7月9日午前中は横当島の西峰に登って調査後、
昼からは、約2.4kmほど北側にある隣の上ノ根島
(かみのねじま)に上陸しました。上ノ根島は面積
が0.54km2で周囲は3.76kmほどです。
横当島側(南西側)からみた上ノ根島。緑はあるものの
切り立った急峻な崖が多い。
少し南側に回りこんだ位置からみた上ノ根島。少し左側
(東側)に山頂付近から崩れ落ちたと帯状の岩肌がむき
出しになっています。右側(北側)にはなだらかなスロー
プとなって草地が広がっています。
上ノ根島は横当島と違って、直接船を岩場に着けることが
出来るので上陸は比較的楽ですが、そこから平らな草地まで
荷物を運んでいくのは、足場が悪くてとても大変です。
やっと荷物を運び終わって着いた開けたスロープの草地。
一帯はオオミズナギドリの巣穴も多く、横切って歩いて
いくのは一苦労します。
草地の上部から山頂にかけては樹木も多く、風衝林を
形成しています。左右に見える小さな白い点はヤギです。
風衝林の林縁に多くみられたガジュマル。樹高は低いが
かなりの密度で生えています。
森の中からみたガジュマル群落地。枝が絡み合っていて
いまにもケンムンが現れそうな雰囲気です。
山頂近くにあったタブノキの大木。幹周りは4mぐらいは
あったでしょうか、これまでみてきたタブノキでは最も大きな
ものでした。
山頂近くにあった噴火口、直径10cm~20cmぐらいの小さな穴が
4~5カ所にあって、白くて熱い噴煙が吹き出ていました。小さな
穴をのぞいてみると、中には甲虫などが数匹死んでいました。
山頂近くから見下ろしたがけ崩れ跡。赤土がむき出しに
なっていて、ここ1年以内ぐらいに崩れたものと思われます。
この草地で一夜を明かしましたが、芝の上はかなりふかふかで
もってきたシートも敷かずに、いつの間にか寝てしまいました。
5年前の今日
横当島 美しいですね。
島の東側に 水深40メートルぐらいの底に幅3メートルぐらいの水路が見えるところがあります。
船の上から見ていると マグロの大群が南から北にその水路を通っていくのを以前見たことがあります。
以前にもコメントしたと思うのですが、野営している際に女の幽霊はみませんでしたか?
結構忙しく、いつの間にか寝てしまいました。
幽霊にはせひ会いたいのですが、どうも気に入
られていないようです。