"Argus"
ギリシャ神話に出て来る“100の目をもつ巨人”のことで、 厳重な見張り人を意味する。
アルバムの美しいジャケットは、デザイン集団の“ヒプノシス”の作品、ドラマ性のあるサウンドを考えると、この遥か遠くを見下ろしているダースベイダーのような兵士の後ろ姿のジャケット・・・マッチしてますね!
メンバー補充の為のオーディション行いました!
デビュー前にギター、ベース、ドラムの3人のトリオ編成だった彼らはキーボード奏者を加入させる為、オーディションを実施しました。
その中に“ギタリスト募集”と勘違いをしたそそっかしい男がひとり・・・
その勘違い男が、オーディション会場に来たことが、彼らの運命を変える事になろうとは、思いもしなかったでしょう!
メンバー達が、この勘違い男に腕前を披露させたところ、自分たちの波長にピッタシ!
当初の予定を変更して、このギタリストを新メンバーに迎える事に・・・
マイケル・シェンカーも憧れて・・・
このうっかり男というのが、後年、マイケル・シェンカーのなどの憧れのギタリストとなるアンディ・パウエルでした。
ここに、リード・ギタリストが2人のツイン・リード・ギターのグループ、"Wishbone Ash"の誕生です!
二本のギターが奏でる美しきアンサンブル
二人のギタリストのバトルというより、互いに調和を考えた美しい2本のギターの協演といった感のウィッシュボーン・アッシュ、今日は、1972年リリースしたアルバム『百眼の巨人アーガス Argus』の中から、彼らならではの1曲を・・・
今日ご紹介する曲は、アルバムの最後の曲として収録されている「剣を捨てろ Throw Down the Sword」、“ツイン・リードが売り”のグループならではの名曲、静かにフェイド・インし、まさに2本のギターがハーモニーを奏でるイントロは、緊張感と美しさが混同する素晴しい出来です。
Wishbone Ash - Throw Down the Sword
剣を棄てろ / ウィッシュボーン・アッシュ
剣を棄てろ
もう争いは終わったのだから
勝者も敗者もない
戦闘の激情を忘れ
疲れ果てた目を故郷に向ける
ただ答えだけを求めて
ひとり死の淵に立つ
そんな時もあった
剣を棄て去り
栄光を忘れ去る
時の流れさえ変えられない歴史
重い荷を負い、その道を行かねばならない
魂は傷付き、そして旅は終わる
ただ答えだけを求めて
ひとり死の淵に立つ
そんな時もあった
40周年Live‼️
KOされた感じですね。
日本でももっと注目されていいグループとは思いますが、
ものの見事にスルーされていますね。
自分みたいな隠れファンは結構いると思うので、再評価されてもいいのになぁ。
こういったバンドはちょっと時代がズレると全く知名度がなくなってしまうのが残念ですね。
今の大学生に知ってるものだと思い、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」の話を振ったら、「知らない」と言われて、ビックリした覚えがあります。