今日の一貫

主婦向け番組で、、堅い農業の本質を語ってみました、25日の「生活ほっとモーニング」

生活ほっとモーニング、昨日久しぶりに出演。
「どうする日本の食、、農業再生に向けて」
主婦向け番組で、どこまで農業問題の本質と再生に迫れるかが課題。
食料自給率が39%にではじまる番組なだけに、、少々大変な気もしましたが、、。

主要テーマは3つ。
①定年帰農、②企業参入、③農商工連携。

まず、秦野市の定年帰農。
結構楽しそうな農業経験者。
商社マンが、自分で作った農産物を販売するようになる。
農業をやりたい国民増えている。農業は国民にオープンにすべき。
サラリーマンが農業を手伝うパターンの先進地は東京都。
普及所、ボランティア農業をはじめ、今では江戸川区や日野市の果樹園で農業を。
都市農業を推進。
また番組では言わなかったが、飯田のワーキングホリディ、グリーンツーリズム、就農準備校、就農支援機構等々、、あるよ、と言おうとは思っていたが、、。
自分の生き方として農業を選択する人が増えている。
また食に結びつくだけにやりがいもあろうというもの。

しかし、これで、日本農業全体の供給力を回復するには力不足。
企業やもっと力強い主体が参加しないといけない、、。

そこで、二番目が、大分の会社が農業へ参入、、と言う事例。
県が農業をやりそうな企業を求めて、営業活動、現在46社エントリーがある。
この力が日本農業を変える。

しかし、まだ規制が多く苦戦している。
日本全体で、農地リース事業による参入が2010年500社目標に対し、今のところ281社。
中には撤退したところもある。
ワタミの北海道農場は撤退した例。
リース事業の貸し付けのうちは、市町村自治体が斡旋するが、その条件は、耕作放棄地、または今後耕作放棄が見込まれる地域。
つまり農家が放棄しそうな農地に限られるという悪条件。
もっともワタミの事例は飼料高等が原因のようだが、、。

ただ、受け入れ農村にとっては、企業は異邦人名なけに、両者の努力も必要。
特に企業は、地域での定着の仕方を真剣に考えるのは大事。
地域密着産業なので、地域に馴染む必要がある。
地域のために、、が大事か。

骨太で農水省はこうした会社の参入や経営政策の促進をいうが、本気でやって欲しい、とも。

三番目は、鳴子の米の買い支え合い。
棚田保全などに見られるように、、景観が保てる、農業体験ができる、、その結果として手に入る米は、普通米屋さんで買うものよりも高い米になってる、という例は多い。棚田保全は代表例。
このケース、付加価値が大事、目的が米以外のところにある。
ところが、鳴子の運動、「コメの価格は1杯何円にすぎない、、安い、、それなら、、農家のためにもみんなでコメを買い支えよう」といったスローガンではじまった。
その時は、これは問題と思ったものだった。
だが、ようやく、米の値段を直接訴求するのではなく、付加価値の方がメインという、野で、今回の取材内容は、、安心した。
鳴子にも、棚田保全の様な感覚が出てきたようだ。

さらに、旅館などの観光業者が米を使ってアピールするように、いろいろな産業の融合によって、域経済の活性化が図られる、とも。
これ、農商工連携だ、農商工連携の事例は、、いろいろあるが特徴は、ウインウインの関係。

こうしたビジネスモデルを作っていくと農業も成長産業になる。
現に、ヨーロッパの小国では成長産業になっている。輸出産業にも、
資源を最大限利用した生産性の高い1次産業が確立している。

日本の農業も可能性がある、、で締め。

主婦相手の、賢い消費者路線の生活ホットにしては、、、農政の本質に良く迫った方と思うが、、、どうだったろうか?

プロヂューサー、ディレクター、安野君、アナウンサー、みんな協力してくれて、気持ちよかった。
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