忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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ジブリの旧作が5億を突破でも、新作不振の続く映画業界の憂鬱

2020年07月16日 | 瓦版


▼コロナ救済企画多数掲載「CAMPFIRE」が期間限定でサービス手数料&決済手数料を無料に


★CAMPFIRE 新型コロナウィルス サポートプログラム

新型コロナウィルスの収束が依然として不透明な現在、
クラウドファンディングで多くのプロジェクトを後押ししてきた「CAMPFIRE」が
事業継続や活動支援に限定し、期間限定でサービス手数料&決済手数料を
無料にするサポートプログラムを提供中。
7月1日から既に開始されており、終了は現在のところ未定。
7月16日時点での参加プロジェクトは2,847件、集まった支援者は589,266人、
プロジェクトに賛同して集まった支援額の合計は67.4億円に上っている。
外食もアートも芸能も、多くの業界が瀕死のダメージを受けている状況で
手数料無料を打ち出したCAMPFIREの勇気と、そこに集まった67億もの支援金に希望を感じる。
ひとつでも多くの企画が目標額を達成できますように。



▼Kindleセールまとめ

07月16日まで■Kidnle:芳文社70周年記念キャンペーン 1200点以上が77円均一
07月16日まで■Kidnle:【夏☆電書2020】赤川次郎、内田康夫、西村京太郎、森村誠一 フェア
07月16日まで■Kidnle:【夏☆電書2020】京極夏彦フェア
07月16日まで■Kidnle:「魔王学院の不適合者」&「ソードアート・オンライン」フェア
07月23日まで■Kidnle:【最大50%OFF】高額書籍キャンペーン
07月23日まで■Kidnle:【夏☆電書2020】講談社のおもしろくて、ためになる本
07月23日まで■Kidnle:デジタル版 ヤングガンガン バックナンバー100円均一セール
07月31日まで■Kidnle:海堂尊 新刊発売記念フェア
配信中■Kindle:Kindle月替わりセール 2020年7月限りの特別価格

1,200冊以上が77円均一で販売されていた芳文社キャンペーンなど
いくつかのセールが本日までで終了。



▼今週発売の新作ダイジェスト

<Amazon>
07月15日発売■CD+Blu-ray:シングルコレクション+ アチコチ 初回限定盤 / 坂本真綾
07月16日発売■書籍:坂本真綾 In MUSIC MAGAZINE
07月16日発売■PS4:Ghost of Tsushima デジタル ミニサウンドトラック付き
07月17日発売■NSw:ペーパーマリオ オリガミキング
07月17日配信■NSw:ペーパーマリオ オリガミキング DL版
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▼ジブリの旧作が5億を突破でも、新作不振の続く映画業界の憂鬱



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東宝の企画したスタジオジブリの旧作上映が好調だ。
6月26日より公開された4作品のうち、「千と千尋の神隠し」が4億9369万4600円、
「もののけ姫」が4億7389万3050円を稼ぎ出し、5億突破目前のヒットになっている。
(以下も含め、全て2020年7月12日までのデータ)
「風の谷のナウシカ」だけ正確な数字がわからなかったのだが、
ランキングでは先の2作に続いて3週連続で3位をキープしていることから
4億台で推移しているのはほぼ間違いあるまい。
座席は間引き販売とはいえ、依然として週末になるとほぼ全ての回が完売する盛況ぶりで、
1作だけ引き離されている「ゲド戦記」ですら、先週末の興収ランキングで9位。
興収は7814万7600円と1億突破も見えてきた。
時代を超えて愛されるジブリ作品の普遍性ゆえの好調であることは論を俟たないが
映画業界としてはそうそう笑ってもいられない。

新型コロナウィルスによる休館が明けてから公開された
主な話題作の興行収入は以下の通り。

「ドクター・ドリトル」4億9000万円(24日間)
「ランボー ラスト・ブラッド」3億7000万円(17日間)
「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」2億8000万円(31日間)
「水曜日が消えた」1億8000万円(24日間)
「ソニック・ザ・ムービー」1億4000万円(17日間)
「MOTHER マザー」1億2000万円(10日間)
「エジソンズ・ゲーム」7300万円(24日間)
「私がモテてどうすんだ」6500万円(3日間)
「透明人間」4600万円(3日間)
「WAVES/ウェイブス」2200万円(3日間)

