大東亜会議の真実 アジアの解放と独立を目指して/深田祐介/PHP新書/2004
大東亜戦争開戦後、旗色悪くなった時期に、戦争に突入した正当性を内外に表明する目的で開催された「大東亜会議」に参加したアジア諸国代表者と東條内閣の係わりを解説した歴史書。
深田祐介は、異文化交流ものの本を得意とする人で、歴史ものの本としては唯一の書である。
物書きとしての基本ができている方であるようで、優れた歴史書として評価される内容となっている。
興味深いことは、東條英機など日本の指導層と植民地支配下で独立運動を進めたアジアの指導者の政治家としての器の比較など、日本人にとって多少都合が悪いことが書かれている点などが含まれており、その点において中立的立場を一環して貫いていることである。
しかし、その一方、欧米列強が植民地支配時代、どれほど悪辣な支配だったか、その手口も
しっかり書いてある。
日本が大東亜戦争で悪いことをしたと日本人のふりをして、侵略戦争への謝罪と反省を主張する、共産党や左翼政治家(在日帰化)から見れば、議論の題材とされれば相当都合悪い本であるという見方ができる。
また、参考文献については、多数紹介があり、この時代の状況について、研究しようとする方にとって参考となる情報満載である。
名著「大東亜戦争への道」を読まれた方が、次に読むべき本として私はおすすめしたい。
本著は、紙媒体では絶版扱いだが、電子本として購入可能である。
大東亜戦争開戦後、旗色悪くなった時期に、戦争に突入した正当性を内外に表明する目的で開催された「大東亜会議」に参加したアジア諸国代表者と東條内閣の係わりを解説した歴史書。
深田祐介は、異文化交流ものの本を得意とする人で、歴史ものの本としては唯一の書である。
物書きとしての基本ができている方であるようで、優れた歴史書として評価される内容となっている。
興味深いことは、東條英機など日本の指導層と植民地支配下で独立運動を進めたアジアの指導者の政治家としての器の比較など、日本人にとって多少都合が悪いことが書かれている点などが含まれており、その点において中立的立場を一環して貫いていることである。
しかし、その一方、欧米列強が植民地支配時代、どれほど悪辣な支配だったか、その手口も
しっかり書いてある。
日本が大東亜戦争で悪いことをしたと日本人のふりをして、侵略戦争への謝罪と反省を主張する、共産党や左翼政治家(在日帰化)から見れば、議論の題材とされれば相当都合悪い本であるという見方ができる。
また、参考文献については、多数紹介があり、この時代の状況について、研究しようとする方にとって参考となる情報満載である。
名著「大東亜戦争への道」を読まれた方が、次に読むべき本として私はおすすめしたい。
本著は、紙媒体では絶版扱いだが、電子本として購入可能である。
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