「ふくいの農業のあり方検討会」というのがある。
そこで、これからの福井の農業の方向を考える、、という。
農政の難しさは、やれ農村の豊かさだとか、兼業所得の維持だとか、目標設定が、曖昧なこと。こうした目標設定は、もう少し、現実的で、実現可能な具体的目標にブレークダウンしないと、行政目標にはなり得ない。
私は、農業産出額を上げるのが、農政の入り口であり出口だと考えている。
そこで、
福井の農業産出額を上げるには、でおおよそ、30分ほど話題提供。
1.農業を活性化させる三つのキーワード
経営感覚、お客、ビジネスモデル
女性起業について
2,日本の農業がとらわれた三つの呪縛
1次産業衰退論、零細規模、家族経営限界論
産業、規模、業態、三つの呪縛。
三つの呪縛の正当性と、そこからの開放する考え方
3,一次産業一次産業にあらず
脱工業化社会、融合産業論
4,規模の小さいEU小国やスイスの事例
5,業態活用による地域経済の活性化
6,資源を最大限に利用する農業、市場を発見、創造する農業
7,人材の老齢化・枯渇への対応
8,現場に近い、地方自治体が中心となる農業施策
福井県、米地帯。兼業+米で、豊かな地域。
生産調整の達成率高く、国の戦後農政の一つの帰結としての農業が行われている典型的な地帯。。
国の農政の優等生。
それが構造として定着している。
ここからの脱却は、これまでの延長上にはない。
農業活性化に必要なヒト・モノ・カネ・アイディアを導入できる人を捜すこと。
外部の力を借りること。
農商工連携の商や工を農業の担い手として取り込むこと。
食品スーパーややGMS。
建設業者。
漬け物や。
等々を語って、帰りの車中で、県庁の方にレクを受けた。
「坂井北部丘陵地」の企業的園芸参入の事例だ。
ちゃんとやってるではないか。
旧来のコメ地帯では困難?、、ということで、、砂丘の丘陵地帯に新規参入。
団地化している。これまで六つの経営が参入。
インスフィアファーム社、ARTSOIL社、三国アグリテクノ社、太地リーフ社、越前柿資産組合、苗屋、の六社にさらに、スズキノウエン。
こうした気風を、稲作農村地帯に広げていけばいいのだ。
ただこうした動きは、、農水省農政が長年かけて作り上げた、農地法的な、稲+兼業の、、農家だけは豊だが未来がない構造との綱引きになるだけに、、どこまで浸透するかが鍵になってくるのではないか。
そのためにも、こうした動きを県民に見えるようなモノにしていかなければならないだろう。
そのためにも、地元の人々が積極的に動くのが良い。
単協がコメ販売をはじめたのも明るい材料。
全農や農水省にまかせないで、地方自治体や地元企業・農協がもっと自由にビジネスを考えたらいい。
県庁職員のお話を聞いていて、この知事ならやってくれそうだと、思って飛行機に乗った。
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