ヨーグルトに新しいカテゴリーを構築し、フルーツヨーグルトの市場をリードしているのが、95年発売の森永乳業「アロエヨーグルト」だ。
93年にデニーズがメニューに取り入れ大ヒットしたナタデココに次ぐ新しい素材はないだろうかと模索している中、アロエに注目した。店頭で見つけたレトルトパウチのシロップ漬けのアロエを「どのようにしたらおいしいデザートがつくれるだろうか」と検討したのがキッカケだ。
健康志向を背景に堅調に推移していたヨーグルト市場で、メーカー各社は、独自の効能を持つ乳酸菌やより果汁感ある大粒のフルーツなどに差別化を追い求めていた。だが視点はそこにはなく、独特の食感やこれまでにない組み合わせによる新しいテイストが潜在需要としてあったのである。
加えてパッケージデザインにも斬新さが溢れている。キャッチコピーにあるように、「素肌とからだのために(現在は、カラダのキレイをつくる)」通り、一見すると化粧品のようなデザインだ。しかも食品には不向きと通説のあった緑色を多用している。
これまでにないパッケージデザインの斬新さ、プチっとした独特の食感と健康イメージのある「アロエ」を独自のクリーミィーなヨーグルトに組み合わせた優しい絶妙なハーモニーが、幅広い年齢層に支持されたのである。
93年にデニーズがメニューに取り入れ大ヒットしたナタデココに次ぐ新しい素材はないだろうかと模索している中、アロエに注目した。店頭で見つけたレトルトパウチのシロップ漬けのアロエを「どのようにしたらおいしいデザートがつくれるだろうか」と検討したのがキッカケだ。
健康志向を背景に堅調に推移していたヨーグルト市場で、メーカー各社は、独自の効能を持つ乳酸菌やより果汁感ある大粒のフルーツなどに差別化を追い求めていた。だが視点はそこにはなく、独特の食感やこれまでにない組み合わせによる新しいテイストが潜在需要としてあったのである。
加えてパッケージデザインにも斬新さが溢れている。キャッチコピーにあるように、「素肌とからだのために(現在は、カラダのキレイをつくる)」通り、一見すると化粧品のようなデザインだ。しかも食品には不向きと通説のあった緑色を多用している。
これまでにないパッケージデザインの斬新さ、プチっとした独特の食感と健康イメージのある「アロエ」を独自のクリーミィーなヨーグルトに組み合わせた優しい絶妙なハーモニーが、幅広い年齢層に支持されたのである。