トカラ列島最北端の口之島から、12日うねりの残る海を
約3時間かけて無人島・臥蛇島へ向かい上陸しました。
以前は人が住んでいて集落もあった跡地などを通って、
大岩の上で繁殖している海鳥などを調査しました。
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まだうねりが残った荒れた海を約3時間かけて瀬渡し船で
行くと、だんだんと臥蛇島が近づいてきました。
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臥蛇島は以前は有人島で集落があったため、少し壊れては
いるもののコンクリートのはしけが残されていて上陸は比較
的スムーズにできました。
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はしけから断崖をジグザグに登って来た小高い丘に集落の
跡がありました。水がめや瓶類などが転がっていて、当時
使っていたと思われる山へむかうコンクリート製の通路など
も残されていました。
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ここが臥蛇島の北側にある切り立った木場立神(きばたてがみ)
と呼ばれる岩場。臥蛇島からも渡ることができず、海鳥にとっては
逆に安全な場所と言えるかもしれません。
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木場立神で営巣しているカツオドリ。右上の白い綿羽の鳥が
カツオドリのヒナです。親とは随分違う色合いです。
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少数ですが繁殖していると思われるアカアシカツオドリ。
名のとおり、足が赤いことが判ります。
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トカラ列島で唯一生息しているシカの角の骨です。じっくり
探すといくつか見つかりました。本物も一瞬現れたのですが、
ガサガサと逃げていく音だけが残り、見逃してしまいました。
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植物も面白かったのですが、このハマトラノオと思われる
植物は奄美とも共通種で、少しうれしくなりました。
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これは臥蛇島の東側にある無人島・小臥蛇島(こがじゃじま)。
今回ここへも上陸するためカヌーや断崖を登るためのロープ
なども準備してきたのですが、波が強すぎてやむなく断念しま
した。いつの日か、ぜひ上陸したいと思っています。
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