奄美自然観察記

高のフィールドより

ブータンの旅―3 パロ周辺の自然と人々 

2017-07-19 23:10:18 | 鳥類




パロゾン近くで食事をした後は、パロの街や村の周辺を見て回りました。パロの中心地の街では、おみやげ品や食品などを扱う店も多く、昔の駄菓子屋風のお店などもあって懐かしい。










狭い繁華街を少し行くと、日本の田舎の山間風景とも似た集落が点在しています。畑にはジャガイモやコショウなどを栽培していて、水田も結構多く見かけました。とにかく牛が多く、道にはあちこちに牛の糞があり、糞を踏まずに車が通ることはまず出来ないばかりか、道を歩いている牛そのものも、ぶつからないように気を付けて通らないとなりません。人家は、3階建ての立派なものも多く、1階は牛などの飼育を兼ねていて、2階が人の住居で3階は麦を干したり穀物などを貯蔵したりしています。じいちゃんばあちゃんから孫まで、大家族で生活しているようです。









道端や畑の周りにスモモのような実をたくさん付けている木が多く、近づいてみるとみんな小さなリンゴでした。集落には小規模のゾン(寺院)があって、仏教文化の拠点になっています。周辺の路傍では、見慣れない植物も多いのですが、日本と共通のシロツメクサやハキダメギクなどの帰化植物も見られます。野鳥では、尾が長めのチベットモズやハヤブサなどを目撃し、村の中心付近を流れる大きな川の周辺では、カワビタキやタイリクハクセキレイ、ヤツガシラなどを見ることもできました。他にシオカラトンボのようなトンボやモンシロチョウやシジミチョウなどの仲間の蝶、アシナガバチの仲間のハチなども見かけましたが、正確な種名は分かりませんでした。

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