トップの「ドクタードリトル」でもジブリの旧作と肩を並べるのが精一杯で、
2位の「ランボー」で既に3億後半、「若草物語」で2億台に落ち、
4位の「水曜日が消えた」で1億後半となっている。
東宝は営業再開後はシネマズデーやauマンディの対象日を増やして
ほぼ毎日1,200円で鑑賞できるようなスケジュールを組んでいるにも関わらず
混雑しているのはジブリの旧作上映ばかりで新作はどれも厳しい。
公開前は音楽ファンからかなり注目を集めていた「WAVES」ですら
貸切上映だったとの報告がSNSで上がっていたり、依然として映画館に客は戻ってきていない。
今月末公開の長澤まさみ主演「コンフィデンスマンJP プリンセス編」は
前作も大ヒットした勢いのあるシリーズなので、ここがどのような数字をあげるかによって
今後の話題作のスケジュールもまた変わってくるのではないか。
潮目を変えられないようであれば、年内一杯は厳しいかもしれない。

東宝の2020年3月〜5月期の連結決算は、純利益2億円(昨対98%減)、
松竹は純損益43億円(昨年は純利益3億)と
最大手の東宝ですらほぼ息の根が止まっている状態で
全ての新作を合算しても、90億を稼ぎ出した「劇場版 名探偵コナン」には遠く及ばない。
ジブリの好調を受けて、全国の映画館では旧作のアニメをリバイバル上映する動きが
加速しており、今後も新作不足の穴埋め要員としてアニメが重宝されそうだ。

その昔、辛口で知られる名コラムニストのナンシー関が
「思い出の反芻は目減りの少ない娯楽である」と書いたことがあった。
面白いか面白くないか、リスクを冒してまでチャレンジするぐらいなら
面白いとわかっているものをもう一度見るほうが
リスクも少なくて安心だという論旨だったように記憶している。
ここ最近のテレビドラマも、撮影が再開されてようやく放送が開始された新ドラマより
往年の大ヒットドラマの再放送の方が数字が上回るケースが相次いでいる。

再放送された主な人気ドラマの初回から3話までの視聴率は以下の通り。

JIN -仁-(11.6% / 11.1% / 10.0%)
野ブタ。をプロデュース(11.0% / 10.9% / 8.4%)
逃げるは恥だが役に立つ(11.0% / 10.0% / 10.3%)
やまとなでしこ(9.7% / 10.9%)
99.9 刑事専門弁護士(12.6%)
ごくせん(12.7%)

今クール放送中の新ドラマの初回から3話までの視聴率は以下の通り。

BG ~身辺警護人~(17.0% / 14.8% / 14.4%)
ハケンの品格 (14.2% / 11.9% / 11.9%)
私の家政夫ナギサさん(14.2%)
探偵・由利麟太郎(9.6% / 6.3% / 6.6%)
未満警察 ~ミッドナイトランナー~(11.2% / 9.0% / 8.4%)
MIU404(13.1% / 11.5% / 10.6%)
美食探偵 明智五郎(10.0% / 8.6% / 8.5%)
M ~愛すべき人がいて~(5.6% / 5.4% / 4.4%)

鳴り物入りだったジャニーズ共演の「未満警察」が
同じ枠の「野ブタ」の再放送を下回る水準で推移しているのを筆頭に
旧作の再放送に比べて明らかに上回っているものは見当たらない。
強いて言えば木村拓哉主演の「BG」ぐらいだろうか。
クオリティで言えば「アンナチュラル」のスタッフが手がける
「MIU404」がダントツに面白いのだが、残念ながら数字が付いてきていない。

テレビで放送された映画の視聴率でも「天使にラブソングを」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が
高視聴率を叩き出すなど、世の中は「目減りの少ない娯楽」に流れている。
私自身も、劇場で予告編を見て次に見る作品を覚えておくという鑑賞スタイルが
コロナ以降完全に途切れてしまい、復帰できないまま今に至る。
「透明人間」「WAVES」「カセットテープ・ダイヤリーズ」あたりは
コロナが無ければ初日の朝一で劇場に駆け込んでいたほどの期待作だった。
もともとサイドで使っていたNetflixやAmazonプライムが
補完以上の価値を持ったコンテンツを強化している時期とも重なって、
以前のように年間100本を劇場で見る生活に戻るかは正直わからなくなってしまった。
5月に実施されたアンケートでは、劇場復帰は夏頃と回答する方が多かった
今の感染状況では東京・大阪はまだしばらく控えるという方も多いだろう。
私のようなヘビーユーザーですらこのような状況なのだから
業界の本格的な復調まではまだかなりの時間がかかりそうだ。



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