イノさんシゲさん

井上出と重松彬の往復メール

M師宛て(イ)

2008-01-12 07:12:57 | Weblog
平成20年1月11日

村松勝三牧師のバンクーバ-便りについて

バンクーバ-は雨のお正月だったとの事ですがこちらは全国的に晴天で良いお正月でした。 私は元旦から毎日富士山を拝む事が出来ました。 冬は晴れる事が多いのですが連日3日間富士山を拝む事が出来たのははじめてなので何か良い事が起きるのではないかと期待して居ます。

韓国人教会の受洗者17人に対し村松牧師のところでは受洗者零だったとの事ですがこれは現在の日韓両国のキリスト教徒の数から仕方のない事かもしれません。 人口の30%近くがクリスチャンの韓国と1%にも届かない日本では比較にならないと思います。 幼少期から周囲にクリスチャンが沢山存在すれば間違いなくその影響を受けますし抵抗なく入信出来るのでしょう。

村松牧師はサキソホンが大変お上手の様ですがサキソホンの音色は腸に滲み込み心を揺さぶる事から神の教えもそんな形で人の心に深く滲み込ませる事が出来れば受洗者が生まれる事でしょう。 今年の御活躍を祈念申し上げたいと思います。

井上  出

毛並み政治(シ)

2008-01-11 08:02:21 | Weblog
イノさんへ

「イスカリオテのユダ」はいつの世にも何処にでも居るようですね。 恩を仇で返す裏切り者に限らず、旅先で世話になっても絵葉書一枚の礼も言わない人も、イスカリオテのユダの従兄妹かもしれません。 私自身、もしもう一度人生のやり直しを許されるならば、真っ先に改めたいことの一つです。

ニューハンプシャーの予備選挙では、世論調査の予想を覆して、ヒラリー クリントンが勝ちましたが、その勝因は、思わず浮かべた涙声。 あの野心の権化みたいな人にも人間的な弱い面があったのかと、俄かに同情票が増えたのだそうです。

そのきっかけとなったのは、クリントンがレストランで20人ばかりの人達と会った時、その中に居た50代の女性が、たまたま回ってきたマイクで咄嗟の質問。 クリントンのソフトな人間味を引き出すことになったこの女性は、実は選挙ではオバマに票を投じたそうです。 

この人はワシントンでカメラマンをしていたそうですが、大勢の政治家に会ったけれども、オバマのような人物はいなかった」と感激。 それが思いがけずクリントンを勝たせるきっかけになったのですから、皮肉ですね。 このカメラマンの女性もポリティカルアニマルとして政治の修羅場を長年みてきたでしょうが、オバマのアイオワでの即興演説を聴いて、涙が出るほど感動したそうですから、ヨハネ伝の「はじめに言葉ありき」の教えは本当ですね。

それでもアメリカ人はブッシュ二世を選び、ブッシュ・クリントン・ブッシュ・クリントンと28年間の2家族による君臨を許そうとする人達もいるのですから、凡庸な私にはわかりません。 日本でも父親と息子、祖父と孫を総理に担ごうとする動きがあるところをみると、その辺はアメリカ並みというところでしょうか。 日本の資源は人材のみ。 野にある遺賢を活かすのは難しいのでしょうか。

一度政権についたら4年間、8年間は微動だにしないアメリカ方式よりも、失政があったら政権交替も可能なパーラメンタリー システムの方がよさそうですね。

ファンド(イ)

2008-01-10 21:36:34 | Weblog
平成20年1月10日

【米系投資ファンド・スティ-ル・パ-トナ-ズは禿げ鷹か?】

ブルドック ソ-スに対し買収を試みたスティ-ル・パ-トナ-ズに対し東京高裁はスティールの投資行動は「様々な策を弄し買収対象会社の株を対象会社や第三者に転売して売却益を得ようとし最終的には対象会社の資産処分まで視野に入れてひたすら自らの利益のみを追求しようとして居る」としてスティール社を濫用的買収者と決め付けブルドックの打ち出した対抗策の正当性を認めました。 そして最高裁も高裁の判決を追認したのです。

