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家族のために 聖書がすすめる12のことⅣ

2019年01月18日 | 日記


家族のために 聖書がすすめる12のことⅣ


良い価値観は,正確なコンパスのように,お子さんが正しい道を進むのを助けます。


7 価値観

どういうことですか

価値観とは,自分の生き方を決める規準のことです。例えば,いつも誠実でありたいと思っていますか。
そうであれば,お子さんにも同じ価値観を伝えることでしょう。

価値観には倫理的な側面もあります。例えば,倫理観がしっかりしている人は勤勉で,
公平で,他の人のことを思いやります。こうした感覚は,若い時のほうが形成されやすいものです。

聖書のアドバイス: 「少年をその行くべき道にしたがって育て上げよ。彼は年老いても,それから離れないであろう」。(箴言 22:6)

「若者を歩むべき道の初めに教育せよ。年老いてもそこからそれることがないであろう」。
(箴言 22:6)


なぜ大切ですか

IT時代に,しっかりした価値観は不可欠です。カレンという母親はこう述べています。
「スマホがあれば,いつでもどこでも良くないものにアクセスできます。子どもたちが,親のすぐ横で下品なものを見ていることだってあり得ます」。

聖書のアドバイス: 「円熟した人々は,自分の知覚力を訓練し,正しいことも悪いことも見分けられるようになる」。(ヘブライ 5:14)

「しかし,固い食物は成人した者たちのためです。彼らは訓練の結果,その機能が活用されて,善悪を識別することができるのです」。
(ヘブライ 5:14)

良いマナーも不可欠です。それには「ありがとう」,「ごめんなさい」といった礼儀作法や,人への気遣いも含まれます。
最近では,生身の人間よりもスマホのほうに気を取られ,簡単な礼儀さえ示せない人が増えています。

聖書のアドバイス: 「あなた方は,自分にして欲しいと思うとおりに,人にも同じようにしなさい」。(ルカ 6:31)

「人にしてもらいたいと思うことを,人にもしなさい」。
(ルカ 6:31)


何ができますか

道徳規準をはっきり伝えます。例えば,結婚前のセックスは間違いだとはっきり教えられた子どもは,そのような行為を避けようとすることが調査で分かっています。

試してみましょう: 最近あった出来事をもとに,価値観について話し合いましょう。例えば,偏見や差別が原因で起きた事件のニュースを見ながら,
「こんなことをする人がいるなんて,怖いよね。どうしてこんな風になっちゃったんだと思う?」と聞いてみましょう。

「何が正しくて,何が間違っているかを知らない子どもが善悪を見分けることはかなり難しいと思います」。ブランドン

良いマナーを教えます。幼くても,「ありがとう」,「ごめんなさい」と言うことや,他の人に思いやりを示すことを学べます。
「子どもたちは自分が何か大きなもの,例えば家族や学校や地域社会の一部だと自覚すればするほど,
自分のためだけでなくみんなのためになる親切な振る舞いが自然にできるようになります」と「国境なき子育て論」(英語)は述べています。


試してみましょう: 家事の一部を任せることで,他の人のために働くことの大切さを学べるようにします。

「今から家事をすることに慣れておけば,一人暮らしが始まっても困ることはないでしょう。きちんとすることがすでに生活の一部になっているからです」。タラ







子どもに見倣ってほしいような歩き方をしていますか。


8 お手本

どういうことですか

お手本を示すには,教えたことを親が行なっている必要があります。例えば,訪問者に会いたくないとき,
「いないと言って」と子どもに頼んでいるようだったら,その子がうそをつくようになったとしても文句は言えません。

「よく『わたしのするとおりにではなく,言うとおりにしなさい』と言われます。でもそれは子どもには通用しません。
子どもはスポンジのように親の言うことやすることをすべて吸収します。言うこととすることが少しでも違うと,そこをついてきます」。デービッド

聖書のアドバイス: 「『盗んではいけない』と宣べ伝えているあなたが,自分では盗むのですか」。(ローマ 2:21)

「どうしてあなたは,人を教える者なのに,自分自身を教えないのですか。 盗むなと教える者なのに,自分は盗むのですか」。
(ローマ 2:21)


なぜ大切ですか

子どもは10代後半になっても,友達より親からの影響を強く受けます。つまり,子どもを正しい方向に導く一番良い立場にいるのは親です。
とはいえ,行ないが伴わないと意味がないのは言うまでもありません。

「同じことを何百回言っても,子どもはちゃんと聞いていないと思えることがあります。でも親の言うこととすることが1度でも違うと,
見逃してくれません。見ていないように思えても,親のすることは全部見ています」。ニコール

聖書のアドバイス: 「上からの知恵は……偽善的でありません」。(ヤコブ 3:17)

「上から出た知恵は,何よりもまず,純真で,更に,温和で,優しく,従順なものです。憐れみと良い実に満ちています。偏見はなく,偽善的でもありません」。
(ヤコブ 3:17)


何ができますか

自分を見つめ直します。あなた自身はどんな番組や映画を見ていますか。家族にどのように接しているでしょうか。
どんなタイプの人と付き合っていますか。ほかの人に思いやりを示しますか。要するに,あなたは子どもが大人になった時になってほしいような大人でしょうか。

「主人とわたしは,自分たちが守れないような規準を子どもに押しつけることはしません」。クリスティーン

間違いを認めて謝ります。子どもは親がパーフェクトではないことを知っています。
何か間違いをしたときに,配偶者や子どもたちに「ごめんなさい」と言うなら,正直さや謙遜さの大切さを教えることができます。

「子どもたちは,親が間違いを認めて謝る姿を見る必要があります。もし親がそうしないなら,子どもたちも失敗を隠すようになるでしょう」。ロビン

「親は子どもに一番大きな影響を与える存在です。中でも,毎日目にする親の手本が一番重要です。
子どもにとって,親の手本は,いつでも見ることのできる教科書のようなものです。それを通して,子どもは学びます」。ウェンデル







しっかりとしたアイデンティティーがあれば,嵐が来ても平気です。

9 アイデンティティー

どういうことですか

アイデンティティーといっても,IDカードのように単に名前や外見のことを言っているのではありません。
価値観や信条,個性も含まれます。それは,内面や外見を含む“あなたらしさ”そのものです。


なぜ大切ですか

しっかりとしたアイデンティティーを持っているなら,周囲の意見に振り回されることなく,自分の信念を貫けます。

「多くの人は,ショップに飾られているマネキンのようです。自分ではなく他の人が選んだ服を着せられているからです」。エイドリアン

「大変な時でも,正しいことを貫けるようになりました。規準を尊重してくれて,一緒にいて自分らしくいられるのが良い友達です」。コートニー

聖書のアドバイス: 「この事物の体制に合わせて形作られるのをやめなさい。むしろ,思いを作り直すことによって自分を変革しなさい」。(ローマ 12:2)

「また,この世の型にはまらず,新しい精神で自らを変容し,何が神のみ心か,善か,お気に召すか,完全か,を見わけうるようになさい」。
(ローマ 12:2)
 

何ができますか

自分の長所,短所,ポリシーを分析して,今の自分を知り,なりたい自分を思い浮かべます。
そのために,まず,以下の質問に答えてみましょう。

長所: 自分にはどんな才能やスキルがあるだろうか。強みはなんだろうか。
(時間や期限を守れる,セルフコントロールができる,勤勉である,心が広い,など。)他の人のためになることを何かしているだろうか。

試してみましょう: 自分には良いところなんて何にもない,と思いますか。
自分の長所はどこか,親や信頼できる友人に聞いてみましょう。同時に理由も聞きましょう。

聖書のアドバイス: 「各人は自分の業がどんなものかを吟味すべきです。そうすれば,他の人と比べてではなく,ただ自分自身に関して歓喜する理由を持つことになるでしょう」。(ガラテア 6:4)

「そこで各自に,自分の働きを吟味させなさい。そうすれば,自分だけには誇ることができても,他の人には誇れなくなるでしょう」。
(ガラテア 6:4)

短所: 自分のどの部分がまだまだだと思いますか。どういうときに,誘惑に負けてしまいがちですか。もっと自分をコントロールしなければならないところはありますか。

聖書のアドバイス: 「『自分には罪がない』と述べるなら,わたしたちは自分を惑わしているのです」。(ヨハネ第一 1:8)

「自分に罪がないと言うなら、自らを欺いており、真理はわたしたちの内にありません」。
(ヨハネ第一 1:8)

ポリシー: 自分はどんな信念を持って行動しているのか。なぜ,そうしているのか。自分は神様の存在を信じているか。
どんな証拠からそれを確信したのか。どんな行動は正しくないと思うか。なぜそう思うのか。将来はどうなると信じているか。

聖書のアドバイス: 「思考力があなたを守り,識別力があなたを保護するであろう」。(箴言 2:11)

「慎重さがあなたを保ち、英知が守ってくれるので」
(箴言 2:11)





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