懐かしい邦楽:009 〜 心にしみる曲
日本のアーティストで、“ビートルズ愛”を公言する人は多いけど、チューリップほどそれを剥き出しにしたバンドはないでしょう。 例えば、彼らが出した『ぼくがつくった愛のうた』というアルバムは、ビートルズのアニメ『イエロー・サブマリン』を意識して作られており、中身はブックレットで絵本の様になっていて、その物語に沿って曲が作られています。 更に「この曲のギターは、あの曲のギターの使い方にそっくりだな」等々、ビートルマニアなら、思わず微笑ましく思ってしまう曲がたくさん存在しています。
今日ご紹介する「青春の影」は、明らかにビートルズの「The Long And Winding Road」を意識して作られた詞であり曲だと思います。 曲全体は「Let It Be」の様でもあり、何れにせよ名曲であることには違いありません。
一体どっちだ?
日本の曲には珍しく、詞の意味の解釈で真っ二つに割れているのがこの曲です。
歌詞の最後の2行が「これからの僕はただの男」「これからの君はただの女」となっていることから、“結婚の決意ソングだという説”と“いやいや結局は別れてしまったんだ説”の二つの解釈が生まれてしまいました。
実際に「青春の影 歌詞の意味」で検索するといっぱい出て来ますよ!
何方の言い分にも説得力あるから笑えて来ます(^O^)
僕自身、常々、歌詞の解釈には正解も間違いもないと思っています。
ただひとつ間違ってないのは、こういった論争が起きてしまう程、皆、この曲が名曲である事を認めているってことなんでしょうね。
一番好きなのは財津さんソロの「サボテンの花」かなぁ。インディーズの頃からのファンも友人にいました。懐かしいです。
参考まで〜こんな音源もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=1BChJnI6B_0
チューリップの前身“フォーシンガーズ”が、「ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテスト」に出演した時のもので、フォーク部門で6位入賞しています。
因みに1位赤い鳥、2位オフ・コース(この時は3人、後に1人脱退)という豪華な出演者。