国立新美術館へ行きました。
印象派とポスト印象派の展覧会をやっているのです。
やっぱりルノワールが一番好きだなあ、生きてる、って気がする。
モネよりもマネのほうが好きだけど、どんなにモネのセンスがおもしろくなくても、私はモネにかなわない、悔しいな。
ラ・トゥールの絵を始めて見た。けっこういいな、と思います。
ドガいいな。ピサロもいいな。
注目を集めていたのはルノワールの「踊子」。
それからゴッホの「薔薇」には私以外の沢山の人の目が釘付けでした。清冽な花の絵です。グッズ売り場でも人気でしたが、私は敢えて買わずにルノワールの「踊子」だけ買って帰りました。
好きな絵も感心する絵もそれは沢山あるけれど、嫌いというか興味をひかないものを探すほうが難しいけれど、皆不思議な程個性があるのです。
上手い、と思うのは同じなのに、それぞれ全く違うのです。そしれ皆、絵を心から愛していた、そこも同じです。
家に帰ってからかなり落ち込みました。…。
若い方には申し訳ない。
原田芳雄さんもファンだったのです、私。
小学校高学年くらいの頃に「雰囲気の素敵なおじさま」的な目でテレビドラマを見ていました。
先日亡くなられましたが少し、年齢的には早い気がする。でもうちの父はもっと早くて30代だった。
まあ事情も顔も違うんだけど…。
最後の作品が封切られたばかり。しかも自分の原案、自分の主演で終われるなんてすごいな…としろうとなりに思います。
けっこう長い事理想の男性像だったのですよ。
合掌。
でもなんとなくさわやかな終りと感じるのは私だけかな。
いつか、できれば私もそんな風に静かに、さわやかに逝きたいものです。
でもでもまだ、早いから。(汗)