2015-11-08 再掲
「現実の問題: のしかかる重荷」
子どもたちを世話する必要があります。今すぐにです。会社の仕事もあります。夫も呼んでいます。
このすべてを,病気の親の世話をしながら行なうのです。こんな人生を望んでいたわけではなく,毎日へとへとです。
こう考えます。「どうしたらいいの。何でわたしばかり!」 すべての要求に応じることは,あなたのためにも
みんなのためにもならないかもしれません。どうすれば心穏やかな生活を取り戻せるでしょうか。
「聖書中の手本: モーセ」
モーセは,当時のイスラエルで唯一の裁き人として,自分は必要なことを行なっているにすぎない,と思っていたかもしれません。しかし,しゅうとからこう言われます。
「あなたのやり方は良くない。あなた自身も、あなたを訪ねて来る民も,きっと疲れ果ててしまうだろう。このやり方ではあなたの荷が重すぎて,一人では負いきれないからだ」。
そして,有能な男子たちに裁き人としての仕事の大半を委ねて,難しい問題だけを持って来させるように,と提案されます。そのようにするなら,
「あなたがこのやり方を実行し,神があなたに命令を与えてくださるならば,あなたは任に堪えることができ,この民も皆,安心して自分の所へ帰ることができよう」。
と言われます。
(出エジプト記 18:17‐23)
「デリーナの場合」
最初の記事で述べたように,デリーナはジストニアという神経筋障害にかかっています。
また障害のある兄たち3人の世話もしています。こう言います。
「その日その日を精一杯生きることや,するべきことを先延ばしにしないことがストレスを減らすのに役立ったと思います。自分の状況を隠さないようにしたので,
主人や他の人たちからの援助を得られるようになりました。また,毎朝少しの時間しているガーデニングからも大きな満足感が得られています」。
「何事にも定まった時期があり」。
(伝道の書・コヘレトの言葉3:1)
「何事にも定められた時がある」。
(伝道の書・コヘレトの言葉3:1)
【あなたにできること】
のしかかる重荷に翻弄されているなら,以下のことを試してみてください。
● だれかの助けが得られないかどうか,考えてみましょう。例えば,家にいる子どもたちに手伝ってもらえないでしょうか。近くに住んでいて,
援助してくれそうな家族や友人がいるでしょうか。
● 自分が何を必要としているかを知らせましょう。例えば,仕事の荷が重すぎるなら,そのことを上司に話しましょう。
もちろん,辞表をちらつかせるということではありません。自分がどんな問題を抱えているかを知らせるのです。上司はあなたの仕事量を喜んで調整
してくれるかもしれません。
● 1週間にするべきことがどれだけあるかを書き出してみましょう。他の人に委ねられるものはないでしょうか。
● パーティーなどに招かれても,すべてに参加しなければならないわけではありません。時間や体力がないために出席できないなら,丁寧に断わりましょう。
【すべてをしようとすると,やがて何一つできなくなります】