カゼーモの広場 ー 風の間に間に日誌 ー

新聞やネットのニュースの感想、自分のことなどを書き、皆さんと交流を図るブログ

この2年私たちは 衆院選>夢の太陽光 

2014-11-25 21:17:50 | 介護

この2年私たちは 衆院選>夢の太陽光 暗雲 普及進まず政府へいら立ち

 会津盆地を見下ろす山の中腹に、黒光りするパネルがずらりと並ぶ。・・・案内してくれた佐藤弥右衛門さん(63)の表情は険しかった。「事業計画から突然、血が噴き出したようだ」。佐藤さんは昨年の夏以降、再生エネルギー会社「会津電力」など2社を設立。福島県・会津地方に太陽光発電所23カ所を建てた。このうち、稼働を始めた13カ所の電力約550世帯分を東北電力に売っている。一見、事業が順調なのに表情がさえないのは、9月以降、東北電力など電力会社5社が新たな電力買い取りを一時、中断すると発表したため。・・・東京電力福島第一原発の事故以降、電力会社は固定価格買い取り制度によって再生エネルギーを一定の価格で買っていた。この制度が佐藤さんの会社の採算を支えている。買い取りが中断されれば、新しく発電所を造っても電力が売れるかどうか不透明になった。「来年度は太陽光発電所をさらに3~4倍にしたい」。思い描いた計画は宙に浮いた。今は計画の見直しや打開策の検討に追われている。・・・畑違いの事業に乗り出したの...は、事故で「原発が安全なんてでたらめ」と知ったからだった。・・・次世代のために原発に頼らない地域をつくり、将来は福島県全域の電力を再生可能エネルギーで賄いたいと決意した。事業費8億3000万円を用意し、うち約1億円は市民ファンドで全国の約150人から集めた。出資してくれた人の多くは、佐藤さんに共感した人だった。(東京新聞25日)
 政府・自民党は事故の当初こそ、脱原発の動きもあったが、今は、事故もコントロールされており、事故の起きた原発はやむを得ないとしても、原発の維持、推進に向かおうとしている。事故が起きても何とかなるさ、という勢いなのだ。電力の買い取り制度も、まだ脱原発という考え方、政策があった時の話で、今では政府も、電力会社もかなり消極的だ。一般の企業や人が発電会社をつくらないようにするため、発・送分離というシステムも風前の灯になっている。せっかく、志ある人たちが原発による電力を進めて来たのに、それを消させようとしているのだ。政府や自民党は「そういう思い上がったことはするなよ」、と言っているように聞こえる。


介護漬け横行 高齢者住宅 自治体の半数問題視

2014-10-26 14:16:31 | 介護
高齢化を受け国が整備を進める「サービス付き高齢者向け住宅」(サ高住)など老後の住まいで、運営事業者が不必要な介護保険サービスを提供したり、自社の介護利用を入居の条件にしたりといった事態が横行し、監督する自治体の50%強が問題視していることが25日、厚生労働省の初の全国調査で分かった。・・・調査結果によると、家事援助や入浴回数を必要以上に増やす介護漬けや、逆に定額の報酬を得ておきながらサービスを絞る「介護渋り」が起きていると答えた自治体は52%。支給限度額いっぱいのサービスを一律に設定した事例が報告された。囲い込みに関し「課題がある」とした自治体は54%。特定の介護事業所を利用するよう契約書などで定めていたり、自社のサービスを利用すれば家賃を割り引いたりする事例が指摘されている。(東京新聞26日)
 このところ「サービス付き高齢者向け住宅」(サ高住)が毎年のように増え続けている。しかし、いわゆる「介護漬け」や「囲い込み」などの問題が多く出ている。これらは関連法令に触れる行為であるが、事業者の悪徳性や監督官庁の怠慢で是正されない。「介護漬け」は家事援助や入浴回数を必要以上に増やすことだが、限度いっぱいまでする場合もあり、もっとひどいのは報酬を得ながらサービスを手抜きしたり、それらをやらない「介護渋り」もある。また、「囲い込み」は特定の介護事業所や自社のサービスを利用するようにするものである。住宅で儲け、サービスで儲けようと言う事である。その他に聞く話では、サ高住として補助を受けながら、一般人を住まわせる場合もあると言うのである。いずれにしても、ブラック企業とそれを取り締まれない監督官庁の責任である。