Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ ピアノ・マン / ビリー・ジョエル:1973年作

2023年12月22日 07時00分00秒 | 1970年代の洋楽
 ビリー・ジョエルの出世作
ビリー・ジョエルが1973年に発表したセカンド・アルバムで、コロムビア・レコードからの第1弾。ビルボード誌のアルバム・チャートで初のチャート・インを果たした。

【Album Data】
リリース:1973年11月9日(米国)
チャート:Billboard 27位

ピアノ弾きは憧れ
憧れがそうさせるのか、ピアノ・マンの楽曲が好きなんです!
真摯に音楽に取り組んでいる感じがしていいですね。

今日ご紹介するのは、アーティストも楽曲もズバリそのイメージ、ビリー・ジョエル「ピアノ・マン」です。
3拍子のリズムを力強く刻むピアノ、それとは対照的にバックを品よく流れるアコーディオンの優雅な音色やピアノ弾きには珍しいハーモニカが印象的な曲です。

何と言っても、ビリーの張りのあるヴォーカルが素晴しいですね!
ともすれば単調になってしまう曲調ですが、彼のヴォーカルが低い音とオクターブ高い音を交互に取ることによって強弱を付けていて、エンディングに向けて最高潮の盛り上がりを聞かせてくれます。
ピアノ・マンとしての実力とヴォーカリストとしての魅力を存分に見せつけたビリー・ジョエルの魅力満載の曲と云えるでしょう!

この出世作となった「ピアノ・マン」は、1973年にリリースされた同名の2ndアルバムに収録されています。

ビリー・ジョエルは、1971年に『Cold Spring Harbor』というアルバムをリリースしたものの、充分な結果が得られず、収入を得るためロサンゼルスの小さなバーでピアノを弾いて生活の糧にしていました。
この時の経験を曲にしたのが、この「ピアノ・マン」であり、歌詞に出てくる“ピアノ弾き”は、ビリー・ジョエル自身のようです🎵

ピアノ・マン / ビリー・ジョエル
土曜の夜9時
いつもの奴等がそろそろ集まってくる頃だ
一人の老人が僕の隣りで
ジン・トニックのグラスをしきりと愛撫している

“若いの、思い出というヤツを弾いておくれ
どんな曲だったか もう覚えちゃいないが
ちょっぴり甘くて ほろ苦い味のするヤツさ
これでも若くて 洒落っ気があった頃にゃ
空ですっかり覚えていたものだ”
ラ、ラ、ラ・・・

“歌っておくれよ ピアノ・マン
今宵 歌っておくれ あの歌を
俺たち全員 歌い出したい気分なのさ
ああ 今宵はなんて素敵な夜なんだろう”

カウンターにいるのは 僕の友だちのジョン
いつも僕にただで酒をおごってくれる
絶えず明るい冗談をとばしては
細かい所まで気を配る とびきりいいヤツさ
だけど 彼の夢は広い世界を知ることなんだ

“ねえ ビル もうウンザリだよ”
真面目な顔つきで 彼は打ち明ける
“俺は映画スターになるんだ 自信はあるさ
いつかきっと ここから抜け出してやるぜ”
ラ、ラ、ラ・・・







2 コメント

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Unknown (なおとも)
2023-12-22 08:43:43
おはようございます!
この曲は本当に大好きです。改めて聴くと張りのある声がパワフルで驚きます。
他のアーティストがカバーしたのを何度か聴きましたが、それぞれに良かったので作品自体素晴らしいのですね。久々に聴いて本当に良かったです。なおとも
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Unknown (ikenaijoni)
2023-12-22 21:01:46
なおともさんへ

今晩は🌃
ピアノ・マンのピアノは音色が違うのが何となく素人でも分かります。
ジョン・レノンも『ジョンの魂』で「God」をビリー・プレストンに託してる。
この曲も前日のレオン・ラッセルもイントロが始まった瞬間に違いが分かるような気がします。
3曲ともイントロの音色が抜群!
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