Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ オール・マイ・ラヴィング / ザ・ビートルズ:1963年作

2022年11月08日 19時00分00秒 | 『With The Beatles』

【 Single Data 】
リリース:1964年5月5日
チャート:当時はまだオリコン存在せず
*日本独自のシングル
常識なんぞぶっ飛ばせ!
今現在、特にロック系のCDは、アルバム中心の考え方で、シングル・リリースはあくまでもアルバムを売るための宣伝としての要素が大きく、それ故に、ロック系のアーティストの曲がヒット・チャートのトップに立つのは困難になったという状況らしいですね・・・
1960年代の初め頃のアルバムは、2つ、3つのヒット曲を収録し、残りをシングルの選から洩れた曲や、数合わせで録音された曲などで占められ、質の高いアルバムを作ろうとする意識は低かったようです。

そのような音楽界に風穴を開けたのがビートルズでした。
デビュー・アルバムの『Please Please Me』において彼らは、プロの作曲家による作品を採用するのが当たり前の当時としては珍しく、オリジナル曲を多数収録させ周囲をアッと言わせました!
しかし、もっと驚く事をデビューして1年あまりの新人バンドがやってのけました!
何と、全曲新曲シングル・カットなしのアルバムのリリースでした!

No.1確実のシングルを自ら放棄
今日ご紹介の曲は、シングル発売すれば間違いなくヒットした「All My Loving」です。
『えっ?“オール・マイ・ラヴィング”ってシングルカットされなかったの?』という方も多くいらっしゃるでしょう。
勿論、シングル盤量産国の日本ではシングル・リリースしておりますが、英国ではシングル発売なし
「イエスタデイ」と共に、リリースされれば確実にNo.1シングル間違いなしだったでしょうね!

All My Loving - The Beatles

オール・マイ・ラヴィング / ザ・ビートルズ
目を閉じて・・・・キスしてあげる
明日になれば二人は別れわかれ
だけど いつでも君を想っているよ

家を離れている間
毎日 手紙を書いて
ありったけの愛を君に送ろう

恋しい君の唇に
キスしているつもりになって
早く夢がかなうよう祈るんだ

家を離れている間
毎日 手紙を書いて
ありったけの愛を君に送ろう

ありったけの愛を君に送るよ
僕の愛は ダーリン 君だけのもの

目を閉じて・・・・キスしてあげる
明日になれば二人は別れわかれ
だけど いつでも君を想っているよ

家を離れている間
毎日 手紙を書いて
ありったけの愛を君に送ろう

ありったけの愛を君に送るよ
僕の愛は ダーリン 君だけのもの
ありったけの愛を あふれる愛を
ありったけの愛を君に送るよ



プレイヤーとしての能力の高さを披露
この曲でジョンは、あの息つく間もないリズムギターを鋭いカッティングによる3連のコードストローク、ジョージは二本のギターを弾いているようなチェットアトキンス奏法を、ポールはメロディアスなランニング・ベースを披露して、プレイヤーとしての能力を示しております!

 



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