新しい年が明けました。
昨年、不幸があった方も、仕事で大晦日も元日も無い方も、みなさまいっしょにいい年にしましょう!
昔、正月は親戚中が一所に集まって盛大な宴会をし、子供たちにはお年玉、大人には浴びるほどのお酒とご馳走のおもてなし・・・そんなこともあったなぁ、なんて今ではすっかり静かになってしまった正月の光景をなつかしく思いだしています。
少なくとも僕の周りでは年々そういった正月の喧騒が無くなってきて、せいぜい家族単位の静かなお祝いの時間がある程度になっています。
うちでは上の二人の子供たちは暮れも元旦もバイトに出かけました。
だんだんと自分の世界を大切にしていくようです。
でも不思議と僕ら夫婦はそれを寂しいとかつまらないとか思うこともなく、まったく淡々と普段のリズムで生活をしています。
日本中がバブリーだった頃、クリスマスやお正月はどこでもばか騒ぎが見られました。
多くの人々が今思えばずいぶんと無駄にお金を使いました。
うちでもその頃は出入りしていた酒屋さんに正月用にとビールを7~8ケース、ワインも1ダース、日本酒や洋酒もケース単位で、なんて注文して持ってきてもらってましたっけ。
家には父の仕事の関係者が新年の挨拶に大勢みえたことが理由でしたが、今思うと何という盛り上がりだったんだろうとあきれてしまいます。
そんな、ちょっと懐かしくうらやましくも感じる時代を経て、今こうして静かな正月を迎えているこの「夢の後」のような不思議な感覚はそのまま日本という国の活力が落ちてきたせいなのか、はたまた人々が自分の身の丈を嫌と言うほど思い知らされたせいなのか、さまざま理由はあるのでしょうが確かに年々静かになってきていることは確かです。
大晦日は例のラフロイグのせいで「桑田」がTVに現れる前に寝てしまいました。
アイラのシングル・モルトは僕の身体に合っているようで嫌な酔い方をせずに、いい時間をくれます。
元日を迎え、僕は急にアイラ島の写真集が見たくなりました。
「ここは素晴らしい。なぜなら何もないからだ!」(ボウモア蒸留所所長)
この言葉は僕の好みに合っています。
さっそく元日の午後、アマゾンにそんな写真集(DVD付き)を注文してしまいました。
そうしたら驚くべき速さで(24時間も経たないのに)今日の午後、それがゆうパックで到着しました。
アイラのアードベッグやラフロイグ、ボウモアやカリラなどの蒸留所の風景や荒れ地に切り出されたピート(泥炭)の山、人影のない島の海岸、重く垂れこめた雲、突き抜けるような青空、森を抜け出る仕込みに使われる透明な水の流れ、枯れ草のなびく丘、風、雨、霧・・・。
読めばこの地を訪れる人を驚かせるのは、この島の天候が目まぐるしく変化することだといいます。
抜けるような青空かと思えば、いきなり空が曇り、大粒の雹(ひょう)が降ってきたり、外を歩けば立っていられないほどの突風が吹いたりもするそうで、そのような荒々しい気候の中でアイラウイスキー
が成り立っていることを知りました。
(島内風景)
年の初めからこんな風景に癒されています。
ご承知の通り、若いころはこんな風景とは全く対照的なニューヨークという喧騒と人種のルツボのようなところで生活をしていたわけですが、今では歳を取ったせいか「何もない」という風情に惹かれるようになりました。
いつも静かというのはやはり寂しいものですが、自分の周りに人がいないというのは自分という存在をじっくりと考えるうえでとてもいいチャンスでもあります。
人は一人では生きていけません。
でも人の中に埋もれては自分を見失います。
ちょっとこじつけのようではありますが静かな正月は僕にとって心が穏やかになる、とびっきりの良薬となったようです。
明日(3日)まで休んで、それからまた真っ暗な東の空にキラキラと異常なまでに独り光り輝く金星をお供にして仕事を始めます。(トップの写真)
みなさま、どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
昨年、不幸があった方も、仕事で大晦日も元日も無い方も、みなさまいっしょにいい年にしましょう!