併しスティ-ルは米国内に於いては長期投資や経営参加の実績もあり米国では濫用的買収者等とは呼ばれては居ません。 外国人株主比率が66%のオリックスの宮内義彦会長は「ブルドックが今回導入した買収防衛策は当社では考えられないしあり得ない。 当社を買収しても経営陣らが反発すれば企業価値が下がるのは目に見えて居る」と発言して居ます。

現実にブルドック株は売り込まれた上に買収防衛に伴う諸費用負担が業績を圧迫し9億8千万円の赤字に転落して終ったのです。 買収防衛の為のアドバイザ-である証券会社や弁護士費用も膨大なもので弁護士費用だけでも何と7億円出費して居るのです。 これが果して株主の利益になるかとなると大変に疑問であり現経営陣の保身の為の買収防衛行為と言われても仕方がない状況です。

スティールは今回のブルドック株取得に18億円程を使いましたがこれをブルドックに21億円で引取らせた事から約3億円の利益を得た事になり裁判で勝ったブルドックが結局は大きな痛手を負った事になりブルドックの株主は大損をした事になります。

日本人は判官贔屓のところがあってブルドックの株主の8割以上が防衛策実施に同意しましたが今回の結果を見て誤った選択をした事を悔んで居る株主も多いと思われます。 黒船恐怖後遺症かもしれませんが株主はスティ-ルの買収に拒絶反応を示したのです。

今回の判例は外国人投資家達に日本は例外的な市場と言う印象を与えた事は間違いなく外国人株主の投資意欲を減退させる恐れもあるのです。 御存知の様に東京証券取引所の株式の約50%は外資ファンド等の外国人投資家によって占められて居る事から資金の引上げが起きる様な事があると株の暴落の可能性もあるのです。

外国人投資家の多くは所謂[物言う株主]ですから経営の監視と言う面で今迄に大きな役割りを果して来て居り又従来の「シャンシャンシャン」株主総会を大きく変え株主総会を活性化させた事は高く評価されるべきです。 又経営者達の放漫経営によって経営不振に陥って居た企業を買取り合理化を進め業績を回復させた例は数多くあるのです。

最高裁までもブルドックに軍配を上げた事に私は大きな疑問を抱いて居ます。 海外ではスティ-ル社の敗北は日本ではグロ-バル金融市場の基本的な理念である株主資本主義を認めないのではないかと言う大きな疑問を持って多くの株主に受け止められて居る事を私は大変心配して居ます。                   

井上  出

少数派(イ)

2008-01-10 06:04:20 | Weblog
平成20年1月9日

「少数民族の進出」を拝読しました。 現在カナダには150の国からの移住者が存在し200の言語が使われて居ると知り移民に対する門戸が広く開かれて居た事を知りました。 併し当然の事ながら移民急増の結果色々な問題も発生して居ると思われますし又カナダ政府も従来の様な移住条件では福祉政策を維持する事が難しくなるのではないかと愚考しますが如何ですか?

インドのシーク派の人達には世界中の大都市で出会います。 インド人イコールシーク/タ-バンと言うイメージが我々にはありますがインドの全人口に占めるシークの人達の数は何と2%に過ぎないのです。 アウト・ゴ-イングの性格と強い団結力が大勢のシーク人が外国に移住しそれぞれの移住先でその社会に影響を与えて居る事に驚きます。

インドの人口は10億をはるかに超えて居ますからその2%と言っても2,000万人ですから大変な数ですがそれにしても彼等の国外での活動には目を見張るものがあります。 又優秀な人が多いのです。 言われる様にその中インド人系の大臣や大使が生まれる事は間違いないと思います。

井上  出

自転車(イ)

