カゼーモの広場 ー 風の間に間に日誌 ー

新聞やネットのニュースの感想、自分のことなどを書き、皆さんと交流を図るブログ

福島第一原発事故(800)-アイナメに基準5千倍超セシウム

2013-02-28 20:11:39 | インポート

 

福島第一原発事故(800)-アイナメに基準5千倍超セシウム

 東京電力は28日、福島第1原発の港湾内でとったアイナメから、魚類では過去最大値となる1キログラム当たり51万ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。国が定める一般食品の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)の5100倍に相当する。このアイナメを1キログラム食べた場合の内部被ばく線量は約7・7ミリシーベルトと推定される。このほかムラソイからも27万7千ベクレルを検出。いずれも東電が湾内で進めている魚の駆除作業で見つかった。福島県沖ではミズダコなどの試験操業を除いて漁を自粛している。(共同通信28日)

第一原発の港湾内でとれたアイナメからの放射線量は基準値の5100倍となり、過去最大値を記録した。他の魚も同様に高い数値を示す。それだけ、原発事故の状況は好転しているとは言えず、いかにも事故が収拾に向かっているかのように宣伝をする、学者や評論家たち、マスコミを許せない。そして、原発の再稼働や新原発の建設を目論む政府は、もっと許せない。国民も事故を忘れ、原発ゼロへの勢いは薄くなってきたような気さえする。世界の太陽光発電は急速に伸びているのに、日本はそれほど伸びない。風力発電も伸びない。政府も、電力会社も、企業も、国民も本気さがないからであると思う。(中の島賢)


福島第一原発事故(799)-所長「廃炉は責務」 事故2年を前に記者会見ー

2013-02-28 19:39:34 | 社会・経済

福島第一原発事故(799)-所長「廃炉は責務」 事故2年を前に記者会見ー

 東京電力福島第1原発事故から2年を迎えるのを前に、第1原発の高橋毅所長が28日、事故対応拠点の「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町、広野町)で記者会見し「敷地内は危険が多く放射線量が高い。廃炉は長く厳しい道だが、やり遂げなければならない責務だ」と述べた。廃炉への課題として放射性物質を含む汚染水の処理、原子炉格納容器の損傷箇所の特定と修理、溶融燃料の取り出しを挙げ「外部への影響を最小限に抑えながら着実に進めたい」と話した。高橋所長は、1~3号機で燃料から出る崩壊熱が運転時の1万分の1になり、大気中への放射性物質の放出も事故当初の8千万分の1になったと説明。(共同通信28日)

3月11日を前に、第一原発の高橋所長は当然ながら、「廃炉」を宣言した。しかし、そう簡単にはいかない。建屋の中は1分も人がいられない状況だ。所長は「敷地内は危険が多く放射線量が高い。廃炉は長く厳しい道だ」という。そう思っていれば、うまく行くかもしれないが、それでもそう簡単にはいかないのだ。気が付くのが遅すぎた。それでも、しっかりやり続ければ、50年以内の廃炉も可能かもしれない。(中ノ島賢)


東電、値上げ拒否企業 供給停止へ

2013-02-28 09:39:35 | インポート

値上げ拒否企業 供給停止へ 東電

  • 電力供給、初の打ち切りへ=値上げ拒否の企業1100件―東電
     東京電力は27日、昨年4月から実施している企業向け電気料金の値上げを拒否し、契約が切れた約1100件の事業所や工場などに対し、電力供給を打ち切る方向で検討に入った。契約切れを理由に電気を止めるのは大手電力会社として初のケースとなる。事業者からは強い反発が起きそうだ。契約が切れた後も料金未納のまま電気を使用している約1100件の中には、契約電力が1000キロワットを超える大規模な事業者もあり、累計の未払い額は70億円に上る。「値上げを承諾した顧客から『不公平だ』との声が大きくなっている」(東電幹部)ため、厳しい対応に踏み切る。(時事通信27日)
  • 東電のジレンマ、徴収するかしないか。強制徴収はしたくない。しかし、いつまでも見過ごすことはできない。一般国民からは電気代を強制的に徴収し、一部の企業。工場には徴収しないとはいかない。どちらかから、裁判になる可能性もある。見守るしかないようだ。(中の島賢)

「国民新党」も「みどりの風」も終わりか?

2013-02-27 15:43:04 | 国際・政治

「国民新党」も「みどりの風」も終わりか?

国民新党は党首一人が残り、たった一人の政党になってしまった。この党は亀井静香代表が実質的に党を離れた時点で、終りだった。自見さんは選挙のことを考えて、自民党に移ろうとしたが、断られた。年も年なので、もう駄目だろうと思う。「みどりの風」はせっかく良いイメージがあったのに、政府案の補正予算案を1人を除き賛成に回って終わり。補正予算案は無駄を削ろうとしてきたことの復活予算なのに、賛成とは何を考えているのか。この党もできることなら、自民党の応援を得、あるいは候補者を出さないないように、恐らく選挙事情を優先されたのであろう。民主党を離党した一人も、何を考えているのかわからない。庶民が得をしない景気回復など、何の意味があろうか。二つの党とも、国民新党は亀井さんのいる頃、みどりの風は最近まで応援してきたが、もう終わりということだ。新党改革は名前がおかしい。一つも改革政党ではない。(中ノ島賢)


福島第一原発事故(797)-原子力災害指針を改定 5キロ圏にヨウ素剤配布ー

2013-02-27 14:55:35 | 社会・経済

福島第一原発事故(797)-原子力災害指針を改定 5キロ圏にヨウ素剤配布ー

 原子力規制委員会(田中俊一委員長)は27日の定例会合で、原子力災害対策指針の改定を了承した。甲状腺被ばくを防ぐ安定ヨウ素剤を原発の半径5キロ圏の家庭に事前配布することや、5キロ圏外の避難基準として周辺で測定される放射線量を毎時500マイクロシーベルトとすることが柱となる。5キロ圏ではヨウ素剤を原発事故後、速やかに服用。自治体が住民に服用を指示し、徹底する。改定案の意見公募は「避難基準の数値が高すぎる」など3千件超の意見が寄せられ、規制委は改定を1週間先送りした。(共同通信27日)

安定ヨウ素剤は、その昔は「中和剤」と呼ばれていたもので、原発が建設されると、原発周辺に配布されていたものである。半径5キロメートル圏というのはかなりの広範囲である。それらの人たちは飲まなくてはならない。しかし、これは比較的半減期が短いヨウ素に対するもので、他のセシウム等には効かないものである。一応、早く症状が出る、甲状腺関係の病気の防止である。こういうものが配布されると、安全性が確保された錯覚を起こすが、全く関係ないことである。(中ノ島賢)