The Tsinghua Way !! (中国MBA報告)

中国北京の清華大学で06年9月より奮闘した知られざる中国MBAの体験記。08年7月に卒業しました!

京滬空中快線と自動チェックイン機

2007-12-12 | 北京生活
先週VCフォーラムに参加するため上海に行く時に驚いたことは、空港に「京滬空中快線」(北京=上海エアシャトル)なる専用カウンターが設けられていたことである。これまで北京=上海間を飛行機で往復する際には、中国の他地域に行く多くの搭乗客と一緒に各航空会社のカウンターの前にできた長い列に並ぶ必要があった。概してそのような搭乗客は大きな荷物を抱えていて、荷物の預け入れにやたらと時間がかかる。その後セキュリティーチェックを通って、空港の端のほうにある乗り場に歩いて行けるならばまだいい方で、時々バスに乗せられて(普通貨物を同じように)遠々と航空機まで運ばれる。北京=上海間の正味飛行時間はたった1時間50分であるにもかかわらず、このロスにより合計4時間ほどかかっていた。

この「京滬空中快線」(北京=上海エアシャトル)ではまず自動チェックイン機で搭乗手続きを行い、その後専用のセキュリティーチェックカウンターの列に並び、そこを出た目の前の搭乗口から搭乗できる(バスに乗る必要がない)。これは中国では画期的なことで、これにより少なくとも1時間以上の時間を節約できる計算になる。現在北京=上海間にはほぼ1時間に1本のシャトル便が飛んでおり、空港会社さえ選ばなければすぐにでも飛び乗ることができる。

ただそんな便利になった中国の航空事情にも落とし穴があった。今回上海虹橋空港でのこと。自動チェックイン機で搭乗手続きをしていたが、なかなかチケットが出てこない。仕方なく普通のチェックインカウンターに並びチケットを取り直そうとしたが、私のチケットが既にコンピューター上で処理されているのでスーパーバイザーしか処理できないという。スーパーバイザーなる人物に事情を話して、再び自動チェックイン機のところに行ったが、チケットの出てこなかった理由が「チケット用紙切れ」という単純ミスだということがわかった。これで20分の時間のロス。信じられないかもしれないが、中国では銀行のATMでもお札切れが頻繁にあり、待てどもなかなか現金が出てこないということがよくある。こういうことに遭遇すると、ハードは整えられたが、やはりソフトはまだまだと感じさせられる(いちいちこんなことで怒っていても始まらないので、もう慣れたが、、)。


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2 コメント

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Unknown (すきやき)
2007-12-13 00:34:43
ATMといえばこちらアメリカでもびっくりしたことがあります。
というのは、お金の入金をATMを通じてやろうとしたところ、お札の入り口に札束をまとめて普通に入れました。しかし、封筒に入れておかないといけないのです。
というのは、こちらのATMは自動的にお札を勘定してくれず、なんとお札投入口に入れたお札は、機械の内部の受け皿にお札が落ちる仕組みのようです。私がお札を投入したときは、複数枚を封にいれないで入金してしまったので、機械の内部でお札がばらばらになってしまったようで、すぐにそのことに気づき、翌朝ATMが併設されていてた銀行の人に言って、キチンと入金したお札の枚数を確認してもらいました。(お札を入金したのが、たしか銀行が開店する1時間くらい前だったため。)

しかし、米国ではATMなのに入金時にお札を自動的に数えてくれないとは、まだまだローテクの機械ですよ。
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Re: Unknown (imaaan)
2007-12-13 10:15:52
なるほどそうですか。中国では入金できるATMはあまりない状況。このためもあり銀行に延々と並ばなければならない羽目になります。日本のATMはその点優れていると思います。
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