Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ トレイン / 1910フルーツガム・カンパニー:1969年作

2023年10月01日 07時00分00秒 | 1960年代の洋楽
東海道新幹線開業記念日 10月1日
1964年のこの日、東海道新幹線(東京〜大阪間)が開業しました。  9日後の10月10日から開催される東京オリンピックに先駆けて開業した新幹線は、この後、東海道本線の輸送力の強化に大きく貢献することとなり、半世紀以上経った今でも、その安全性と快適性は世界中の人から羨望の的となっています。

当時は、国家予算の10分の1の3000億円以上を使う大事業に反対もあったようですが、開業と同時に年間2.500億円を超える経済効果を生み、2年で工事費用の回収を果したそうです。

日本の技術が凝縮されたこの超高速列車、日本人が考えている以上に外国での人気が高く、「新幹線に乗るのが夢」と憧れている外人も大勢いるようです。

そんなことで今日は、“列車”にまつわる曲を・・・


【 Single Data 】
リリース:1969年10月10日(日本)
チャート:オリコン5位、Billboard 57位


今日ご紹介するのは、明るく楽しいバブルカム・サウンドで60年代の後半、数々のヒット曲を量産した1910フルーツガム・カンパニーの1969年のヒット曲「トレイン」です。

歌謡曲っぽい
何となく歌謡曲を思わせる曲調が日本人には馴染みやすかったのか、洋楽でありながら、オリコンの5位にランクインするなど大ヒットを記録しました。
前年の1968年に大爆発したグループサウンド・ブーム、そのムーブメントも1969年に入ると、その前半は人気を保てたものの、後半に入って勢いは急速に終焉に向かって行き、それと入れ替わるようにフォーク・ソング系のヒット曲が目立つようになって来ました。
こういった過渡期に大ヒットしたのがこの「トレイン」でした。 
何となく歌謡曲を思い起され、ノスタルジーすら感じさせられ、それでいて、1970年代後半に猛威を振るうことになるディスコチックな雰囲気がしないでもない・・・
何とも不思議な曲ですね(^O^)

そういった摩訶不思議さが影響したのか、本国のアメリカではヒットせず、日本だけのヒットとなりました。
学生時代の友人は、懐かしい曲として、この曲をイの一番に挙げております!

また自己主張をするフォーク歌手の出現が目立つ様になった1969年という年は、まさにレコード会社主導の日本の音楽界に、“アーティストの意向という楔”が打ち込まれた記念すべき年であったのかも知れませんね🎵


トレイン / 1910フルーツガム・カンパニー
列車がこっちにやって来る
人を連れて帰って来てくれる
ずっと旅に出ていたんだ
だけど、今、列車に乗って彼女が帰って来る

急げ、列車よ、俺の恋人を連れて帰ってくれ
万歳!もうそこまで来ている
急げ、列車よ、俺の恋人を連れて帰ってくれ
万歳!もうそこまで来ている

周りにいる人たちもみんな
俺の心臓の音が聞えるだろう
それほど俺はドキドキだ
列車の音と鼓動が競争している

急げ、列車よ、俺の恋人を連れて帰ってくれ
万歳!もうそこまで来ている
急げ、列車よ、俺の恋人を連れて帰ってくれ
万歳!もうそこまで来ている

彼女が俺にくれた愛を忘れない
俺の愛も彼女は覚えているはずだ
もう彼女が近づいてくる、気が狂いそうだ
昔みたいに二人で過ごすんだ

急げ、列車よ、俺の恋人を連れて帰ってくれ
急げ、列車よ、俺の恋人を連れて帰ってくれ

急げ、列車よ、俺の恋人を連れて帰ってくれ
万歳!もうそこまで来ている
急げ、列車よ、俺の恋人を連れて帰ってくれ
万歳!もうそこまで来ている

急げ、列車よ、俺の恋人を連れて帰ってくれ
万歳!もうそこまで来ている
急げ、列車よ、俺の恋人を連れて帰ってくれ
万歳!もうそこまで来ている

列車がホームに入って来た
俺の恋人が戻って来る
大きな音で列車が駅に着く
もう二度と去らないでおくれ

♪  ♫  ♪  ♬  ♪  ♫  ♪  ♬  ♪  ♫  ♪  ♬  ♪  ♫  ♪  ♬  ♪  ♫  ♪  ♬  ♪  ♫  ♪  ♬

【オリコン週間シングルチャート】1970年2月9日付
01.黒ネコのタンゴ / 皆川おさむ
02.ドリフのズンドコ節 / ザ・ドリフターズ
03.逢わずに愛して / 内山田洋とクールファイブ
04.白い色は恋人の色 / ベッツィ&クリス
05.トレイン / 1910フルーツガム・カンパニー
06.国際線待合室 / 青江三奈
07.恋人 / 森山良子
08.花と涙 / 森進一
09.私が死んだら / 弘田三枝子
10.別れのサンバ / 長谷川きよし
11.喧嘩のあとでくちづけを / いしだあゆみ
12.愛の美学 / ピーター
13.新宿の女 / 藤圭子
14.カム・トゥゲザー / ビートルズ
15.池袋の夜 / 青江三奈
16.涙のくちづけ / レターメン
17.土曜の夜何かが起きる / 黛ジュン
18.嘆きのボイン / 月亭可朝
19.しあわせの朝 / クリフ・リチャード
20.白い蝶のサンバ / 森山加代子 




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