カゼーモの広場 ー 風の間に間に日誌 ー

新聞やネットのニュースの感想、自分のことなどを書き、皆さんと交流を図るブログ

福島第一原発事故(774)ー阿部首相、原発の新増設に前向きー

2012-12-31 09:25:29 | 国際・政治

福島第一原発事故(774)ー阿部首相、原発の新増設に前向きー

安倍晋三首相は30日、首相官邸でTBSのインタビューに応じ、今後の原子力政策について「新たにつくっていく原発は、40年前の古いもの、事故を起こした(東京電力)福島第1原発のものとは全然違う。何が違うのかについて国民的な理解を得ながら、それは新規につくっていくことになるのだろう」と述べ、新増設に前向きな考えを示した。首相は21日の記者会見で、原発の新増設を原則認めないとした民主党政権の方針について「もう一度見直していきたい」と述べ、新増設を認める可能性を示唆していた。首相は「当面の電力需要にどう対応していくかが国民も不安なのだろう。だから、簡単に『脱原発』『卒原発』とやや言葉遊びに近い形で言ってのける人たちは(衆院選で)信用されなかったのだろう」とも述べた。(毎日新聞30日)

阿部首相は『脱原発』『卒原発』を言葉遊びだと揶揄し、それを言っている人たちは信用されなかったと言明した。確かに、そういう言葉を掲げた候補者はほとんど表にならず、落選した。消費増税も同じで、反対した候補者は落ちた。反TPPを掲げた候補者も落ちた。だから、自民党や公明党は大笑いだし、維新の会も「卒原発」の党を激しく批判した。だから可哀そうな政治家は多い。元民主党議員の松木さんや横粂さん、同じく山田さんや山岡さん、党で言えば、「日本未来の党」や「社民党」であろう。68年前の原爆による被爆体験も、2年にもならない原発の大事故も、国民の中には何も残らないのでしょう。チェリノブイリ事故でも病気になったピークは10年後だというから、後5~6年後あたりから10年後ぐらいでどの程度の影響があるか、その頃には因果関係でもめることであろう。農産物であるが、福島県から200~300キロメートルも離れて影響があるのだから、万が一同じような事故が西日本に起きたら、日本は立ち直れないかも知れないのに、どうして国民は分からないのか、どうして安倍政権を作ってしまったのか、分からない。(中ノ島賢)


庶民には消費増税の他に「復興増税(所得税、市民税)」があった!!

2012-12-31 08:57:16 | 社会・経済

庶民には消費増税の他に「復興増税(所得税、市民税)」があった!!

東日本大震災の復興財源を確保するため、年明けの1月から所得税額の臨時増税が始まるほか、会社員などを対象とした一部の所得控除が縮小され、税負担が増すことになります。震災の復興財源を確保するため、政府は、去年、法人税率の引き下げを、事実上、3年間先延ばししたほか、所得税と住民税の臨時増税実施を決めています。これに伴い、来月から、向こう25年間、従来の所得税に加えて税額の2.1%が加算されます。夫が会社員で、主婦の妻と大学生、中学生の4人世帯を想定した財務省の計算では、夫の年収が500万円の場合は1か月当たり133円、年間でおよそ1600円の税が加算されます。また、夫の年収が700万円の場合は1か月当たり358円、年間でおよそ4300円増えることになります。さらに、会社員などを対象に、給与の一定の割合を課税対象から差し引く「給与所得控除」も来月から縮小され、年収の1500万円を上回る部分が控除の対象から外されます。続く再来年には、4月に消費税率の8%への引き上げが予定されているほか、6月からは新たな復興増税として、住民税が年間で1000円増額される予定で、年を追うごとに税負担が増していくことになります。(NHKニュースWEB29日)

消費増税に関しては議論もあったが、復興増税については大した議論もなく、民主党原案の10年から自民党・公明党のごり押しで25年間の半永久的な増税になった。所得税に2,1%を加算し、その上市民税にまでかけようとするもので、許しがたい増税である。法人税については既に始まっている。来年1月1日からから始まるが、心の準備はできていない。官僚が民主党内閣に頼んだものだろうから、また無駄遣いをするに違いない。復興という名で、道路をつくったり、施設をつくったり、何をするか分からない。官僚の小遣いに使われてしまうような気がする。民主党は力が足りなかったが、自民党にも力がない。そして、自民党は官僚任せにするといっているので、そのようになるだろうと思う。マスメディアも殆ど説明をしてこなかったから、所得税や市民税に復興増税があることを知らない国民は多いように思う。それが25年もかけられるのだから、どうしようもない。こんな安易に復興増税が決められるなら、これからも台風が来たから、何が来たからと、あるいは軍事費がかかるとか、医療費がかるとか、何でも税金をかけてくるような気がする。マスコミは何でも金がないから仕方がないというような報道をしてきた。国民も騙されて仕方がないというような気持ちにさせられる。それなら、まだしも増税に反対し、原発に反対し、官僚主導の政治をやめさせようとして自民党や民主党から出た人たちに、国民は石を投げるようなことをしている。そのようにさせるマスコミも悪いが、国民も誰が自分達の味方なのか、良く考え判断しなければならないと思う。(中ノ島賢)


