Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ ニューヨークの少年 / サイモンとガーファンクル:1970年

2023年12月29日 08時00分00秒 | 1970年代の洋楽
キャッチ22
人間の愚かしい戦争をパロディ化しながらも、人間だけが有する豊かな生命力、人間愛を謳い上げた1970年公開の作品。


🎞️映画『キャッチ22』▶︎ あらすじ

アート・ガーファンクルが映画のメキシコ・ロケに行ってしまい、ニューヨークのスタジオに一人残されてしまったポール・サイモン、連絡も寄越さない相棒に対し、“連絡くらいしてくれよ”と歌ったのが手紙が欲しい Why don't you write meでした。
今日は一人スタジオで待つしかなかった自分自身の気持ちを歌った曲の紹介です。

【Album Data】
リリース:1970年1月26日(米国)、1970年4月21日(日本)
チャート:Billboard 1位、英国1位、オリコン1位


同じ夢を追っていた頃に思いを馳せて~
この歌のトムと呼び掛けられる人物はアート・ガーファンクルその人、少年時代に“トム&ジェリー”という芸名でレコード・デビューした事からこの名前を使ったようです。 
もしかすると“もう一度昔のように~”という気持ちが、そうさせたんでしょうか・・・?

相棒が違う方向に
相棒はすっかり映画俳優という違う世界に興味の対象が移ってしまっていることを自覚、それでも待つしかなかった。
なしのつぶて、連絡もくれない相棒に対し、“天気がよければロケが進む”ことから“天気予報を見れば様子が分かる”と、少々、自虐的にも取れる表現でその心境を語ります。

僕らは、まだ道半ばなのに・・・
・・・どうなってしまうんだろう?・・・


この曲で、一瞬ですが一番の盛り上がりを見せるのは以上の部分です❗️
ここでは、コンビ解消が近くまでやって来ていることを匂わせています。

君が今回、新しい世界にはばたこうと・・・
・・・真っ直ぐな君の情熱を、今輝かせて欲しい・・・


そして、新しい世界に踏み出そうとしている相棒にエールともとれる言葉も・・・

何れにしても、『心を残しつつ、コンビ解消することになりそうだ』と自分の思いを初めてストレートに近い言葉で示した曲が、この「ニューヨークの少年」だったのでは・・・

ニューヨークの少年 / サイモンとガーファンクル
トム、飛行機に乗り遅れるなよ
君の仕事は、うまくいきそうだね

メキシコまで飛ぶんだよね
ボクはずっとここにいるよ
ニューヨークに一人でね・・

必要なニュースは天気予報で見れる
ああ、天気予報さえ見れば知りたいことは全てわかるよ

こっちは、今日なんか何もやれる事がないんだ。苦笑いだね。
ボクはずっとここにいるよ
ニューヨークに一人でね・・

僕らは、まだ道半ばなのに
どうなってしまうんだろう?
どこに向かえばいいんだろう・・

ボクは、今ここで一人で考えているよ

僕らは、まだ道半ばなのに
どうなってしまうんだろう?
どこに向かえばいいんだろう・・

トム、飛行機に乗り遅れるなよ
君が今回、新しい世界にはばたこうと
思っていたことは知っているよ

真っ直ぐな君の情熱を、今輝かせて欲しい
ボクを明るく照らしてくれた様にね

ボクはずっとここにいるよ
ニューヨークに一人でね・・

ボクは、今ここにいるよ
ボクは、今ここにいるよ





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