イノさんシゲさん

井上出と重松彬の往復メール

清涼飲料と私(イ)

2008-01-31 03:30:54 | Weblog
平成20年1月29日

【清涼飲料コーラと私】

日本にコカコーラが入って来たのは今から60年程前進駐軍と一緒で米兵のみならず日本国内でも一時売られたのですが日本人には薬臭くて馴染まず一度日本から撤退したのですが日本人の食生活の変化パン食の普及で再上陸し今ではコーラと言えばコカコーラを連想する人が殆んどです。

併し米国ではコカコーラの事をコーラと呼ぶ人は居ません。 コ-クと言わなければ通じないのです。 

コ-ラと言うのは本来は南米産の植物コ-ラの実からのる抽出物を使った清涼飲料水の事でコカコ-ラは世界中にあるコ-ラ飲料(恐らく1,000種類位はあると言われて居ます。)の中の1種類に過ぎないのです。

日本ではコカコ-ラがコ-ラ飲料の中でダントツですが米国ではペプシコーラとコカコーラは結構良い勝負をして居りダイエットコ-ラではペプシの方が評判が良いと言う現象も起きて居る位ペプシは頑張って居ます。

実は私が30年近く前に米国のMOXIE(マクシー)INDUSTRYと言う清涼飲料水の原料メ-カ-と日本に合弁会社を設立し日本で原料の販売を手掛けた事があるのですがその合弁相手のMOXIE社はコーラ飲料の草分けと言われMOXIEと言うブランドは東部では年配者の間で今でも記憶されて居る位有名なブランドでWEBSTERの辞書にもMOXIEはGUTSと同じ意味を持つ清涼飲料水のブランドと載って居ます。

私共で最初扱い後にUCCが全国で販売したJOLT COLAと言う飲料はカフェインが通常のコーラの2倍入って居る事から眠気覚ましに一時売れましたが今はありません。 
前述のMOXIE社も倒産し合弁相手を失ったMOXIE INTERNATIONAL JAPANと言う会社は今休眠会社になって居ますが私は今でも代表取締役です。

コ-クがコカコ-ラの短縮呼称になって久しいのですがこれはコカコーラ愛飲者達が何時の頃からか付けたニックネームみたいなもので当初はコカコーラ社はコークと言う呼び方を好まず盛んにコカコーラと呼ぼうと言うキャンペーンを展開したのですがコカコーラと言う長い名前を好まない若い人の間で急速に普及した為コカコーラもその商標登録に踏み切り現在に至って居るのです。

このところ日本でも米国でもコーラ飲料はチョット需要が落ちて来て居ますが後進国のマーケットは拡大中でコカコーラもペプシコも当分安泰の様です。 以上コーラについて御伝えしました。
                                         井上  出                                      

塾は廃止(イ)

2008-01-31 03:00:11 | Weblog
平成20年1月29日

【塾は廃止すべし】

今迄にも何度となく教育を食い物にして居る塾等は廃止すべきであると言う持論を展開して来ましたが大手進学塾が夜間や土日曜日に公立中学の教室で授業をすると言う杉並区の和田中学で先週末から始まった事を知り再び怒りが込み上げて来ました。

授業料は通常の塾の半額との事ですが本来は塾などに頼らず学校で行うべき教育を塾の助けを借りなければ充分な教育が出来ないと言う現実を政府は認識しこの様な事態を招く事がない様対処する必要があるのですがそんな議論や政治家の発言もない事を苦々しく思います。

日本の様に小学生の約40%中学生の約60%が塾に通って居る様な国は韓国の他には世界にありません。学校教師の質の低下がこの様な状況を生み出して居る訳で塾なしに子供達が必要な知識を得られる様教育委員会のみならず国として真剣に検討しあらゆる可能性を実行に移すときが来て居ます。

“教育の機会均等”と念仏の様に唱えても現実には経済的理由で塾に行けない子供達が大勢居るのです。 東大入学者の親の収入が私学の早稲田や慶応入学者の親の収入よりはるかに高いと言う調査結果は金持の子弟でなければ一流校に入れず結果として貧乏人の子供は役所や一流企業に就職する機会を奪われて居ると言う現実は問題です。

塾が不要になる様教育制度や教師の質の向上そして学校教育の質を大改革する必要があるのです。

井上  出