Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ ヴァロッテ / ジュリアン・レノン:1984年作

2023年08月13日 07時00分00秒 | 1980年代の洋楽
ビートルズの子供たち
・John Charles Julian Lennon (1963年4月8日生まれ)
・Zak Richard Starkey (1965年9月13日生まれ)
・Jason Starkey (1967年8月19日生まれ)
・Mary Anna McCartney (1969年8月28日生まれ)
・Lee Starkey (1970年11月11日生まれ)
・Stella Nina McCartney (1971年9月13日生まれ)
・Sean Taro Ono Lennon (1975年10月9日生まれ)
・James Louis McCartney (1977年9月12日生まれ)
・Dhani Harrison (1978年8月1日生まれ)
・Beatrice Milly McCartney (2003年10月28日生まれ)


ビートル遺伝子の直系は10人
この10人がビートルズDNAを持つ、直系の子供たち10人です。
ポールにはリンダの連れ子のヘザーという娘さんもいますが、血のつながりがないということで外させて貰いました。

何を持って成功とするかは人それぞれですが、今のところの一番の成功者は、ファッション業界で自分の名前のブランドを立ち上げたステラ・マッカートニーといってもいいでしょうね!

ミュージシャンとして、最も実力があり成功しているのは、サポート・メンバーとして"The Who""oasis"といった大物バンドに参加したリンゴ・スターの息子のザック・スターキーでしょう!
しかし、父親たちと同じ土俵の音楽界において、商業的に成功したという点で見ると、ビートルズのDNAを持つ子供たちの中で、唯一、ジュリアンのみ!

ジュリアン・レノンの登場です!

 【 Album Data 】
リリース:1984年10月15日
チャート:Billboard 17位、英国20位


ジュリアン・レノン
パティ・ボイドと共に、後のロックに多大な影響を与える名曲群にインスピレーションを与えた人物・・・
数は多くないけども、「Lucy In The Sky With Diamonds」「Hey Jude」「Good Night」といったインパクト抜群の曲ばかり!
更に今や"Xmas Song"のスタンダードとして定着した「Happy Xmas (War Is Over)」の冒頭でも、彼の名前が囁かれます。

ハンブルグ以前のジョン
風貌はハンブルグ以前のジョン、声質は親子だから本質的に似て当然!
当時のファンとすりゃあ、ジョンが甦った感じがして単純に嬉しかったものです。
勿論、後追い世代ですから、彼の幼少期をリアルタイムで知ってるわけじゃないけど、ジュリアンはどうしても父親を奪われた可哀想な少年のイメージ・・・
その少年が見事にプロ・デビュー出来たことは、本当に感慨深かったです!


【 Single Data 】
リリース:1984年10月(米国)
チャート:Billboard 9位

そして、今日ご紹介するのは、ビリー・ジョエルの全盛期を支えた名伯楽フィル・ラモーンをプロデューサーに迎え、ジョン・レノンの長男ジュリアンが放った衝撃のデビュー曲「Valotte」です!

プロのオジサン達が舞い上がった?
それにしても、この曲・・・
フィル・ラモーンとエンジニアといった周りのスタッフが、ジョン・レノンのプロデュースをしてるかの如く、「ジョンだったら、きっとこうするだろう」とこんな感じで、どんどんジョン風のサウンドにしてしまったのでは?
・・・と、こんな風に思えてならない出来栄えです。
プロ中のプロが単なるファンになり、舞い上がっちゃったんでしょうかね?

何れにしても、“衝撃”という言葉しか思いつかない、ジュリアン・レノンのデビューであったことは間違いありませんでした。

父への複雑な思い?
それにしても、出だしの"Sitting on the doorstep of the house"「豪邸の上がり段に腰を降ろしている」とした意訳・・・
この曲の「君」が父親の“ジョン・レノン”であるのを匂わせます。

自分を捨てた父が腹違いの弟が生まれると仕事を一切中断し主夫となる~この状況はジュリアンにとっては、何ともやるせない思いがしたのでは・・・?
こういった彼の心境を踏まえ、この曲を聴くとひと味ちがった印象が持たされます。

ヴァロッテ / ジュリアン・レノン
僕には手も出ないような
豪邸の上がり段に腰を降ろしていると
君がそこにいるような気がする
その理由を考えてみると
たいして難しいことじゃない
君は僕の心を失いかけているけど
僕は今でも愛してるよ
僕たちの愛をどうやって説明したらいいかな
手袋よりピッタリと結ばれているのさ

川のほとりの小石に腰かけて
ギターを弾いている
僕たち これからどうなるのかって考えてる
どこかが狂って来てるってことに気づいてる?
僕は前から感じてるんだ

心の鏡に君の顔が写ってる
君はまだそこにいるの?
僕たち 思ってるほど利口じゃないね
揉め事がある度に
バーの片隅で憂さを晴らすのさ
日々の流れと共に僕らは離れ離れ
君の心をつなぎとめる術を
どうやって見つけたらいいんだろう?

