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どうすれば自分の霊的な必要を満たせますか・・・聖書

2017年04月15日 | 日記

 

【どうすれば自分の霊的な必要を満たせますか】
霊的=霊・精神に関するさま。けがれがなく、神聖で清らかなさま。


人間には,霊的なものがどうしても必要です。食べ物が必要なのと同じです。
命を支える食物は多種多様であり,その中から適当な物を選ぶことができます。

霊的なものの場合もそうでしょうか。教養を高めることであれ宗教を実践することであれ,霊的な必要を満たすとされる方法はたくさんあります。

霊的なことを行ないさえすれば,何を信じようがどんな宗教に加わろうが構わない,と考える人は少なくありません。
あなたもそう思われますか。霊的な必要をどのように満たすかは重要なことでしょうか。聖書は何と述べていますか。



【真の霊性とは】


聖書の創世記 1章27節は,人間に霊的な素質が備わっている理由を明らかにし,こう述べています。
神は人をご自分の像に創造してゆき,神の像にこれを創造された。男性と女性にこれを創造された」。
神は霊者なので,これは,人間の外見が神に似ているという意味ではありません。
人間には神と共通の特質】があるという意味です。

創造者と同じように最初の人間アダムは,無私の愛,親切,同情心,公正,自制心といった特質を重んじ,表わすことができました。
アダムは,内なる道徳感覚である良心も授けられていたので,神の律法に沿って自由意志を行使することができました。
こうした点でアダムは動物とは異なっており,創造者のご意志を行なう独特の能力を持っていました。
「さらに,神は彼らを祝福し,神は彼らに言われた,「子を生んで多くなり,地に満ちて,それを従わせよ。そして,海の魚と天の飛ぶ生き物と地の上を動くあらゆる生き物を服従させよ」。
(創世記 1:28)
律法を持たない異邦人が,律法にある事柄を1天性のまま行なうときには,彼らが律法を持たなくても,その人自身が自分の律法なのです」。
(ローマ 2:14)

聖書は,人間の霊性に不可欠な一つの要素を挙げています。
コリント第一 2章12‐15節によると,霊的な人とは神からの霊を受ける人です。
この霊とは神の活動力であり,その霊が働いて初めて,人は霊的な事柄を知ることができます。
霊的な観点で物事を調べ,理解することができるようになるのです。
一方,神の霊を受けていない人は物質の人と呼ばれており,霊的な事柄を愚かなこととみなします。
そのため,人間の知恵が明らかにする事柄だけに基づいて物事を判断します。
 ですから,人間は神の像に造られていて霊的な素質を持っているとはいえ,真の霊性は,自己認識や人間の知恵や個人的な努力によって育まれるものではありません。
神の聖霊の感化を受ける必要があるのです。神の霊による感化を拒んで自分の欲望や不敬虔な事柄を追い求める人々は霊性を備えていない,と書かれています。
そうした人々は肉的な欲求や性向に駆り立てられています。
しかし,物質の人は神の霊の事柄を受け入れません。それはその人には愚かなことだからです。また彼はそれを知ることができません。それは霊的に調べるべき事柄だからです」。
(コリント第一 2:14)
彼らはあなた方にいいました,「終わりの時に嘲けるものらが現われて,おのが不敬虔な欲のままに歩むでしょう」と。
彼らは分離者,肉の者,霊を持たぬ者です
」』。
(ユダ 18,19)


【必要を満たす】


霊的な必要を本当に満たすための第一歩は,エホバが創造者であることを認め,自分の存在が神に依存していることを自覚することです。
神(ヤハウェ,エホバ),わたしたちの神よ,あなたは栄光と誉れと力を受けるにふさわしい方です。あなたはすべてのものを創造し,あなたのご意志によってすべてのものは存在し,創造されたからです」。
(啓示・黙示録4:11)
そうするとき,神のご意志を行なわなければ人生は無意味である,ということに気づきます。
わたしたちではなく,主(神)よ,わたしたちではなく,あなたの御名こそ,栄え輝きますように。あなたの慈しみとまことによって」。
(詩編 115:1)
人生の目的は霊的な必要の一面であり,食物と同じほど不可欠で,神のご意志を行なうときに見いだせます。
だからこそ,霊性の高い人として知られるイエスは,『わたしの食物とは,わたしを遣わした方のご意志を行なうことです』と言ったのです。
イエスは彼らに言われた,「わたしの食物とは,わたしを遣わした方のご意志を行ない,そのみ業をなし終えることです」』。
(ヨハネ 4:34)

