奄美自然観察記

高のフィールドより

変わった形の花 シコウラン

2007-07-29 18:57:13 | 植物




花弁の一部が細長く伸びた、変わった形の花を咲かせるシコウラン。
盗掘などでかなり数が少なく、やっと出会うことができました。和名は
漢字で「指甲蘭」と書き、花の色が指甲(爪)の色と似ているところか
ら名づけられています。奄美大島と徳之島に分布、絶滅危惧ⅠB類。

【島口バージョン】(キシゆむた)
花びらぬちいちやむる長っさぬでぃ、しゅうだかんだっかぬ花ぬ咲きゅ
んシコウラン。盗まったりしいころいきらっさなとぅてぃ、やっとかしにゅ
んくぅとぅぬでけりょうたっと。和名や漢字とぅ「指甲蘭」ち書しぃ、花ぬ
色ぬ指甲(つむぃ)ぬ色とぅ似しゅんくとぅら名ぬちきらとぅんちゅか。わ
きゃ島とぅ徳之島なんてぃありょっと、絶滅危惧ⅠB類。
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4 コメント

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ついに (ひう)
2007-07-29 21:51:27
シコウランを見ることができたのですね。おめでとうございます。私も見てみたい花の一つです
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感激しました ()
2007-07-30 08:53:12
どうも、ありがとうございます。あの面白い形の花を見たかったので感激しました。あれだけ長い花弁に、どのような進化の歴史や受粉の戦略が隠されているのか知りたいものです。
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Unknown (ooolala)
2007-07-30 16:56:53
見ることが出来たなんて 本当にすごいですよね。匂いはあまり無いと聞きましたが どうなんでしょう。この前 お尋ねした アダンの下に咲くラン のこと判明しました。フウランでした。岸壁に咲いてるのを写真でしか見た事ない私は 少し驚きましたが 教えてくれた60代の女性の方の話によれば 昔はよく見かけたけど 今は名瀬の海岸では 一箇所でしか見られないんだとか。確かに最近は野生よりも 人の庭とか しまいには ビッグⅡとかの園芸コーナーで見る方が多いですよね。ナゴランもそうですね。店で堂々と売ってる 貴重なランってバイオかなんかで 増やしたものなんでしょうか。矛盾を感じます。  
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自然の中にあってこそ ()
2007-07-30 17:50:54
フウランだったんですね。最近は山の中でもほとんど見かけなくなってきました。昔はアダンが多くあって、なかは適度の湿度が保たれていたんでしょうね。一度、アダンに着生しているフウランみたいです。

いまは、シコウランやクスクスランなどのような希少種もお店やネットなどで販売されているようですね。言うまでもないことですが、やっぱり人の庭で見るより、自然の中にあってこそ美しく、価値がありますよね。人が育てた植物が、森などに放たれていくと外来種としての問題が生じてきますし、交雑種ができ始めると問題も複雑化していきます。マングースやネコなどと同様に、植物の外来種も野外に持ち出さないよう取り組みを強化していく必要がありますね。もちろん私も、いろいろな機会をとらえて、話していきたいと思います。
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