今日の一貫

ニチレイと奥田建設の農業参入の計算は、10アール100万円から500万円

日本の農業問題はコメ。
水田の粗収益(販売額)は、10アールあたり10万円強。

昨日一昨日と農業参入を書いたが、
これら企業の10アールあたり販売額は桁が違う。
奥田建設の場合、1ha、4万4千株の山葵で、売上高5千万円ということは、10アール500万円。
ニチレイフーズの「ベジポート」は、計画でしかないが、初年度2240トン、作付面積にして約53ha出荷、販売額5億円を目指すというから10アール約4㌧の野菜出荷で94万円。

ベジポートの計算根拠ははっきりしてはいないが、おそらく「人参」で計算してるのかもしれない?
初年度ということで加工収入も入ってないのだろう。

(野菜の値段、相場なので一概に言えないが、例えば、人参等は今頃の値段だと㌔100円、ほうれん草.トマトだと500円前後か、、?。
まー人参10アール4㌧は徳島等優良産地の収穫量。㌧10万として10アール40万。トマトほれん草だと㌧50万円、トマト10㌧いくかいかないかで、、10アール500万円にはなるが、、、)

それはそうとこれに加工でさらに付加価値がつくのだろう。
両方とも、単なる野菜販売業者になるつもりはなさそう。
やはり加工で新商品開発が目玉になるのかも。
10アール100万円前後のビジネスモデルだ。
コメは10万円。
10アール10万円の農業が如何に粗放な農業かがわかるというもの。
しかも米価は人為的に高値維持。

経営は、内圃+外圃一体で成り立っている。
外圃だけの稲作で経営できるのはよっぽど何らかの特殊性がないと厳しいのは一目瞭然、、。

経営が成り立たないと思っているのに、いつまでも成り立つという幻想を持ってると不幸になる。成り立たないならコメで成り立つビジネスを作るときなのだろう。
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