イエスは,神のご意志を行なうことによって元気づけられ,さわやかさと満足感を味わいました」。

わたしたちは神の像に造られているので,真の霊的な満足を得るには神に倣った人格を培うことも必要です。
新しい人格を身に着けなさい。それは,正確な知識により,またそれを創造した方の像にしたがって新たにされてゆくのです」。
(コロサイ 3:10)
そうするなら,自分の品位を落とす行ないや他の人との関係を損なう行ないを避けられます。
神のご意志にそいつつ真の義と忠節のうちに創造された新しい人格を着けるべきことでした。それゆえ,あなた方は偽りを捨て去ったのですから,おのおの隣人に対して真実を語りなさい。
わたしたちは肢体として互いのものだからです。憤っても,罪を犯してはなりません。あなた方が怒り立ったまま日が沈むことのないようにしなさい。悪魔にすきを与えてもなりません。
盗む者はもう盗んではなりません。むしろ,骨折って働き,自分の手で良い業を行ない,窮乏している人に分け与えることができるようにしなさい。
腐ったことばをあなた方の口から出さないようにしなさい。むしろ,必要に応じ,どんなことにせよ築き上げるのに良いことばを出して,聞く人たちに恵みとなるようにしなさい。
また,神の聖霊を悲しませることのないようにしなさい。贖いによる釈放の日のために,あなた方はそれをもって証印を押されたのです。
すべて悪意のある苦々しさ,怒り,憤り,わめき,ののしりのことばを,あらゆる悪と共にあなた方から除き去りなさい。そして,互いに親切にし,優しい同情心を示し,神がキリストによって惜しみなく許してくださったように,あなた方も互いに惜しみなく許し合いなさい
」。
(エフェソス・エペソ 4:24~32)
神(ヤハウェ,エホバ)の規準に従って生きようとするなら,生活は向上し,真の安らぎが得られます。良心に責めさいなまれることがないからです。
「彼らこそ,律法の内容がその心に書かれていることを証明する者であり,その良心が彼らと共に証しをし,自らの考えの間で,あるいはとがめられ,あるいは釈明されさえしているのです」。
(ローマ 2:15)

イエスは,霊的な必要を満たすことに関するもう一つの基本的な真理を説明し,こう言いました。
人は,パンだけによらず,神(ヤハウェ,エホバ)の口から出るすべてのことばによって生きなければならない」。
(マタイ 4:4)
わたしたちは自分の霊性にいつも注意を向けなければなりません。
神(ヤハウェ,エホバ)は聖書を通して,人生についての疑問 ― すべての人に共通の疑問 ― の答えを与えてくださっています。
聖書はすべて,神の霊感によるもので,教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有益です。
それは,神の人が,すべての良い働きのためにふさわしい十分に整えられた者となるためです
」。
(テモテ第二 3:16,17)


【真の幸福の源】

人は,ジャンクフードで空腹を和らげることがあります。

同様に,霊的な必要を満たしてくれそうな活動や哲学で“お腹を満たす”こともできます。

とはいえ,貧弱な食事を取っている人が栄養不良や病気や死に至るのと同じように,霊的な必要を正しく満たさない人はいずれ害を受けます。

しかし,神との絆を育み,神のご意志を行なおうと努め,神の導きに従うとき,次の聖書の言葉が真実であることを実感できるでしょう。

自分の霊的な必要を自覚している人たちは幸いです」。
(マタイ 5:3)