Absolute ZERO

オールウェイズ低空飛行(墜落寸前)な精神状態で綴る雑多オタク(主に舞台。あとラノベとアニメと漫画とゲーム)な雑記ブログ。

人に優しく。

2005-12-23 12:27:56 | 雑記
話題がやや暗いので、ご注意下さい。

身内に子供を亡くされた女性がいます。
詳しくは書きませんが、妊娠中から異常が見つかり、出産後数時間程度しか生きられないのがわかっていて生む選択をしたご夫婦です。
身内と言っても遠縁に当たりほとんど会わない人で、私は妊娠中の異常の知らせを受けたときは驚いたけれども、実際出産して亡くなったと聞いた時は「そうか」としか思わなかった。受け流してしまいました。
その人は今も亡くなった子供を家族のように扱い、生きていれば何歳、と年を数えています。夫婦の連名で出す贈り物に、亡くなった子供の名前も連ねたりさえしていました。
私は、それを少しおかしく思いながらもショックを和らげるための精神的なバランスの取り方なのかと思っていたし、その人の実親でさえそう思っている風でした。
つい先日、その人のブログを読む機会がありました。(ここではあえてリンクは張らないけれど。)
妊娠中の方や同じ病気に向き合っている妊婦さん達と交流しながら、そこにあるのは愛情だけのような気がして、私は自分の浅慮を悔いました。
亡くした子供への思いは温かくて、生きる日々は前向きで、もちろんそれだけではない葛藤もあるのだろうけど、綴られているのはそんな事ばかりだった。
私は母になった事もないし、まして今のところ子供を生む気がないくらいなのでその人の気持ちに寄り添う事は難しいのですが、だったら浅はかに彼女の気持ちを量ってはいけなかったと思うのです。目に見える事柄だけを掬っても、彼女の気持ちはカケラも汲み取ってはいなかったと思うから。
私は幼い頃から周りの心の機微に疎い性質で、配慮に欠けるところがあると自覚していたつもりだったのですが、最近また「駄目だなぁ」と思う事が多かったので、余計に深く反省してます。
…優しくありたいですね。
色んなことを、柔らかく、受け容れられる人間でありたい。
それが優しさかっていったら判りませんけど、誰かの優しさを目にする度私もそうありたいと願い、…その癖ともすれば忘れてしまうので、まだまだほど遠いんですけどね。(苦笑)
来年の抱負はそれかなぁ。
新生活って事もありますし、自分も慣れるの精一杯でしょうけど、だからと言って人に鈍くなったら駄目だと思うので。
「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きている資格がない」とは有名なセリフですけど、両立は難しい。
色んな事に気づこうとして感覚を鋭敏にしていると、傷つく事も多くて生きづらい気もするんですよね。
“人に優しく。”
忘れないように!事ある毎に自分に言い聞かせます。
来年というより、生涯の課題かもしれない。

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