ルイ・ヴィトン装着

　ランドナーとフェデラルが来てしまった事で、旅自転車の座から転落したフリーダム７ｓ改です。特にフェデラルにリアキャリアを移植してしまったことで、急に後ろ半分がスッキリしやがりました。というか、シルエットだけならフェンダー無しのスポルティーフだなぁ。

　スポルティーフとなると、リアキャリアよりサドルバッグが似合う！ ということで、手持ちのカバンに、サドルバッグに転用できそうなモノがないか探しますれば……ありましたよ。かつて別れた女が、使い込んだ末に置いて行った、ルイ・ヴィトンが！
　色は褪せ、ヌメ革も傷みきったヴィトンのパピヨンとスピーディを押入れの中から発掘。完全にド中古というか、質屋でも買い取ってくれないヤレっぷり。

　しかし、本革以外のモノグラムとかダミエとかのヴィトンのいい所は、表地がビニールでコーティングした布だということ。つまり生活防水程度の防水性があり、ちょっとの雨くらいならへっちゃらなのです。ということは意外にも自転車向きなのではなかろうか？

　さっそくフリーダムに装着してやります。


　円筒形のパピヨンはサドルバッグとして使う事にします。テキトーな革ベルトをブルックスのベルトループに結束。それだけでヴィトン製サドルバッグの完成ですよ。


　ボストンバッグ型のスピーディは、やっぱりフロントバッグ用の革ベルトをカバン本体のベルトループに通してハンドルと結束。たったそれだけでヴィトン製フロントバッグの完成ですよ。


　いやぁ、バブリーな外観ですなぁ（笑）。それでも色褪せてヤレきったヴィトンには、何かこう渋さがあります。これはこれでアリですね。実用性も高そうだし、何よりオンナ受けは確実にイイでしょう。壊れた恋愛の黒歴史の遺産をこんなカタチでリサイクルすることになろうとはなぁ……。


　さっそく使い勝手の良さそうなフロントを装着して、池袋に打ち合わせに出撃。前後ヴィトンだとオーラがいやらしいくらいに強いので、前か後ろのどっちかだけ使うのが良さそうです。


　今日の晩飯は、江古田の太陽でラーメン。480円なり。