前原氏「2%本当にやるなら、いっぺん辞表を」

2012-12-30 22:26:39 | 国際・政治

前原氏「2%本当にやるなら、いっぺん辞表を」

民主党の前原誠司前国家戦略相「日本銀行は、物価上昇率をまず1%を目標にすると慎重な意見を言っていた。(日銀金融政策決定会合の)メンバーが代わっていないのに、安倍首相が言ったら2%(のインフレ目標)を検討するという。本当にやるなら、いっぺん皆さん、辞表を書かれた方がいい。今までの議論と全く違う」(読売テレビの番組で30日)

阿部首相というのはどういう人間なんだ。内閣の組閣ができないうちから、日本銀行に圧力を加え、インフレ目標を簡単に1%から2%にさせてしまった。これだけではない、官庁の削減も見送られ、原発の調査委にも圧力をかけ、場合によっては「安全」を宣言するかもしれない。原発ゼロの目標も、選挙の時には3年をめどに決めるなんて言っていたが、もうゼロ宣言を取り消した。ことごとく自分たちが主張して、民主党にやらせたが、政権を取ったらすべて民主党のやることに修正を加えている。赤字国債も多いと言っていたのに、民主党の原案以上にするつもりの様だ。昔の自民党のように、また必要のない道路をつくったり、無駄なダムをつくったり、公共投資に力を入れるようだ。ちょっとした評論家なら言っている。景気を良くするというのは企業だけのことで、役員の年俸は上がっても一般社員の賃金が上がることはほとんど期待できない。物価が上がり、消費税ばかりでなく、所得税も市民税も、震災の分が25年間に渡って上がることになっている。5年ぐらい前も景気は良くなったが、国民の実感は全くなかった。今後も同じところか、景気が良くなっても生活は少し苦しくなるのではないかと危惧する。3年ぐらいたてば、そんなはずではなかったと思うに違いない。今テレビを見ていると、評論家たちは機嫌が良い。NHKのMCさえ自民党寄りなのには呆れてしまった。ラジオのコメントの方が増しだ。自民党、公明党、日本維新の会、みんなの党、新党改革、新党大地、これらは皆右傾の党であるが、国会議員はほとんどが右傾した思想の持ち主である。外国人に分かって、どうして日本人に分からないのだろう。(中ノ島賢)


民主党政権の3年3カ月―野田政権は後世高く評価されると確信

2012-12-28 22:35:47 | 国際・政治

民主党政権の3年3カ月―野田政権は後世高く評価

こんな事を誰が書くのかと思ったら、岡田前副総理だった。民主党没落のA級戦犯同士だから仕方ないが、全く反省していないということだ。この二人も、総裁選で馬淵さんを選んだと思われるが、野田グループや前原グループ、それに無派閥でも岡田氏は民主党を除名されなければならないのに、全く反省がない。これらの人たちがいる限り、民主党の再生はない。なぜなら、彼らは何を言っても信用されないからである。反省の弁を述べる意思はないのだろうか。(中ノ島賢)


第12回「宮沢賢治の世界を楽しむ」よみうりカルチャー・北千住(報告)

2012-12-28 15:31:33 | アート・文化

第12回「宮沢賢治の世界を楽しむ」よみうりカルチャー・北千住(報告)

日時)2012年12月28日(金)午前10:30~午後0:30

場所)ルミネ北千住・よみうりカルチャー

作品)①「あすこの田はねえ(稲作挿話),②「野の師父」,③「もうはたらくな」  

     (『春と修羅』第3集より)

内容)①と③はCDを長岡輝子さんの聞き、②は私が読み、鑑賞した。①の作品はモデルにつての話をしてから、若干の意味を話し、作品の印象を聞き、様々な意見や説を話して鑑賞した。②「野の師父」は賢治の真剣な生き方に感動し、③については凶作にあって賢治の設計のせいにされ、もうはたらく必要がないという賢治の悲しげな作である。いずれにしても、農家をやって来な人たちには、十分理解のできない作品ではないかと思った。しかし、賢治の詩の中では分かり易い作品ではないと思ったが、有名人の評者の中にはまったくできない人たちがいて、それこそ悲しくなってしまう。

次回は2013年1月25日(金)、「銀河鉄道の夜」の1回目、同時間帯、同じ場所で行なわれますす。飛び入りでもよいので、多くの参加者を望みます。

報告者)講師;風間 効