今日の一貫

代表質問 衆院 小沢ヨーロッパ保守?とアメリカ保守

安倍総理の施政方針演説に対する代表質問。
小沢代表の、質問、わかりやすかった。
憲法改正か生活維新かというがこの対立軸提案は、もっといえば、国家理念か、生活かの判断。

先(28日)のブログで、安倍政権の支持率低下を、我が国の戦後保守の本流思想からの脱却にあるとした。経済より優位にある国家理念を主張してると。その点を民主党がとらえた感じ。
二者択一ではないとする安倍総理の回答も順当なもの。

だが、経済、特に成長路線に関しては、もともと安倍政権の中心だったはず。しかし、本間問題でこけてしまった。石さんを変えてまで成長にこだわった安倍政権だったのに、やはり、ここは経済政策に本腰を入れる雰囲気を作るべきだろう。
民主党が経済課題を生活問題・格差問題として攻めるのは賢明。小泉成長路線をせめるにはこれしかない。
日本には、年金や、雇用など、セーフティネットの不備が多い。
ただこの議論、社会福祉政策の不備を課題とすればそれでいいこと。
経済成長路線は格差問題をも包み込む。
首相の「成長で、好景気の実感を国民が感じるようにする」は正しい答弁。

ただ民主党は格差をうまく使っている。
小泉改革によって、日本は「バラバラになった」と主張、それが、古き良き日本の伝統をなくしたと言う。
「日本の習慣・伝統」に拠って、、、と小沢さん何度か言った、、と思う。
ヨーロッパ的保守の思想が見え隠れする。

論点は、アメリカ保守か、ヨーロッパ保守かのようだ。
どちらでもいいが、そこに日本保守の経済成長を語った方(景気を良くしてくれると思わせた方)が選挙では勝つ。その点。民主党の経済成長は、生活維新、格差是正という直球ではないところが弱み。

ところで、閣僚のゆるみが多い。
塩崎さんは、新貧困層など問い言葉を使いだした。
おそらく、格差ができることが問題なのではなく、底辺層の人たちにどうセーフティネットを張るか、再チャレンジをどうさせるかが課題、とでも言いたかったのだろう。

貧困化革命など懐かしい言葉がある。昔の共産党が言ってたような気がするが、さすがに共産党系学者も最近は言わなくなり、新貧困化とか相対的貧困化などといっている?らしい。いやそれさえも言わなくなったかも。農業経済学者にはまだいるが。相対的貧困化とは、いい奴がどんどん良くなる、別に悪くはならないけど、格差は広がる、それは皆が貧しくなると言うこと?、といったロジックだったような気がする。

塩崎さん、言葉は気を付けた方が、ま、それでも柳沢さんよりいいか、、、柳沢さん、、、魔が差したとしか、、、
民主党も、格差を言い過ぎて、相対的貧困化ににならないように。

共に、悪平等にならない、明るい社会を気づいて欲しい。
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