震災遺児へ連絡乞う 年最高300万円 無償で進学支援基金
東日本大震災で親を亡くした子どもたちが無償で大学や専門学校へ通えるよう援助する公益財団法人「みちのく未来基金」(仙台市)が、全国に散らばった震災遺児を捜している。これまで212人に援助し、進学を手助けしたが、東北被災3県以外に転居、避難した71人とは連絡が取れていない。中には、すぐに支援対象になる高校生が含まれている可能性もあり、担当者は周知を急いでいる。みちのく未来基金は2011年10月、「阪神淡路大震災で遺児への支援が不十分だった」との教訓から、ロート製薬(大阪市)の呼び掛けで創設された。大学や短大、専門学校の入学金と授業料を対象に、卒業まで年間300万円を上限に援助する。看護学校の制服購入費など、必要経費も補助する。大学院へ進学する場合も対象になる。いずれも返済は不要だ。(東京新聞31日夕刊)
ロート製薬がやってくれました。上限だけど、年間300万円があれば、授業料や生活費も含めて、何とかやっていけるのではないか。問題の奨学金とは違って、返済が不要だということはこの上なく良いことだ。勉強に専念して、りっぱな人になってくれるともっといい。ロート製薬は製薬会社でもそれ程、良い業績を上げているとは言い難いが、神戸に近い大阪に本社があり、気が付いたのかもしれないが、素直に喜びたい。(中ノ島賢)