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大炎上“バニラエア車椅子事件”の大いなる誤解ありえない搭乗拒否はなぜ起きた?
https://goo.gl/UH6uVU
一部引用
ただ、木島さんのブログを読むと、メディアから伝わるニュアンスと若干異なるのですよ、これが……。
日本ALS協会副会長の岡部宏生さんの言葉を借りるなら
「(障害者が生きていくには)その人なりのサポートの選択ができることが大事だと考えます。そして、障害者自身も、その能力に合わせた努力が必要です」
ってこと。
私は、合理的配慮はまさしくこういうことだと考えている。
現場の人が「事前に聞いていると助かる!」ことを、ユーザー側も積極的に提供する。一方通行ではなく、双方向で配慮する努力も必要なのだ。
乗客も「合理的な配慮」は行うべき
今から14年前の2003年7月30日。
大阪に住む男性が、「事前連絡を怠った故に搭乗拒否される」という事件があった。
男性は、脳性まひで歩くことができず車椅子を利用。タイに旅行するために、関空発、バンコク行き(シンガポール航空)を予約した。
ところが「車椅子利用者であること、言語障害があること、単独利用であること」を伝えなかった。
で、当日。航空会社側は搭乗を拒否。「言語障害があり意志疎通がスムーズにできない」「上肢および下肢に障害があること」が理由だった。
その後、男性は航空会社に対し慰謝料を請求する裁判を起こし、一審、二審ともに敗訴。
「事前連絡がない状況では、航空会社が安全上の配慮を充分に行えない」というのが、判決の理由だった。
「公共の交通機関である航空会社は、身体障害者に対し身体の状況を事前告知を要求することはできない。
しかしながら、事前に知ることができれば、必要とされる介助や緊急時の援助体勢を検討することは十分に可能。
判例の解説には「本判決は原告の請求を棄却したが、事前に連絡すれば、単独搭乗の拒否に根拠はないとした判断に意義がある」
つまり、車椅子に限らずなんらかの手助けが必要な方の、「自由な飛行機を利用」には事前連絡は“重要”であり、事前にコミュニケーションさえ取れれば、
必要な道具もスタッフもスキルも“現場”で用意できる。まさしく現場の力を最大限に生かすことが可能だ。