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井上出と重松彬の往復メール

戦争の傷(イ)

2006-12-22 06:48:32 | Weblog
「60年前に終った戦争の傷痕今も尚」

原爆被害者達は今でも後遺症に苦しんで居ます。 それにも拘らず米国政府からの謝罪の言葉も無く又補償も一切ありません。 そして殆んどの米国人は原爆投下は戦争を終結させる為に必要だったと信じて居るのですから許せません。 先日中川政調会長が地方の演説会場で「原爆投下は犯罪だ」と発言しましたがその通りなのです。

米軍が東京を絨氈爆撃して10万人の市民を虐殺した事実を知る米国人は少なくこの犯罪行為についても米国政府からの謝罪はありません。 米国はベトナムでもイラクでも日本に対して行ったと同じ様に市民への犯罪行為を繰り返して居るのです。

ヨ-ロッパに於ける英国やソ連による犯罪行為についても独逸軍のユダヤ人大量虐殺事件に隠れて表沙汰になる事は少ないのですがドイツのザクセン州の州都であるドレスデンも終戦の3ヶ月前に英空軍と米空軍によって東京同様絨氈爆撃が行われ市民の死者35,000人焼け出された人35万人の犠牲が出て居るのです。

1945年4月25日独逸の首都であったベルリンが陥落する直前にソ連軍が進行して来て独逸人女性10万人がレイプされたと言われて居ます。 当時のベルリンの人口は300万人ですから半分の150万人が女性とすると何とその6.6%以上がレイプされた事になります。

中国でも終戦直前にソ連軍が停戦協定を破って日本軍を攻撃し大勢の日本人がシベリアやカラフトに連行され強制労働によって沢山の人が死亡した事は皆さん御承知の通りですが日本人女性の多くがレイプされた事実はあまり知られて居ません。

私の親戚筋で中国から家族で引き揚げて来た一家が居ますが奥さんがソ連兵にレイプされ妊娠し帰国後出産し夫婦間の亀裂は終生修復出来なかった例があります。 こんな悲劇もあるのです。 平和の大切さを再認識し地球上から戦争をなくすべく国連の強化が求められて居ます。

井上 出 (06/12/20)