2008-01-09 05:12:14 | Weblog
平成20年1月8日

【自転車の正しい乗り方をライダ-に知らしめよう!】

「自転車教則」が30年ぶりに改正される事になりましたがこの教則本をいかに多くの自転車ライダ-に学ばせる事が出来るかに知恵を絞る必要があります。

ヘッドホンで音楽を聞きながら運転して居る若者が多いのですがこれは禁止事項であり当然の事ながら走りながらの携帯電話使用も違反なのです。 

横断歩道に自転車通行区分があっても殆んどのライダ-は無視して人混みの中を通行して居ますがこれも処罰の対象なのです。

併し現実には上記の代表的な禁止行為をして居るライダ-を見ても警察官が咎める事は希でライダ-達も違反と言う意識がないのが現状です。

子供を自転車の前後に乗せて走って居る母親を良く見掛けますが3人乗りは危険な事から「2万円以下の罰金または科料」と言う罰則がある事を知って居る母親は少ないと思います。

傘を差したり傘立を自転車に取り付ける事も違反ですが殆んどのライダ-は雨の日は傘を差して運転をして居ます。 

違反と知らないからなのです。

最近特に若者の中にマナ-の悪いライダ-が増えて居り高速で人混みの中をベルを鳴らしながら走行して居ますがスピ-ドを出す事もベルを鳴らす事も違反なのです。

自転車と歩行者との間の事故は増え続けて居り死亡事故も起きて居る事から自転車教則の改正を機会にライダ-に対しどの様に周知させるか来春の改正時迄に検討する必要があります。

井上  出

高年犯罪(イ)

2008-01-09 04:58:57 | Weblog
平成20年1月8日

【高齢者犯罪急増は大きな社会問題】

刑法犯はこのところ減少して来て居り10年ぶりに年間200万件割れは間違いないと警察庁が発表しました。 併し高齢者犯が急増そして警察官による犯罪は統計が出て居ませんから数字はありませんが間違いなくこれ又急増して居ます。

警察官による犯罪は今回は措くとして高齢者犯罪について御伝えしたいと思います。 犯罪数と検挙人員とはつながらないので恐らく検挙人員以上に高齢者犯罪は増えて居る事は間違いないと思われるのですが実際の検挙人に占める65才以上の高齢者の検挙人員は昨年までの10年間で何と3.6倍になったと言うのです。

人口に占める高齢者の数は10年前に比べて1.3倍になって居る為多少の増加は当然考えられますが3.6倍は信じられない増加数でこのまま推移すれば刑務所が老人ホームになる可能性があるのです。

米国北部では寒い冬は万引きやヒッタクリそして無銭飲食等の軽犯罪を故意に犯し冬を刑務所で過すと言う事で冬に犯罪が増えると言う現象がありましたが日本もそんな目的で高齢者が犯罪を起す傾向が出て居る様です。

ホームレスの中には病んで居る人も多く自分では病院に行けませんが刑務所に入れば治療が受けられると言う事から衣食住付きの別荘に入って来る老人が増えて居ると言うのは問題です。 臭い飯と厳しい規則更には劣悪な居住環境から2度と入りたくないところが刑務所でなければ高齢者による犯罪を減らす事は出来ないでしょう。

一時は犯罪検挙率が大巾に低下し日本の警察はどうなったのかと言う世間の批判を浴びた事もありますがこのところ検挙率も多少上昇して居ますが未だ32.2%にすぎませんので何とか50%の検挙率を目標に警察には頑張って貰いたいと思います。

井上  出

120目標(イ)

2008-01-07 14:16:43 | Weblog
平成20年1月7日

明けましておめでとうございます。 信じられない速さで2007年が過ぎもう今日は4日。 毎年時間の流れが加速して来る様に感じますが96才の日野原先生は新年をどんな気持で迎えられるのか一度御聞きしてみたいと思います。 95才にして書庫を新築されたと言うのですから目標は恐らく120才でしょう。

私の古い友人で一時は商売もさせて貰い又私が会社を設立した折には資金援助もして呉れたMR. REX ROBERTSと言う米国人が居ます。 フィリピンからの丸太の輸出を手掛けたり不動産開発をした人ですが現在はフィリピンのマニラで大邸宅に3度目の奥さんと暮して居ます。