川のほとりの小石に腰かけて
ギターを弾いている
僕たち これからどうなるのかって考えてる
どこかが狂って来てるってことに気づいてる?
僕は前から感じてるんだ

谷間に腰を降ろして 夕日を眺めてると
君の姿が目に浮かぶ
その理由を考えてみると
たいして難しいことじゃない
君は僕の心を失いかけているけど
僕は今でも愛してるよ
僕らはいつになったらわかるのだろう
それはきっと太陽が運んできてくれる
僕にはそんな嬉しい予感がするんだ

川のほとりの小石に腰かけて
ギターを弾いている
僕たち これからどうなるのかって考えてる
どこかが狂って来てるってことに気づいてる?
僕は前から感じてるんだ

強い絆で結ばれている僕らはいつも一緒さ




5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (サイコ…chicken)
2023-08-13 10:12:31
ビートル遺伝子の系図を拝見…発見。マッカートニー遺伝子は最強ですね…🐣。しっぽに記載されている末っ子には(@ ̄□ ̄@;)!!驚…めでたい!…めでたい!…お友だちのキースも『めでたいね~💐…うちにも一人いるが…元気な助平爺だよ』と、喜んでおりました-w-w。最強といえば…6年位前だったかな?。リンゴ初ひ曾孫誕生の記事にも…(^o^)わ~い🙌…となりました。ジョニーさん。リンゴは曾祖じいさんなのね…👯🎶
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Unknown (ikenaijoni)
2023-08-14 06:44:15
おはようございます🌞
ポールの長男が完全にリンダの才能を受け継いだみたいで、ヴォーカルも音痴と言ってもいいくらいの微妙なもので残念なもの。
リンゴはザックのドラマー修行を「身内の自分より、他人に任せた方がいい」と考え、リンゴを兄の様に慕っているWHOのキース・ムーンに預けました。
これが良かったですね!
12年ほど前にザックの娘がベラキスというバンドの紅一点、ベース&ヴォーカルでデビューしました。
その後の事は判りませんが、ひ孫がいても不思議じゃないですよね。
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Unknown (サイコ…chicken)
2023-08-14 07:43:32
レノンの遺伝子。ショーンは幼少の時に、ジュリアンは幼少期と思春期と2回、お父上を失っていることになりますね。ジュリアンの一度目は、失ったと言ってもジョンは此の世に存在しますから、お父上を憎んだり、バネにして強く生きたりも出来ます…しかし『父上には一生会いたくない』と、かたくななジュリアンに『貴方にそんな悲しい生き方はしてほしくない』と、ヨーコママ(子育てにおいては互いによき理解者だったそうです)にも相談して、かたくななジュリアンと愛し方の解らない?ジョンを…何度か自然な形で会わせる事に…成功しました。ジュリアンのカッチカチの心に雪解けがあったかどうかは存じ上げませんが…その頃…ジョンは凶弾に倒れてしまいました。二度目は悲しみと空しさが続く…本当の喪失になってしまいましたね😢。ジョニーさん。今、ジュリアン拝聴しました🎶。そうそう、弟ショーン(ヨーコママ遺伝子かなり強し-w-w)の、フラワー・トラベリン・バンドのカバー『サトリ』も面白いですね。目玉の親父が走ったり跳んだりするミュージックビデオが楽しいな(*^.^*)
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Unknown (サイコ…chicken)
2023-08-14 08:30:25
ゴメンナサイ。ジョンの初婚の人。シンシアママの名前を書くのを忘れました。
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Unknown (ikenaijoni)
2023-08-14 09:17:07
サイコ…chicken さんへ
おはようございます🌞
ジュリアンが生まれた時はビートルズがアイドルとして一番忙しい時期。
それに対して、ショーンが生まれた時はお金もあり、あくせく働かなくてもいい、無職といってもいい時期で、ジョンも30代半ばになり、家族というものを感じられる年齢になっていた。
同じ息子でありながら、息子への接し方に大きな違いが生じてしまったことは理解出来ます。
それでも、ジュリアンは可哀想だったな!
ジュリアンが、突然、あのイマジンのPVでも出てくる洋館に泣きそうな顔をして訪ねて来た事があるって話を何かで読んだ記憶があります。
ジュリアンはもしかすると、父親にどんな反応をされるか不安だったんだろうね。
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