田舎都会からの便り

北海道新幹線・新函館北斗駅のある北斗市から発信してます

箱館ハイカラ号

2012年05月06日 03時00分00秒 | 山登り・散策の話

 

      田舎都会通信

 

 箱館ハイカラ号

ゆるやかな坂を

復元チンチン電車・箱館ハイカラ号が

の~んびりとした雰囲気で近づいてくる

ここは北海道函館市 市電・青柳町停留所  

 

「別れて逢うて また別れ やすらぐ土地はどこにある

明日は小樽へ 旅立つあなた 秋が泣かせる 節子草

ここは ここは函館 青柳町」

詩人・石川啄木をモデルにした三笠優子の「函館青柳町」の一節です

当地に縁の深い詩人を浮かべながら 

市電を楽しむのも良さそう

青柳町の次の停留所は終点谷地頭

そこから歩いて10分ほどに石川啄木一族のお墓があります

薄幸の詩人は26才 節子も26才で他界 病名も同じ 肺結核

歴史に名を残した詩人ですが 生前は暗い日々のように映る

 

石川啄木が函館にいた頃は 馬車鉄道の時代でした

箱館ハイカラ号は 1918~1936年に客車として運行したという

現在の車両は 当時の台車を利用して復元されたものだそう

次は 終点・谷地頭 

 

市電に乗って高校通学したので 

運転席を見ると なつかしさが湧いてくる

木枠の窓から飛び込んでくる光景は

額縁に入った絵画を眺めている気分にさせてくれる

 

吊り手 豪華そうな照明器具 ・・・・・

どれも生活の歴史が詰まっているよう

 

どっしりとした威厳を感じさせる風格ある座席

座り心地は 満点

 「次は 谷地頭 やちがしら お降りの方は・・・・・」

昭和の時代は車掌さん乗務は 当たり前のことだった

疲れているような集金カバンが 

なつかしさをプレゼントしてくれる

車体は ピッカピカ

スプリング なつかしいなあ

4月14日から10月31日までの期間限定運行

料金は 2kmまで200円  4km 220円  

7km 240円 7km以上 250円

 

現在 生誕102年 頑丈でまだまだ走れそう

函館観光の時は 乗車して古の至福を味わうのも良さそう

 


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