先日私の若い友人がマニラに行くと言うので小さな贈り物を届けて貰ったのですがMR. ROBERTSは昨年の7月に90才になったとの事で往年の元気は無いと思いますが現在もオレゴン州にある不動産の売買を手掛けて居るとの事で誕生祝いはポートランドで家族が集まって盛大にやったとの事でした。

もはや人生100才の時代ですからお互いに健康で長生きする様暴飲暴食はつつしみましょう。 私も現在ダイエット中で出来るだけ歩く様にして居ます。 そして私の目標も120才です。

日本の外交下手は伝統的なもので害務省と呼ばれても仕方が無いかもしれません。 外務省を建て直すには東大法学部卒を全部追い出す事が必要だと私はかねてから主張して居ます。 海外の大使館に赴任しても顔は何時も日本を向いて居り日本から来る政治家や財界人の接待が主な仕事では土地の人との交流や言葉を学ぶ暇もないと言う事でしょう。

外国語はやはり幼児期から勉ばなければマスタ-する事は出来ないと思います。 私の英語も幼稚園児レベルで漫談となると1/2位しか理解出来ません。 仕方なく周囲の人達に合わせて笑うと言うケ-スも度々で情けなくなります。 若い頃に英語がネ-ティブランゲ-ジの女性と同棲でもして居れば良かったと後悔して居ます。
                                   
井上  出

晩便り(ム)

2008-01-06 07:54:21 | Weblog
バンクーバー便り  ‘08.1月 
Rev.K.Muramatsu
E-Mail kmuramatsu@shaw.ca

新年明けましておめでとうございます。
こちら、バンクーバー雨の多い日々をおくっています。
昔はこの雨が雪であったとのことですから、確実に温暖化が進んできているのだと思います。

新年を迎えいろいろ、意欲に燃えています。
まず、昨年の一年間に受洗者が一人も与えられなかったこと、非常に残念でしたが、それだけに今年こそ与えられるよう、伝道に励んでゆかねばと思っています。
同じ時期に伝道を開始した、韓国人教会では、17人の受洗者が与えられたとのことです。
どうして日本人には少ないのか、日本人の所為によるのではなく、伝道者の私の怠慢によるのか、とても反省させられています。

しかし救いは神様の業でありますから、いたずらにあせってはならないと思います。
『これは権勢によらず、能力によらず,私の霊による、と主は言われる』(エゼキエル4:6)

要するに忠実に神様のみ前に御言葉の宣教に励んでゆかねばなりません。
その意味で、意欲満々であります。

日本人伝道、ここバンクーバーに於いても大変困難であります。
同じエスニックでも、韓国人、中国人などは大変隆盛であります。
日本国内と同様、日本人伝道は難しい、この困難に気落ちしてしまうことがあります。
私自身伝道者としての長い経験があるとか、自分の知識、才能とか自負してきた得点も日本人伝道には全然役に立たない、それどころか自分の無能を示され落胆させられることがしばしばであります。
こんなしもべですので、皆様の背後のお祈りと励ましを必要としています。
どうかこの一年も宜しくお祈りください。 
 昨年の12月16日、日系コミュニティーの団体“隣組”主催のチャリティーコンサートに招かれ、サキソホン独奏をいたしました。
そのコンサートには、バンクーバー交響楽団のコンサートマスターをしている,長井明さんなど日系人コミュニティーの中でよく知られている、音楽家が出演しました。
私もその音楽家たちの仲間に入れていただいたことになるわけであります。

私は長女ナオミのピアノ伴奏で“Day By Day”“O Holy Night”“The Holy City”の三曲を演奏しました。
会場一杯の聴衆から好評をいただきました。
それはともかく気持ちよく演奏できたことに満足いたしました。 

今年、こうした日系人の音楽家の仲間に入れていただきましたので、ますますサキソホンの演奏に力がはいります。
何とかサキソホンを用いて主の栄光を現すことができますようにと意欲満々であります。

今年で私は65歳を越します。
年をとると何事にも意欲がなくなり勝ちになります。
幸い、私は、伝道意欲と、サキソホン意欲には誰にも負けない自負があります。
特に、サキソホンに関しては,キ印ではないかと自らも危ぶむほどであります。