昔、正月は親戚中が一所に集まって盛大な宴会をし、子供たちにはお年玉、大人には浴びるほどのお酒とご馳走のおもてなし・・・そんなこともあったなぁ、なんて今ではすっかり静かになってしまった正月の光景をなつかしく思いだしています。
少なくとも僕の周りでは年々そういった正月の喧騒が無くなってきて、せいぜい家族単位の静かなお祝いの時間がある程度になっています。
うちでは上の二人の子供たちは暮れも元旦もバイトに出かけました。
だんだんと自分の世界を大切にしていくようです。
でも不思議と僕ら夫婦はそれを寂しいとかつまらないとか思うこともなく、まったく淡々と普段のリズムで生活をしています。
日本中がバブリーだった頃、クリスマスやお正月はどこでもばか騒ぎが見られました。
多くの人々が今思えばずいぶんと無駄にお金を使いました。
うちでもその頃は出入りしていた酒屋さんに正月用にとビールを7~8ケース、ワインも1ダース、日本酒や洋酒もケース単位で、なんて注文して持ってきてもらってましたっけ。
家には父の仕事の関係者が新年の挨拶に大勢みえたことが理由でしたが、今思うと何という盛り上がりだったんだろうとあきれてしまいます。
そんな、ちょっと懐かしくうらやましくも感じる時代を経て、今こうして静かな正月を迎えているこの「夢の後」のような不思議な感覚はそのまま日本という国の活力が落ちてきたせいなのか、はたまた人々が自分の身の丈を嫌と言うほど思い知らされたせいなのか、さまざま理由はあるのでしょうが確かに年々静かになってきていることは確かです。
大晦日は例のラフロイグのせいで「桑田」がTVに現れる前に寝てしまいました。
アイラのシングル・モルトは僕の身体に合っているようで嫌な酔い方をせずに、いい時間をくれます。
元日を迎え、僕は急にアイラ島の写真集が見たくなりました。
「ここは素晴らしい。なぜなら何もないからだ!」(ボウモア蒸留所所長)
この言葉は僕の好みに合っています。
さっそく元日の午後、アマゾンにそんな写真集(DVD付き)を注文してしまいました。
そうしたら驚くべき速さで(24時間も経たないのに)今日の午後、それがゆうパックで到着しました。
アイラのアードベッグやラフロイグ、ボウモアやカリラなどの蒸留所の風景や荒れ地に切り出されたピート(泥炭)の山、人影のない島の海岸、重く垂れこめた雲、突き抜けるような青空、森を抜け出る仕込みに使われる透明な水の流れ、枯れ草のなびく丘、風、雨、霧・・・。
読めばこの地を訪れる人を驚かせるのは、この島の天候が目まぐるしく変化することだといいます。
抜けるような青空かと思えば、いきなり空が曇り、大粒の雹(ひょう)が降ってきたり、外を歩けば立っていられないほどの突風が吹いたりもするそうで、そのような荒々しい気候の中でアイラウイスキー
が成り立っていることを知りました。
(島内風景)
年の初めからこんな風景に癒されています。
ご承知の通り、若いころはこんな風景とは全く対照的なニューヨークという喧騒と人種のルツボのようなところで生活をしていたわけですが、今では歳を取ったせいか「何もない」という風情に惹かれるようになりました。
いつも静かというのはやはり寂しいものですが、自分の周りに人がいないというのは自分という存在をじっくりと考えるうえでとてもいいチャンスでもあります。
人は一人では生きていけません。
でも人の中に埋もれては自分を見失います。
ちょっとこじつけのようではありますが静かな正月は僕にとって心が穏やかになる、とびっきりの良薬となったようです。
明日(3日)まで休んで、それからまた真っ暗な東の空にキラキラと異常なまでに独り光り輝く金星をお供にして仕事を始めます。(トップの写真)
みなさま、どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
明けましておめでとうございます。
連日の宴会、お疲れさまでした。
正月に一族が集合するシーンを想像して、個人的には懐かしさを感じました。
ウチはあまりにも静かでバッカスさんとは対照的なんですよね。
今日は「休日」で明日は仕事なんでしょうか?
楽器、練習して楽しんで下さい。
来年の正月には2~3曲、ポロロ~ンとね!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
私は、栄養士になってからの3年間はほとんど仕事で、年越しをゆっくり過ごす事が出来なかったのですが、今年は久しぶりに実家で家族とのんびり過ごしました。 お節を作り、ちょっとだけ親孝行し、また福島に帰ってきたところです。 私は賑やかなお正月の経験はなく、家族でのんびりゆっくり紅白→ゆく年くる年を見て、挨拶をして寝るという感じです 派手さはないですが、じっくり家族と向き合い、一年を振り返り、新しい一年の目標を立て、自分ともしっかり向き合えて、私はこのスタイルが気に入っています。
私もつらい時でも笑顔を絶やさず、常に前向きに頑張っていくことを目標にしています 今年も、私の周りの大切な人みんなに、笑顔の多い穏やかな一年でありますように
新年おめでとうございます。
いよいよ新しい仕事が始まるようですね。
あなたは頑張り屋さんだからきっと環境にもすぐ慣れて、周囲にも温かく迎えてもらえることでしょう。
でもあまり無理をせず、自身の体調をうまくコントロールしながらじょじょにがんばっていってください。
あなたの新しい船出を応援しています。