あっけらかん日記

とりあえず設置してみました。カテゴリ別にブログを整理しなおそうと思っています。

浴衣制作日記/その3:印付け・袖・背縫い

2005-06-18 23:24:19 | 浴衣制作日記
今日は土曜日で一日家にいたので、浴衣制作がはかどった。

まずは、昨日の続きで、印付けなのであります。
表を内側にして重ねて、へらでグリグリと印を付けるのであります。
これが、「その2」でも書いた通り、表も裏もよくわからないので、
随分と頭を悩ませてくれたのであります。

また、本にはセンチで書いてあるのを、尺やら寸やらに換算して
やってたんだけど、だんだん面倒になってきて、しょうがないから
最後には、裾の部分の縫い代だけ、センチで計ってしまいました。

やっぱり和裁である以上、鯨尺を使ってやりたいのがこだわりなのであります。
センチだと中途半端な長さも、鯨尺で計るとぴったんこ♪
きりの良い数値となり、目から鱗にも似た気持ちの良さを感じちゃったりします。

洋裁の時も、縫える状態にするまでで、全作業工程の半分だな~っていつも思うんだけど、
浴衣も同じだねー。ここまで来るのに、結構大変でした。


印付けが終わると、いよいよ運針なのであります。
まずはから制作していきます。

それで、途中までもくもくと縫っていた所、ふっと気が付いた。
これ、表と裏が逆じゃん!
や、本染めには表も裏もないんですけど、柄合わせしたので、
柄の都合上、表も裏もあるんです。

印を付ける時は、確かに表を内側にして印を付けたのに、
その前の段階で、柄合わせの時に気が付かないで、表裏逆に柄合わせ
してしまった事を発見。

裏側にして柄合わせしたんなら、ちゃんと自覚しておけよー・怒

と、自分に腹を立てながら、縫った糸を取って作り直したのであります。

さて、今回は元禄袖で制作しているのですが、
元禄袖は、袖がまる~く出来ていて、通常の袖よりも手間が掛かるそうです。
確かに手間は掛かりましたが、それなりにこだわりのある袖が出来ました♪

#写真参照:一尺二寸(通常は一尺三寸)の元禄袖。定規は鯨尺。


袖が出来たら次は背縫いであります。

これは、自称「運針の山場!」と思っている所で、
裾から、衿迄の長い直線区間を縫っていくんであります。

これが、無心になれて、なかなか気分が良い。
サーキュラースカートの裾上げにも似た感覚を感じちゃったりします。

本には、長い部分をミシンで縫うと縫い目が吊れるので、
目を広くとって縫いましょう。とあるんだけど、
せっかく和裁なのに、ミシンでやる事もないし、
運針が楽しみで作ってるんだから、やっぱり手縫いなんであります。

そして、今日の作業は終了。

明日は、脇を縫う予定。