皆様のお祈りに感謝しつつ    
           
主にありて、
バンクーバー
村松勝三
2008年1月4日

経済管見(シ)

2008-01-06 07:41:38 | Weblog
(2008/01/05)

『エコノミー管見』

「パキスタンのベネジア・ブットー元首相が暗殺された直後、国際商品市場は急騰したね。 特に原油と金の上昇は新年を迎えてさらに拍車がかかっている」

「でもパキスタンは石油があるわけではない。 インドもそうだ。 それでも中東につながる地域で衝動的な事件がおこると、世界経済を揺さぶる引き金となるのは避けられない」

「新年早々原油価格は100USドルをマークしたが、そのほか金や穀物の値上がりも、これからの消費者の暮らしに暗い翳を投げかけている。 これがインフレーションにつながるだろうし、加えてアメリカの景気は住宅産業の凋落や自動車産業もダウンだ。 雇用や失業をみてもスタグネーションからリセッションに進む様相をみせている。 1970年代に造られたスタグフレーションという言葉が亡霊となって再来している。 サブプライムローンを抱える金融機関もまだ泥沼の底を打ったわけではないし、その手綱をとるべき各国の中央銀行もチャレンジを仕向けられている」

「金はどこまで高騰するのだろうか。 そしてますます弱くなるアメリカドルとの相関関係はさらに脅かされることになるのだろうか。 事態はアメリカのFDRのさらなる金利引下げを迫るだろうし、そうなればカナダの金利も追随することになるだろう」

「ただここで気になるのは、原油や金が上がっても、従来連動してきたカナダドルが、今回はそんな動きをみせないことだ。 これは、カナダ経済が好調だとは言うものの、所詮はアメリカと一体化した北米経済の一環であって、アメリカの影響は免れないというのが海外の常識となっているからかな」

「でもカナダは、原油や金、それに穀物やポターシュの重要な生産国だ。 だから北米経済の傘の中に入っているとみられているかもしれないが、不況に強い地域の経済活動も健在だ。 だから国際的なダウンワードのプレッシャーには抵抗できるんじゃないか」

「ただカナダドルとアメリカドルの関係は、今はパーの水準を保っているが、やはり北米体制の中ではアメリカに依存しなければならないカナダ経済だ。 だからパーかそれ以上であることはカナダ人のプライドには嬉しいが、エコノミスト達の予想ではパーを下回る90セント台で推移していくことが両国の政治的経済的関係に波風を起こすことが少ないだろうし、そんな地味な期待をしているようだ」

(了)

頌春(ヤ)

2008-01-03 16:12:00 | Weblog
(2007/12/31)

柳谷Chieko

Cliffrose Letter 明けましておめでとうございます

いまだ今年のカナダから、時空を超えて来年である新年を迎えられている日本の皆様に、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

こちらはまだ31日夕刻九時。もう何度目かの紅白歌合戦の真っ最中です。NHKの放送も半日の時差でこちらでも放映されるため、昔のように今浦島とはなりません。ありがたいことです。

ちなみに、人間には基点のようなものがあるそうで、それはこの世に生まれ落ちたところだそうです。すなわちどんなに遠くに逃げようとその基点からは逃れることはできないそうなのです。好むと好まざるとにかかわらず、わが基点は日本で、日本語なのですね。認めます。

我の部屋は日本語垂れ流しの日本そのもので、生徒とのレッスンは下手な英語で移民の国カナダというわけです。作る料理も日本食と来ていますから、ここはどこだって言われそうです。

さて、紅白歌合戦ですが、最後に「世界にひとつだけの花」と言う歌で終わりましたね。争って一番にならなくてもいい、自分の種を育てていけばいい、争いはやめようというような平和の歌名のですね。

本当に2008年こそ争いをやめる年であってほしいです。人の命であがなわれる平和はありません。みんながそれに気づけば平和はすぐに訪れるはずです。それを願って遥かカナダの西海岸から、新年のご挨拶を申し上げました。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 Cliffrose亭 亭主  柳谷Chieko拝