Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ ワーズ・オブ・ラヴ / ザ・ビートルズ:1964

2024年02月05日 08時00分00秒 | 『Beatles For Sale』
殺人的なスケジュールの中で・・・
1964年のビートルズは、アメリカ初上陸の後、初の映画『ア・ハード・デイズ・ナイト』の撮影、それに伴うアルバムの制作、ワールド・ツアー、アメリカのツアー、英国のツアー ...etc
彼らには、とても正気の沙汰とは思えないような殺人的なスケジュールが課せられました。
そんな中、更に追い討ちをかけたのがレコード会社との“年2枚のアルバムのリリース”という契約でした❗️

『A Hard Day's Night』で3枚目にして初めての全曲オリジナル作品を並べたビートルズも、ハード・スケジュールの中、アルバム収録の為に14曲を揃えるのは難しく、
『Please Please Me』『With The Beatles』の時のようにハンブルグ時代からのお馴染みのレパートリーを吐き出すしかありませんでした。
そして、1964年のクリスマス商戦に併せて、その年の12月4日にリリースされたのが、オリジナルとハンブルグ時代のロックン・ロールのカバー曲で急場をしのいだ4thアルバム『Beatles For Sale』だったわけです。

 【 Album Data 】
リリース:1964年12月4日(英国)、1965年2月15日(日本)
チャート:英国1位、オリコン7位(1987年)


地味な印象だけど・・・
このアルバム、ビートルズ自身が疲れ切ってる時にリリースされ、ジャケットの表情も明るさが感じられず、何よりも、全曲オリジナルで固めた華やかな『A Hard Day's Night』の後にリリースされたことも影響してか、地味な印象は拭えず、ビートルズのアルバムの中でも、お世辞にも人気アルバムとは言いがたい存在として認知されています。

ところがどっこい、僕はこの『Beatles For Sale』が大好きなんです❣️
ジョン・レノンのロックン・ローラーとしてのパワーが爆発してるという表現がピッタシなのが『Beatles For Sale』、そして、今日はその中から1曲・・・
今日ご紹介するのは、ビートルズのアイドルだったバディ・ホリーをカバーした「ワーズ・オブ・ラヴ」です。


“眼鏡をかけたロックン・ローラー”
ジョン・レノンは、眼鏡を人前でかけるのをとても嫌がりました・・・
そりゃそうですね、何となくロッカーには似合わない!
でも、バディ・ホリーを見て「眼鏡もイケてる!」と思ったんでしょうね(^O^)



僕もコンタクトが面倒で、その上、直ぐ無くしてしまう!
初めて買った時、3日目に洗面所で流してしまいました(#^.^#)
ジョン・レノンの丸眼鏡を見て「眼鏡なら手間がかからない!」と思い、似た眼鏡を購入した事もあります。

此方のジョニーも、丸眼鏡がトレードマークになっていた時期があります(^O^)

“こおろぎかぶと虫”
ビートルズにとって、数いるロックン・ローラーの中でもバディ・ホリーは特別な存在でした。
曲をカバーしただけに留まらず、グループ名の“The Beatles”も、バディ・ホリーのバンドの“The Crickets”にあやかって命名されました。

“こおろぎ”と“スポーツのクリケット”の二つの意味を持つ“The Crickets”に対して、“beat (拍子)”“beetle (かぶと虫)”の二つの意味合いを持つ言葉を合体させて“The Beatles”としたのは有名な話ですね。

相当な憧れの存在だったことが窺い知れます‼️

それを裏付ける事柄として・・・
ジョンはソロになってからも、アルバム『Rock 'n' Roll』において、バディ・ホリー「Peggy Sue」をカバーしてますが、その曲といい、今回の「Words Of Love」といい、バックのアレンジも歌い方もそのまんまの丸コピー!
やはり憧れを前にすると、“真似して本人に成り切る”というのは、プロもアマチュアも同じってことなのかな?(^O^)

ワーズ・オブ・ラヴ / ザ・ビートルズ
しっかり抱きしめて、どんな気持ちか聞かせておくれ
愛は本物だといっておくれ
ンンン・・・・・

君がそっと、心から囁く愛の言葉
ダーリン、愛してる
ンンン・・・・・

聞かせてくれないか、ずっと聞きたかった言葉を
ダーリン、君がそばにいる時に
ンンン・・・・・

君がそっと、心から囁く愛の言葉
ダーリン、愛してる
ンンン・・・・・






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