ここのところ、高齢のワンちゃんのトリミングが続いていました
そういえば、ブログを書き始めてからあんまりトリミングのお話を書いていない事に気づきました・・・
ワンコと暮らす上で、いつかは迎える「愛犬の老化 」考えたくない事だけれど、やっぱり飼い主として覚悟しておかねばならないところです
今までとっても元気だったのに、何だか急に元気が無くなったり、痩せてきたり(真逆で太ってきたり)、若い時は我慢出来ていた事が我慢出来なくなったり・・・
トリミングで言うと、若い時にとっても良い子で我慢していた子の方が高齢になるにつれ我慢が出来なくなってしまうケースが多いように感じます。
トリミング時に感じるワンコの老化は・・・
・いつも我慢していた事がだんだん出来なくなる
・若い時から苦手だったことを自分の体力を考えずに必死でていこうしてしまう(無駄な体の浪費)
・足腰が弱り、カット中に立っている事が出来なくなってくる(疲れてしまう)
・視力低下や歯周病の悪化で口回りを触られると痛みがあるので、口回りを触ろうとすると嫌がるようになる
・日頃の飼い主さんのお手入れで(目ヤニを取る、口回りを拭くなど)痛みを感じる事が多いと、その行為を避ける為に攻撃するようになる
・じっとしている事が出来ずにヨロヨロながら、常に動き回る
こんな感じでしょうか
まだ、じっとして動けない状態の方が私個人としてはやりやすいです
でも、たいていのワンちゃんがハサミ などお構いなしに「嫌っ 」って感じることに、体力の限界を考えることなく抵抗してきます
その際、心臓の弱い子なんかは咳が止まらなくなってきます
それでも、作業は続けなければならない時(濡れた体は乾かさなければなりません )もあるわけで、そうするとワンコは休憩しながらも観念する事無く常に動き回り、余計な体力を消耗してしまうという悪循環に陥るわけです
こういう理由から、トリミングショップでは高齢犬はお断りされることも少なくないと思います
私は出来る限り最期までお世話させて頂きたいと考えますが、その際飼い主さんへのお願いしなければならない事も出て来ます
どうしても、トリミングご希望の場合には飼い主さんの付き添いをお願いしています。万が一、トリミング後に体調不良があった時に「トリミングの時に何かあったのでは 」と飼い主さんに不信感を抱かせる事が嫌だからです
それと、作業時間の短縮の為(作業時間は短い方が良い に決まっています)その時の被毛の状態、体格の状態から仕上がりの感じを決めさせて頂きます
既に、何件かの飼い主さんには同行をお願いしています。
うちのお店では当たり前の事ですが、他のお店でも同じことが行われているか というと微妙な所だと思います。
いつかは愛犬も高齢になります
お店の考え方をご理解頂けると嬉しく思います
よろしくお願いいたします
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます