「皇室問題INDEX」設立準備室

マスメディアによる皇室の偏向報道、ネットに流れる東宮家への誹謗中傷を検証しています。

■検証:雅子様バッシングの棍棒として使われている「ご公務」とは?

2013-07-03 02:32:52 | 日記
雅子様バッシングについて、小林よしのり氏は、Webマガジン「ライジング第44号」で次のように書いています。

---------引用開始

亡国週刊誌による雅子妃バッシングは続いている。先週は週刊新潮と週刊文春が揃って雅子妃バッシングの記事を載せた(7月4日号)。どちらも「"皇后は体調の悪い中、満身創痍で務めを果たしているのに、雅子妃ときたら…"」という論旨である。

一見、皇后陛下に敬意を持っているかのようだが、ちっとも本心ではないのは明らかで、"雅子妃殿下をバッシングするための「ダシ」に皇后陛下を利用しているだけだ。"皇后陛下がこんな見え見えの手口を見抜けないほど鈍感だと思っているとしたら、あまりにもナメすぎである。

---------引用終り

ご病気療養中の雅子様を、「公務をしない」と言って叩くやり方は、雅子様バッシングの定番中の定番ですね。別スレで、「雅子様がドレスもスーツも新調しないのは当たり前」とコメントされた方も、理由は「公務をしないから」。これだけむごい雅子様バッシングについて、「叩かれて当然、イギリス王室のメンバーだったらもっと叩かれる」と書いた方も、理由は「公務をしないから」。

ご公務が思うようにできないのは「ご病気療養中だから」と説明しても、「遊びは皆勤賞」「こっちは血税納税者」と、怒りを燃え上がらせるばかり。

そこには、ご病気への無理解と、公務への誤解があると思います。ご病気については後の課題として、ここでは、ご公務について取り上げたいと思います。ご病気療養中の雅子様を叩きのめし、皇太子妃失格の烙印を押すための理由として使われている「ご公務」とは何か。

「ご公務」の輪郭を把握するために、まず憲法に定められている「天皇の国事行為」をおさらいし、「国事行為以外の天皇の行為」に含まれているものを確認しておきたいと思います。

■天皇の国事行為

天皇の国事行為については、憲法6条、7条に定められています。

第6条【天皇の任命権】
1 天皇は、国会の指名に基いて、内閣総理大臣を任命する。
2 天皇は、内閣の指名に基いて、最高裁判所の長たる裁判官を任命する。

第7条【天皇の国事行為】
天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。
一  憲法改正、法律、政令及び条約を公布すること。
二  国会を召集すること。
三  衆議院を解散すること。
四  国会議員の総選挙の施行を公示すること。
五  国務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免並びに全権委任状及び大使及び公使の信任状を認証すること。
六  大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復権を認証すること。
七  栄典を授与すること。
八  批准書及び法律の定めるその他の外交文書を認証すること。
九  外国の大使及び公使を接受すること。
十  儀式を行ふこと。

■国事行為以外の天皇の行為

 国事行為以外の天皇の行為については、次の2説があるようです。

(A) 公的性格をもつ行為については、準国事行為または国事行為を補完する行為として認識すべきであるとする意見。すなわち、「国事行為」「公的行為」「私的行為」に分ける三分説。

(B) 国事行為以外の行為については、すべて私的な立場での行為として考えるべきであるとする意見。すなわち、「国事行為」「私的行為」に分ける二分説。

天皇の「公的行為」を認める立場(A)からは、「準国事行為説」「象徴としての行為説」「公人としての行為説」が唱えられており、具体的には次の2種類が考えられています。

(イ) 国会の開会式や国民体育大会等への御臨席、外国訪問、被災地へのお見舞い等「象徴としての行為」

(ロ) 皇室内部の諸行事、宮中祭祀等「皇室行為」

 これらは全て「天皇の行為」として述べられているものですが、そのうち「公的行為」に属する行為(上記のイ、ロ)の一部については、天皇をサポートする意味で、皇后や皇太子ご夫妻、その他皇族が行っているわけですね。雅子様バッシングに使われる「ご公務」も、これです。これは、上記のB説(国事行為以外の行為はすべて私的行為と考えるべきとする二分説)の立場からは、「私的行為」とみなされるものです。ここでは、そういう説、そういう見方もある、ということを頭に入れておきたいと思います。

>参考:衆議院憲法調査会報告書(2005年4月21日)
IV 第3節 日本国憲法の各条章に関する意見/第3款 天皇/第3 天皇の行為


■「天皇の行為」について『知恵蔵2013』の解説

朝日新聞の岩井克己氏は、天皇の行為について、『知恵蔵2013』で次のように述べています。

-----------引用開始

天皇の行為について、政府は、(1)国事行為、(2)公的行為、(3)その他の行為、の3つがあるとしている(三分法)。日本国憲法は戦前の大日本帝国憲法の統治権を否定し、「憲法の定める国事に関する行為のみを行い、国政に関する権能を有しない」と定める。また国事行為も内閣の助言と承認を必要としている。憲法第7条の定める国事行為は=国事行為の解説部分を省略=

しかし、天皇の活動にはこれ以外にも、国会開会式、国体や植樹祭、全国戦没者追悼式への出席や外国親善訪問など多くの公的行為や、美術展やコンサート鑑賞、宮中祭祀などの私的行為がある。公私の区別がつけにくいものも多く、「象徴」の理念や憲法の政教分離原則との兼ね合いで論議が絶えない。1990年の大嘗祭(だいじょうさい)の性格づけを巡る論議の過程で内閣法制局は、「私的行為」を「その他の行為」と呼び直した。私的行為にも公的色彩のあるものも多いとの理由だったが、それまでの「神道儀式である大嘗祭に公金の支出は難しい」との立場を軌道修正し、「一世一度の公的色彩のある皇室行事」として国費である宮廷費を支出する道を開いた。

>参考:kotobank > 天皇の行為とは

-----------引用終り

岩井氏も「美術展やコンサート鑑賞、宮中祭祀など」は「私的行為」としていますね。しかし、「一世一度の公的色彩のある大嘗祭」に宮廷費(国費)を出す道を開くために、内閣法制局がこの「私的行為」を「その他の行為」と呼び直したと。

私的行為であった「美術展やコンサート鑑賞、宮中祭祀など」から「祭祀の中でも公的意味合いが大きい大嘗祭」を救い出すために、「その他の行為」と呼び直したということ。つまり、「美術展やコンサート鑑賞、公的意味合いが小さい宮中祭祀」などは、依然として「私的行為」とみなされていると理解してよいのではないでしょうか。

平成になってから、本来「私的行為」とみなされるべき行為が「ご公務」になってしまっているのではないか、そうした私的色彩が濃い「ご公務」が際限なく増えているのではないかという疑念が、私にはあります。

シロキジ様も同じ疑問を持っておられ、別トピで問題を提起されました。そのコメントをこのトピックの最初のコメントとして、ご紹介します。
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たかがご公務、されどご公務 (シロキジ)
2013-07-03 02:48:06
みな様おっしゃるとおり、ご公務を減らしゃいいんですよね。

先の民主党政権のとき、政府がご公務の一ヶ月ルールとやらをやぶって天皇陛下と中国の要人との会見をねじこんだっつーんで当時の宮内庁羽毛田長官と小沢一郎がつばぜり合いしたことがありましたよね。

小沢が「何だ、陛下のお体の具合が悪いんなら他のしょーもない公務を減らせばいいじゃん」って今にして思えばまともなこと言ってて、でも彼の人徳のなさかww「陛下はご公務に軽重はお付けにならない」といった羽毛田長官のほうがなんだか忠臣のようでマスコミ受けはよかったようなんですが、

でもそれだと…、一ヶ月ルールさえ守れば、どんな公務もどんどんいれてっちゃうってこと、なんでしょうかねえ。ご公務の企画、立案ってだれがやるんでしょうね。
今の両陛下の時代になってがんがん増えてったご公務。

もちろん両陛下の積極的なご意思もあったのだろうけど、ひょっとして外部からの何らかの誘導もあったとはいえないでしょうか???

公務では公金がつぎ込まれ、皇室負担の費用以外でも、地方行幸なんかだと受け入れる自治体のほうもけっこう大きい費用負担をするようですね。大きいお金が動けばそれで恩恵をこうむる人も当然いるわけで。

でも皇室のご公務だから神聖にして不可侵のイメージで、なかなかメスは入りにくい。隠されたところにはきっとなんらかのよどみが。

「ご公務に軽重はない」、一見美しい言葉ですが、やはり公金が使用されるなら、何らかの審査、淘汰は必要なのではないでしょうか。ご公務の審査、仕分け。

皇太子殿下も以前、「ご公務の整理、縮小が必要」とゆうようなことをおっしゃってたような気がします(←すみません、うろ覚え)。殿下の側から見ても明らかに無駄なご公務ってあるんでしょうね。

ひょっとすると、ご公務の利権にたかる闇の勢力があったりして。

ご公務汚職。ご公務疑獄。(すいません。この辺、妄想です。) --そんなやつらがいたとしたら、ご公務の合理化をはかろうとするまともな皇太子様や、ドレスを10回も着まわす質素で謙虚な、ちっとも税金の無駄遣いをして下さらない雅子さまは目の上のたんこぶなのかも。

誰かそういうとこ調べてくれるまともなジャーナリストっていないもんでしょうかね。
「ここがヘンだよ、皇室のご公務」編 (INDEX)
2013-07-03 03:13:26
シロキジ様が期待する「こういうこと調べてくれるまともなジャーナリスト」は、日本のどこを探しても見つからないと思います。10年も前に誂えた衣装を大切に着回しされている雅子様を、まるで贅沢三昧しているかのように書き立てる、恥知らずなジャーナリストもどきしか日本にはいません(キッパリ)。もし、まともなジャーナリストがいたとしても、その原稿を載せてくれるメディアは絶対にないでしょう。小林よしのり氏が言う、「亡国週刊誌」だらけの日本です。

なので、シロキジ様に呼びかけ、私たちで調べましょうと立ち上げたのが、このトピックです。素人だからこそ可能なこともあると思います。締切がないので空いた時間にやればよいし、署名記事ではないので、いろいろな人に参加してもらえます。広告主に遠慮して「これは書いてはダメ」なんてこともありません(もちろん、公序良俗や名誉棄損には配慮します)

あなたもぜひ、ご参加ください。>ここを読まれてうなずいた方

どうやって考察を進めるかですが、まずはランダムに「ご公務に関する疑問」を挙げていくというのはどうでしょうか。「ここがヘンだよ、皇室のご公務」編。その後に、なぜ変なのかを考えていく、ということで。ご公務にかかる経費(宮廷費、国費)についての疑問なども、挙げていって良いと思います。

その他、進行についてのアイデアなどありましたら教えてくださいね。

どうぞよろしく、お願いします。
付け焼刃で恐縮です(汗) (シロキジ)
2013-07-03 14:47:26
INDEXさまにお声掛けいただき、安請けあいしたものの、
はてさて私にはなーんもご公務に関するまともな知識がない。
というわけであわてて付け焼刃でお勉強すべく「天皇陛下の全仕事」なる書籍を購入してみました。
著者は山本雅人氏という人で、産経新聞の記者で皇室取材担当を経験なさったお方。2009年発行の比較的新しい本です。
ぱらぱらとめくってみると、うーん、なるほど、これは陛下、ご多忙の毎日。
陛下のある二週間のスケジュールを追った項目があるのですが、どの日も午前午後とも予定が埋まり、休日でも行事などお仕事がはいることもしばしば。(天皇陛下でも土日は休みというサラリーマンみたいな感覚があるのにはちょっと笑いましたが。)
同年代の男性ならもう仕事はリタイアして、自分の好きなことに熱中できる悠々自適の暮らしをする人も少なくないと思われる中、陛下のお仕事ぶりには素直に頭が下がります。
周りの思惑はわかりませんが、陛下ご自身はきっと私心なく、純粋に国民のことを思ってがんばっておられるはず。
なんだかそんな陛下のご公務に、けちをつけようなんて自分がとんでもなく不謹慎に思えてきた…でも、気を取り直しまして、
天皇陛下の年間のお仕事の「スケジュールはどのように決まるのか」、という項目を読んで見ました。(以後、「」内は前掲書の直接引用)
「天皇のスケジュールを決める際、最優先されるのは、皇室祭祀である。天皇・皇后にとって重要な年間三回の地方訪問である「植樹祭」「国体」「豊かな海づくり大会」も、皇室祭祀と重ならないよう設定されている。」
やっぱ祭祀、優先されてますね。
そして毎週火・金の午後に行われるデスクワーク「上奏書類の決裁」これも国事行為で重要なので優先されるようです。
そして先の「国体」などの三大地方訪問の日程が入り、
春秋の叙勲関連の行事や各国大使との「信任状捧呈式」などの定番の行事が入り、
残った日にちで、さまざまな団体からのイレギュラーな要請を引き受けるようです。ちなみに定例の行事は84%、非定例のものは16%の割合だそうです。
こうしてみる限りでは、皇室が積極的に何かご公務を企画する、ではなく、受身的にご公務を引き受けてる感じですね。
そして天皇皇后両陛下はなんだか精力的で外でのご公務が多い感じイメージがありますが、
意外にもご公務は84%が皇居内、16%が皇居外で、中でのご公務が大半のようですね。宮内庁のホームページで、皇太子様と雅子さまのスケジュールにときどきある海外要人などとの(おそらく東宮御所での)「ご接見」というのも多分こういうご公務のひとつなのでしょうね。
雅子さま、体調がお悪くともがんばって下さってますよね。
そして気になったのが三大行幸啓といわれる「植樹祭」「国体」「豊かな海づくり大会」。「国体」は知らない方はないと思いますが、「植樹祭」、うーん、春先にそういえばなにやら両陛下が記念植樹されてる映像をテレビでお見かけしたような気も…。でも「豊かな海づくり大会」って???
ご存知の方はいらっしゃいましたでしょうか?
でも、「三大行幸啓」なんていわれて、スケジュールも優先的に決められてるくらいだからきっと皇室にとって意義のあるすごい行事なのだろう、と、
少し調べてみたのでスガ…。
「全国植樹祭」って… (シロキジ)
2013-07-03 15:02:38
私も安直にウィキペディアで少し調べてみましたところ、
まず、「植樹祭」ですが、
「全国植樹祭」が正式名称で、国土緑化が目的の行事。
その前身は「愛林日」という行事で、明治時代より始まり、アメリカの行事と日本の神武天皇祭(4月3日)が合体してできたようなww和洋折衷の??ものだったようです。
そして戦争中はいったん途切れてたのですが戦後再び復活。戦争により荒廃した国土に緑を取り戻そう、というまったくけちのつけようのない高い理念で再開し、「1950年からは、山梨県で「植樹行事並びに国土緑化大会」として第1回が開催された。1970年の第21回(福島県)から現在の名称になり、今日に至る。」ということにあいなったようです。
しかし同じウィキの項目には「批判」というのがあって、「会場の造成や、道路工事など、植樹祭開催のために、わざわざ自然を破壊しているとの批判がしばしば聞かれる」とあります。
こんな項目があるくらいだから、きっとそういう声はかなーり多いのかもですね。
批判してあるページの一例
http://yamatabi.info/syokujyu.htm
植樹祭は年に一度、全国の県一箇所ずつ回るかたちで行われ、主催者はその担当県と公益社団法人国土緑化推進機構というところ。この法人の「専務理事、常務理事については、いわゆる天下りが5代以上続いている」(ウィキより)なんですってww
ちなみに公益社団法人とは、「一般社団法人のうち、公益法人認定法に基づいて、行政庁から公益性を認定された社団法人。公益を目的とする事業は非課税となるなど、税制上の優遇措置を受けることができる。-国語辞書(大辞泉)」
こーんななにやら天下りの温床的な、税金もなんだか優遇されちゃってるちょっとうさんくさいかも??な団体と県が組んで行われる植樹祭、結構広いスペースが必要なようで既存の公園、広場などを利用する場合もあるようですが、批判ページにもあるように、わざわざせっかくの自然豊かな森林を切り開いて会場造営することも多いようです。よく各地方で見かける「○○森林公園」というのはこのイベントの跡地であることもあるようです。
気になる費用ですが、会の運営は企業の寄付もあるようですが、やっぱり県が億単位のお金を出すみたいです。
この行事には必ず、天皇皇后が着席される
「お野立て所」というちょっと大掛かりな東屋風の建造物を建てることになってるようですが、鳥取県の例ではこんな感じ
http://db.pref.tottori.jp/pressrelease.nsf/0/455A24135A7EAFE74925794000817F3B?OpenDocument
なんと、たった半日、両陛下が使うだけのものに4千万チョイ、かかっちゃうんですねー!
どの県も、設計者やデザインを公募したりして、凝ったつくりにするみたいです。
皇室の宮廷費からではありませんが、天皇皇后両陛下のために使われる、税金です。
最近は地方自治体も苦しいとこが多いでしょうから、県もこんな負担、大変だとは思うんですが、ひとつの県には数十年に一度回ってくるだけなので、天皇皇后両陛下もいらっしゃるし、多分他の県には負けられねえ!みたいな面子もあるのでしょうか、結構張り切って奮発しちゃうみたいですね。
こんなに大掛かりなイベント、さて内容は?といいますと、こんなレポートが。
http://d.hatena.ne.jp/binzui/20080615
…、まあまじめな行事だから面白おかしさを求めちゃいけないんでしょうけどちょっと薄味なイベントのようですね。後、少し偏ったお考えの方のブログのようですがこんなのも。
http://dogma.at.webry.info/201005/article_4.html
このブロガーの方は植樹祭を中途退席した、当時の赤松農水相を批判しておられますが、逆に言えば政治家も認めるちょっと退屈な行事…といえなくもないですね。
焦土と化した国土に緑をとりもどす、でも現在戦後70年近く、その目的はもう十分に果たせたのでは?と思うのですが。行事として少し形骸化してる感じは否めません。
1990年代半ばにほぼ全県一巡し、今二巡目に入ってるそうです。一巡目すんだとこでこの行事見直しってならなかったんでしょうかねえ。
まあ跡地は森林公園になって、市民の憩いの場になってることもあるようだけど…、無駄なことはとにかく絶対悪い…とまでは言いませんが…。
でも、心臓がお悪い天皇陛下や「満身創痍」の皇后陛下にこの行事、何が何でもがんばっていただく意義、残念ながら、私にはこの段階では見つけられませんでした…。
「全国豊かな海づくり大会」 (シロキジ)
2013-07-03 15:49:29
そしてもっとよくわからないのが「豊かな海づくり大会」
同じくウィキによれば、「水産資源の維持培養と海の環境保全に対する意識の高揚を図るとともに、水産業に対する認識を深めるための幅広い国民的行事として行い、水産業の振興に資するために行われるイベントである。」で、
「豊かな海づくり推進委員会(事務局:全国漁業組合連合会漁政国際部)と都道府県の組織する大会実行委員会が主催し、農林水産省が後援している。」そうです。
始まったのは植樹祭よりかなり新しく、1981年。今の天皇陛下が皇太子時代から出席し、即位後もそのままこの行事を今の殿下に譲らずにひきつづき出席し続けておられます。このイベントの成り立ちは不明、なんかあったのかもですが見つけられませんでした。
安直に植樹祭の「海」版も、ってなとこだったのでしょうか??
「海なし県が存在することから植樹祭・国体式典とは異なり47都道府県を一巡する通則が成立しない行事と想定されていたが、2007年(平成19年)の滋賀県(びわ湖大会)、2010年(平成22年)岐阜県(ぎふ長良川大会)と海なし県でも開催された実績がある」……何が何でも全国一巡しないと気がすまないようです。
再来年は同じく海のない奈良県でも予定されてるようです。ふう。
やっぱりこの行事も会場確保のために海を無理やり埋め立てたり、とやや環境破壊っぽい面も。イベント内容も「両陛下による稚魚の放流」とか…。「豊かな海」のための直接的な効果は疑問です。啓蒙活動としては…どうなのかなあ?
植樹祭はまだ多少歴史があると言えなくもないけどこれはねえ…。
何で皇室の「三大行幸啓」に入るのかなあって感じですが。
でも一度はじめてしまったら、やめにする、というのはいろんなしがらみでむずかしいのでしょうね。

そして2012年、主催の「豊かな海づくり推進委員会」がこれまた公益社団法人に認定されたようです(日経新聞より)。うううーむ。
Unknown (auxilia)
2013-07-03 22:13:06
皇室報道には必ず 公務 という単語が出て来ます。
そして雅子妃バッシングする時に出てくるのが、「公務をしない。」というものです。

トピック記事にもあるように、天皇の国事行為は憲法で決められており、それこそが公務であり、つまり公務とは天皇だけのもの、と事になります。
皇后、皇太子、皇太子妃がせねばならない事は憲法や典範では全く書かれていないので、皇后、皇太子、皇太子妃に決められた公務は無いと言ってよいのではないでしょうか。

雅子妃バッシングの一つに「皇太子妃の最大の公務は世継ぎを生むことだ。」というものがありますが、日本国憲法や皇室典範にそのような文言など入っていない事実を、天皇家、皇室を敬愛する私達日本人は今一度、再確認したいものです。

※ 皇太子による国事行為の代行は明記されているので、これは公務と言えるでしょう。

そして公務についてですが、その解釈は法学者によって違うというのが、新聞記事にありましたので一部抜粋します。


***********

東京中日新聞2009年12月17日
特報 天皇の公的行為とは?


中国の習近平国家副主席との特例会見でクローズアップされた天皇陛下の「公的行為」。
明文化されておらず、国事、私的両行為との境界は長く議論の的になってきた。
議論の確信は戦後の象徴天皇制と、天皇が非政治的であることの両立にある。
しかし建前と現実の乖離があるのも事実。
今回の問題も、あいまいにされてきた難問が噴き出した、ともいえそうだ。(大野孝志、加藤裕治)


今回の特例会見で、苦言を呈した宮内庁長官に対し、厳しく反論した民主党の小沢一郎幹事長。ただ、外国要人との会見を「国事行為」とみなしたのは間違いだった。

天皇の行為は一般に国事、公的、私的などその他の三つに分けて解釈される。
国事行為は憲法の定める天皇の「お務め」。
法令の公布や国会の召集、外国大使の接受など十項目が並ぶ。
外国要人との会見はそれには含まれない公的行為だ。

公的行為は明文化されておらず、宮内庁は「公的な性格を持つ行為。国政の権能にかかわらないよう、国事行為に準じて内閣の助言と承認を受ける。」と定義づける。


皇室には国の予算から「宮廷費」と「内廷費」、「皇族費」が支出されている。
厳選はいずれも税金だが、宮廷費は公費扱いで皇族の公的行為に使われる。

内廷費が私費扱い。これが私的行為向け。宗教的な儀式にも使われる。
皇族費は宮家への私費だ。

こうした基準を決めるのは宮内庁だ。


立教大の渋谷秀樹教授(憲法)は
「公的行為にはいくつもの種類の学説がある。」としたうえで「憲法では国事行為のみと限定しているが、それではあまりに少なく、国事行為に準じる行為を公的行為と理解すべきではないのか。」と説明する。
「今回は国事行為に準じる行為をしただけで、騒ぎすぎ。宮内庁のルールも内規にすぎない。重要なのは内閣がコントロールしているかどうか。最終的には国民がどう思うかだ。」(渋谷教授)


麗沢大の松本健一教授(日本近代精神史)は
「いかに私的な行為であっても天皇は存 在自体が公的なので、どうしても政治的な意味を持たざるを得ず、公私の区別は極めて難しい。」と語る。
「公的行事は宮内庁が定め、百以上あるといわれている。それを省益代表の宮内庁の役人が勝手に決めるのではなく、国民の目に見えるところで政治が行事の優劣を決めておく必要がある。
天皇は本来、象徴で文化的な存在だから、文化的な意味のある行事を高い順に置いたらよいのではないか。」と言い、
「天皇は国民と国家のために祈る存在であり、政治権力と無縁であろうとするなら、京都に戻られてはどうか。
京都のほうが政治利用や権力闘争に巻き込まれない。」と持論を説く。


奥平康弘東大名誉教授(憲法)も、「象徴」は政治性を持たないという建前があっても、政治から逃れることはできないのが現実だとみる。
「憲法は民主主義を原理原則にしているが、国民の上に象徴天皇を置いてしまった。その存在自体に矛盾がある。
終戦直後、天皇制の在り方について本質的な議論を避けて存続を決めた問題が、現在まで続いている。」と言い、今回の中国の副主席との会見設定問題も
「自民党が鳩山政権にけちをつける小さなイベントで終わってしまうのではないか。」と懸念しながら、こう話した。
「公的行為をめぐる公平性、中立性の問題ではなく、民主主義に象徴が必要なのか、という本質から考えるべきだ。」


***********

こうしてみると、天皇の公務、公的行為そのものが曖昧なままであり、法学者によって解釈や持論が違うという事が分かります。
天皇の公務じたいが曖昧なのであれば「皇太子妃雅子さまの公務はこういうものである。」と断定するなど不可能ではないでしょうか。
そのように曖昧な事実を無視して闘病中の雅子妃を批判するのは、精神疾患への無理解と患者への蔑視にも繋がるのではないでしょうか。

両陛下の公務についての疑問 (九重)
2013-07-03 22:39:25
初めてコメントさせていただきます。
いつもうなづきながら、拝見しています。

産経新聞では、「天皇・皇后両陛下ご動静」と題する欄があります。
それを見ると、憲法上の国事行為は勿論、その他の公的な行為、コンサート、美術展鑑賞、会食など種々雑多な活動が記載されています。
これはすべていわゆる「ご公務」として取り扱われるべきなのでしょうか。
念のため、宮内庁のHPを見ると、両陛下のご活動として記載されているので、多分「ご公務」扱いなんでしょうけど、一般国民が休日に自腹をきって行くような展覧会やコンサート鑑賞、身内である宮内庁の職員を呼んでの会食、地方へ出かける際の担当者からの説明、こういうものまで「ご公務」にするのはいかがなものかと疑問を感じます。
これで年間何百件だから「激務です」っていわれても、それならやめればいいのに、やめても国民は別に困らないけどって言いたくなります。
「公務の仕分け」が必要ではないでしょうか。
世間の誤解を解くには (haduki)
2013-07-03 23:38:27
いつも興味深く読ませていただいてます。

皇族の公務について、世間の多くは、皇族が税金で生活するかわりに行う仕事のように勘違いしているようです。だから、雅子様が公務をなさらないとすぐに、サボっている、働かないなら皇族の資格がない、挙句の果てに皇后に不適格とバッシングされます。
しかし、皇族の生活費とは別に、公務はそれ自体、一年に何十億と多額の税金を要するもので、平成になってからの宮廷費激増には驚きました。昭和天皇は、よほどの時でないとお出ましにはなりませんでした。例外は相撲観戦ぐらいでしょうか。

ここで、公務内容について検討するのもよいですが、むしろ、両陛下の人気取りと自己満足のための顔見世興行的な公務に、多額の税金が投入されていることを世間一般に知らしめることのほうが大事だと思います。
ちょっと考えればわかりそうなものですが、意外とみんな気づいていません。税金で生活する代わりに行う無償の奉仕とも思われてるようです。

ここに気が付かないと、今月の被災地訪問も、両陛下は老骨に鞭打って働いているのに、雅子様は・・・という論調が変わりません。被災地訪問には大人数での交通費のみならず、地元の警備や人の動員など被災地にも相当の負担があるはずですが。

それほど必要のない外出を公務とし、一見、国民に奉仕しているかのようにして(無論、善意でなさっていると思いますが)、実は公費を多額に費やしていることを、どうしたら広く気づかせられるか・・・。そこを考えるほうが大切かなと思います。
何か、良い案があれば…。
 
見直し発言 (うずらちゃん)
2013-07-04 07:26:34
小沢氏の「公務減らせばよい」発言が真っ当ながら無視されたのは、氏の人望の無さも然ることながら、おそらく皇太子殿下の「公務の見直しも必要」発言を想起させるからだったと思います。
現に、ヘイカの体調不良は度々報道されますが、やれスピーチを無くしただの短時間の出席に留めただのと、くだらない対策をしたという報道はされますが、皇太子殿下のあの発言を再提案する形の記事はありませんでした。
殿下の発言についても徹底無視だったわけです。

そこ(公務の見直し)に解決策が隠されているからでしょうし、「解決」することによって利権を得られない層があるからでしょうね。
植樹祭 (speranza)
2013-07-04 07:53:33
かなり前のことで記事を探すことができませんでしたが、植樹祭に関してこのようなことがありました。

天皇陛下が植樹祭で植えた木を見たいとある方(一般人)がニュースで見た場所へ行くと木がありませんでした。
陛下お手植えの木が盗まれた?
ちょっとした騒ぎになりマスコミも動き出したところ、実は植樹祭のすぐ後で別のところへ木を移したのです。
陛下の植えた木に万が一のことがあっては大変、ということで安全な場所(?)へ移動したとのことです。

本末転倒ですね。
緑化のために始まった植樹祭は確かに形骸化しているようです。
陛下のための行事になっている感があります。
シロキジ様のおっしゃるように一巡した段階で見直すべきだったのかもしれません。

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