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はるかぜちゃんの「ぼく」は日本語の進化? 専門家解説がかなり深い~withnews

2019年02月05日 | 日記

 

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はるかぜちゃんの「ぼく」は日本語の進化? 専門家解説がかなり深い 

一部引用


はるかぜちゃんが「ぼく」を使う理由

「一人称が『ぼく』問題」は、春名さんと平田さんの対談イベントの中で飛び出しました。

100人超のお客さんを前に、春名さんの絵本「いじめているきみへ」と、
平田さんの著書「わかりあえないことから」の内容を中心に語り合うイベントです。

冒頭で春名さんが、「違和感をもつお客さんのために」と、なぜ「ぼく」を使うのか、その理由を説明しました。


春名「『ぼく』という一人称は、小学生のころからずっと使っています。
女性は一人称が『わたし』しかないですよね。一方で男性は『おれ』『ぼく』『わたし』を使い分けます」

たしかに男性は、どの一人称を使っても違和感なく受け止められます。

春名「男性が『わたし』と言う時は、すごくあらたまっていることが多いですよね。
『女性はあらたまった言葉しか使えないのか』と思った時に、『ぼく』という一人称は、
目上の方にも同年代にも失礼なく使える言葉で、ぼくにはちょうど良かったんです。
それから気に入って使っています」

世界の中でも日本語って…

すると、平田さんが「これは難しい問題なんですよ」と口を開きました。

平田「日本語は、世界の主な言語の中で、最もジェンダーギャップが大きい言語と言われています。本当になんとかしないといけない」


平田「僕は大阪大学で医療コミュニケーションを教えています。
いま、検査入院するおじさんたちから『女性の看護師さんに子ども扱いされた』というクレームがよくくるんです。
でもこれ、仕方がないんですよ。女性が男性に何かを命じたり指示したりする時の日本語って、まだ確定していないんです」

 ん? どういうことでしょう?

平田「日本語の二千数百年の歴史の中で、女性が男性になにかを命令したり指示したりすることって、
お母さんが子どもに指示する以外なかった。だから入院したおじさんたちは『子ども扱いされた』と怒るんです」


なんという、目からウロコな視点でしょう。解説は続きます。

平田「今は女性の上司、男性の部下って当たり前ですが、女性が男性に命令する言葉がない。
たとえば『これコピーとっとけよ』と男性の上司が男性の部下に言っても、『ちょっときつい人』くらいの評価です。
でも女性の上司が部下に『これコピーとっとけよ』と言うと、相当きつい人と思われますよね。
これは、明らかに男女差別なんです」

春名「たしかに!」




日本語を変える人は誰?

平田「みなさんは、春名さんが『ぼく』を使うことに違和感があるかもしれないけれど、
これは新しい日本語の生みの苦しみなんです。最終的に女性の一人称として『ぼく』が定着するかはわからない。
けれど、僕の予想では、恐らく格好良い女性の一群が出てきて、日本語を改革するだろうと思っています」

「かつて夏目漱石のような小説家がやったことを、今度は女性のタレントさんとか俳優さんとかが、
ちょうど良い、違和感をもたれない、でも新しい日本語というものをしゃべり始めて変わるんじゃないかと思います」


「○○ちゃんのお父さん」問題

平田さんが、「ジェンダーと言葉」でもう一つ例を紹介してくれました。

平田「いま小学生の先生は、子どもを全員『さん』と呼ぶんです。
『君』『ちゃん』と男女で分けずに。
でも最近気付いたんですけど、お父さんやお母さんのことは、『○○ちゃんのお父さん』
『○○君のお母さん』と呼ぶんです。ほんと、日本語の混乱期です」

 


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