奄美自然観察記

高のフィールドより

ブータンの旅―2 パロゾン(パロのお城)とその周辺

2017-07-18 23:43:20 | 鳥類


高いところから見たブータンの表玄関・パロ国際空港周辺

あちこちの見晴らしのいいところにある万国旗のような仏教のお祈りの文句の
書かれたルンダ(はためくことでお祈りとなり、風に乗って広がる)





18日午前10時30分頃(現地時間)、ブータンのパロ空港に到着後、入国手続きやブータンの通貨NR(ニュルッタム)に換金した後、お迎えに来てくださった現地ガイドのサンゲイさん(写真2枚目)と運転手のケンタロさんと一緒にマイクロバスに乗り込んで、まずはパロにあるお城・パロゾン見学に行くことになりました。ご存知のように、ブータンといえばチベット仏教を国是とする熱心な仏教国で、町や村にはあちこちにゾンと呼ばれる寺院があります。このパロにも代表的なゾン、パロゾン(写真1枚目)があり、まずは見学に行くことにしました。ゾンは神聖な場所なので、Tシャツ1枚というラフな格好は禁止で、襟のある服装で行かなければなりません。また寺院の内部は写真撮影も禁止されています。通路は撮影可で、壁面には様々な絵が描かれていました(写真4枚目)。寺院内には、観光客だけでなく、若い修行僧や親子でお祈りに来ている地元の家族連れなども多く、幼いころから仏教の教えを学んで信仰心を身につけて、つつましく生きている国民性が感じられました。
 






さて、パロゾン周辺でみた野鳥ですが、まずはくちばしと足の赤いベニハシガラス(写真1枚目)、赤いだけでふつう見慣れたカラスとはかなりイメージが違って見えます。もちろん普通のハシブトガラスも生息しています。また、これまたくちばしが赤いクロヒヨドリ(写真2枚目)も普通にいます。これもくちばしが赤くて、かわいらしく見えます。パロゾンの中庭も含めて周辺にはニューナイスズメ(写真3枚目)がたくさんいて、繁殖期だからでしょうか、オスは頭部から背にかけてかなり赤みが強く、最初はベニマシコか何かと思ったほどでした。他にもハトほどの大きさのオオルリチョウ(写真4枚目)やキバラカワラヒワ(写真5枚目)などもよく見られる野鳥でした。
 パロゾンの見学が終わり、近くのレストランで昼食となりました。我々が日本人ということで配慮もあったのかもしれませんが、東南アジアの国に多い強めの香辛料を使ったものでもなく、普通に食べやすく野菜などもおいしくいただけました(写真6枚目)。

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