Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ 五番街のマリー / ペドロ & カプリシャス:1973年作

2023年05月03日 12時07分23秒 | 邦楽
懐かしい邦楽:022 〜 アンサー・ソングといわれてる



「ジョニィへの伝言」では、約束の時間になっても来ない恋人(ジョニー)に対して、彼を少しでも自己嫌悪に陥らせないように、「意外と元気に出て行った」と伝えてくれる様に友人に託して女性は去って行った。 あくまでも女性からの目線で物語りました。

そして、今日ご紹介する曲は、その続きで今度は男性(ジョニー)目線で歌われており、その内容から“アンサー・ソング”と言われている「五番街のマリーへ」です。
 
詞の内容は、図らずも約束を反故にして別れる事になってしまった恋人だったマリーの現状を見て来て欲しいと友人に頼んでいるといったものです。
「ジョニィからの伝言」では、詞の内容から、その時点でマリーは踊り子としてそこそこの経験がある事が想像出来ますので、少なくとも20代半ば以降の年齢であったと思われます。
更にその時のことを「遠い昔に一緒に暮らした」としてあることから、別れから数十年、経過しているものと想像出来きます。
どんな理由で「マリーの消息を調べよう」としたのかは判りませんが、子供が成人して、連れ合いが亡くなった事が“過去の悔い”と改めて向かい合おうとした切っ掛けになったのかも知れませんね。
友人にはマリーが幸せに暮らしているなら、今の幸せに波風を立てることなく、そのまま黙って帰って来て欲しいとお願いします。
何れにせよ、「ジョニィへの伝言」の時と同様、相手への“気遣い”があり、とても温かみのある詞だと思います。



五番街のマリーへ / ペドロ & カプリシャス
作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一
五番街へ行ったならば
マリーの家へ行き
どんなくらししているのか 見て来てほしい
五番街は 古い町で
昔からの人が
きっと住んでいると思う たずねてほしい
マリーという娘と
遠い昔にくらし
悲しい思いをさせた
それだけが 気がかり
五番街で うわさをきいて
もしも嫁に行って
今がとてもしあわせなら 寄らずにほしい

五番街へ行ったならば
マリーの家へ行き
どんなくらししているのか 見て来てほしい
五番街で 住んだ頃は
長い髪をしてた
可愛いマリー今はどうか しらせてほしい
マリーという娘と
遠い昔にくらし
悲しい思いをさせた
それだけが 気がかり
五番街は 近いけれど
とても遠いところ
悪いけれどそんな思い 察してほしい






2 コメント

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Unknown (サイコ…chicken)
2023-05-04 06:33:49
ジョニーさん。お早うございます。ペドロ・カプリシャスは、世に、シティなんとか?…とか云うのが生まれる以前のニュー・ミュージック←(ふるっ‼-w-w)…ですね~☀。聴いてると…この人達の背景には歌詞と同じ情景が自然に流れます。この人達の人生経験値が、決してわざとらしくない…最高のムードをかもし出しているグループだと思います。あと、作曲家都倉俊一さんは昔~しから大好きです。クラシック基盤としたロック(多国籍音楽)に一番近い音を紡ぐ音楽家であります。…ピンクレディやリンダの『どうにも止まらない~(^з^)-☆』も都倉先生作でーす-w-w。
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Unknown (ikenaijoni)
2023-05-04 07:11:56
サイコ…chicken さんへ

ペドロ・カプリシャスは、大人の落ち着いたバンドってイメージでした。
普通ならリードヴォーカルが代わると雰囲気がガラッと変わるもんですが、「別れの朝」のヒット後に、リード・ヴォーカルが前野曜子さんから高橋真梨子さんに代わった時、全く違和感なくチェンジ出来たのは凄い事です。
二人は元々抜群の歌唱力があったし、落ち着いた雰囲気も共通していたからなんでしょうがね。
都倉俊一さんといえば、阿久悠さんと共に審査員として参加されていたTV番組『スター誕生』が懐かしい!
山口百恵さんもデビューから暫くの間は都倉俊一さんの作品を歌ってましたね。
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