生が加納さんに火事から宝物を護るようにと命じてたとこですね。当時はいっぱいそこにあったのだろうけど、現在は博物館に寄贈されていて、建仁寺にあるのは複製品なんです。でも「風神雷神図」が見たくて来ちゃいました。さすが複製品だと、手の届くところに展示してありました(^-^; 写真もOKだったし。あと建仁寺はお庭が綺麗でした。まだ紅葉残ってたし♪ あとトイレも凄く綺麗です!(笑)

建仁寺からまた四条大宮へ戻り、そこから路面電車の嵐山線に乗ります。4年前に嵐山へ行った時以来、今日で2度目だったんですけど、好きですね~この電車。普通に道路を電車が走って行きますからね。ちょっと不思議な感じで楽しいです。車体のデザインも好きなんですよ。東京にも世田谷線という電車があるんですけど、何年か前に車両が一新されちゃって、古い趣のある感じだったのが急に最新鋭の電車みたいになっちゃって、あれは残念でした。まあ東京だから、そうなっちゃうもんなんだろうけど、この嵐山線だけは変わらないで欲しいですね。
太秦で降りて、駅のすぐ前にある広隆寺へ。は~恋い焦がれ続けた弥勒菩薩像にやっと出逢えました!
中学生の時に私は修学旅行のパンフレットの表紙を描いたことがあって、その時に描いた絵がこの弥勒菩薩だったんですよ。それなのに修学旅行では行けなかったという(苦笑)その後も何度も京都には来て、その先の嵐山にも行ってるのに、広隆寺へは何故か行く機会が無かったんですよね。
でも行ってみてわかりました。ここは一人で来るべきところだったんだと。今まで京都はいつも友達と来ていて、一人で京都を歩いたのは今回が初めてだったんです。だから一人になれる時が来るのを待ってたのかなとなんとなく思いました。
弥勒菩薩像は単体で置いてあるのではなく、たくさんの像の中に混ざって置かれているのですが、想像していたよりずっと小さくて、他の像よりも奥まった所にあって、遠かった…。しかもすごく薄暗くて、でも存在感はやはりどの像よりも大きいんです。正直、他の像なんて全く目に入らないというか記憶にないぐらいです。像から感じられるこの空気感を前にも何処かで見たなと思ったんですが、バチカンに行った時に見たミケランジェロ作のピエタ像に雰囲気が似てると思いました。あの時もイタリア人の若い学生風の女の子がピエタの前で一心にお祈りをしていたんだけど、今日もこの弥勒菩薩の前でスーツ姿のサラリーマン風の男性が同じようにお祈りしてたんですよ。宗教は違えど、西洋も東洋も人が祈る心と救ってくれる神の像の姿って変わらないんですね。
ピエタ像も美しかったけど、弥勒菩薩像も本当に美しかったです。これが木像なんて思えないぐらい。出口のところでこの弥勒菩薩を掘った小さなお護りが売ってたんですが、ちょっと高くて買えなかった(^^;ゞ 欲しかったけど…。


さて、再び嵐山線に乗り、嵐山へ。そこから更に足を伸ばしたところにあるのが大覚寺です。この大覚寺には、組!のOPで慎吾の名前が出てくるバックの鬼瓦があります。一体何処にあるのかすぐわかるだろうか~?なんて思って入口に行くと、見上げたそこにありました(笑)お天気にも恵まれ、あのOPと同じように青空を背景に燦然と輝く鬼瓦~!お寺の入口で空に向かってシャッターを切りまくってるのは私ただ一人でした(笑)
写真も撮れて満足満足、さあ帰ろう!なんて野暮なことはしませんでしたよ(^-^; ちゃんと拝観料を払って中にも入りました。ここ大覚寺は不動明王が本尊。不動明王といえば鬼の形相で、その背景にはいつも炎を背負っている荒々しいイメージですが、不動明王は実はお釈迦様の心の中にある鬼の姿を表したものであると言われているとか。またあのいかつい形相は、外面は厳しいが内面は優しく我が子を見つめている父愛の精神だとも。おやおや!?なんか周平君を叱った時の勇さんを思い出しますね~!
大覚寺の鬼瓦が勇さんのイメージとして背景に使われたのは、勇さんが、釈迦が鬼と化した不動明王のイメージだったということなのか! そう思うと流山のラストの表情は、不動明王が元の釈迦の姿に戻ったということか…(T_T) うう…2年も経ってから大覚寺の鬼瓦が使われた意味を知るなんて、感動です。入口は小さいけど、中は凄く広かったです。行って良かった大覚寺♪


最後に、嵐山の渡月橋を渡っていたら見つけたのが新八茶屋(笑)お店に入ってみる時間は無かったんですけど、最後にいいオマケを貰った感じです!
本当に天候に恵まれて良かったなあ。雨女の私が一人で歩いて雨に降られないなんて、勇さんにお祈りしたお陰でしょうか(^-^)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