花弁の一部が細長く伸びた、変わった形の花を咲かせるシコウラン。
盗掘などでかなり数が少なく、やっと出会うことができました。和名は
漢字で「指甲蘭」と書き、花の色が指甲(爪)の色と似ているところか
ら名づけられています。奄美大島と徳之島に分布、絶滅危惧ⅠB類。
【島口バージョン】(キシゆむた)
花びらぬちいちやむる長っさぬでぃ、しゅうだかんだっかぬ花ぬ咲きゅ
んシコウラン。盗まったりしいころいきらっさなとぅてぃ、やっとかしにゅ
んくぅとぅぬでけりょうたっと。和名や漢字とぅ「指甲蘭」ち書しぃ、花ぬ
色ぬ指甲(つむぃ)ぬ色とぅ似しゅんくとぅら名ぬちきらとぅんちゅか。わ
きゃ島とぅ徳之島なんてぃありょっと、絶滅危惧ⅠB類。
いまは、シコウランやクスクスランなどのような希少種もお店やネットなどで販売されているようですね。言うまでもないことですが、やっぱり人の庭で見るより、自然の中にあってこそ美しく、価値がありますよね。人が育てた植物が、森などに放たれていくと外来種としての問題が生じてきますし、交雑種ができ始めると問題も複雑化していきます。マングースやネコなどと同様に、植物の外来種も野外に持ち出さないよう取り組みを強化していく必要がありますね。もちろん私も、いろいろな機会をとらえて、話していきたいと思います。