約一週間ほど前、ニ夜にわたる実録ものの単発TVドラマを見たが、久々に見る快作に感動と豊かな余韻を感じてしまった。
昔は誰もが僕のことを<テレビ・ドラマ大好き人間>と言っていた。学生の頃、どうしても見たい番組を逃したくないがために帰宅途中にタクシーを使ったほどの入れ込みようだった、そんな僕が(歳のせいもあるかもしれないが)最近はほとんどTVドラマ/番組を見なくなった。
(その頃ビデオは高価で全く一般的ではなく、番組は生で見るしかなかった)
(数年後VHSが開発され、僕は人より早くVTRを購入した。一台30万円もしたし、2時間テープは一本¥5000だった!)
それはどうしてか。答えは簡単だ。
TV以外にも娯楽の選択肢は多いということだ。
なにも無理してくだらない番組やおそまつな演技のドラマを見ることはないんだ。
画面に映し出されるジャニ・タレや吉本の異常な氾濫ぶりと、どこをどう勘違いしているのかすっかりタレント化した女子アナと呼ばれる可愛いばかりでほとんど能無しのコたちがのさばっている今のTVに何の興味があるものか!
そのあまりの低次元さ、なんでもお笑いで済ます番組作り。食べ物を粗末にする面白半分の企画モノや出された食事に満足な感想を言えない不勉強とボキャブラリーの貧困さが目に余るグルメ旅番組。
そういうTVの悪口を言えば一日中でも文句を言ってられる僕は・・・だからTVを見なくなったのだ。
そんな僕でも毎朝の新聞のTV欄には必ず目を通す。NHKに多い植物や動物を扱った自然ドキュメンタリーもの、あるいは紀行もの。民放では料理番組。
こういった番組は時間があればできるだけ見るか録画をする。
一方、料理番組では出来上がる料理に興味があるというよりも、材料の下ごしらえとか料理手順とかいったシーンに参考となることが散見できるのでチェックするのだが、時として面白いアイデアやコツに出会えることもあって楽しい。
しかしTVを見るのはそんなわずかな番組だけというのは、あいかわらず事実である。
そんな日々の中、先週ふとTV朝日の番組宣伝を見た。一目でこれはすごいドラマだぞ、きっと!とそう思った。
渡辺謙 主演の「刑事一代:平塚八兵衛の昭和事件史」だ。
あの知る人ぞ知る昭和の名物デカ(刑事)の生き様を丹念に描いた2夜連続ものだ。
刑事の話だから当然、警察の上司・同僚・部下とその家族、また一方で犯人・被害者・それぞれの家族などが登場する。
それらに扮する役者の顔触れがまたすばらしかった。このメンツを知っただけでもこの作品への興味は尽きなかった。ヤワなやつはほんの数人しか出演していなかったのも大いに期待をもてた。
そして実際に本放送を視聴してみると、近頃の軟弱で生活実感の希薄な脚本、ご都合主義の物語、芝居にもなっていない低レベルなタレント・芸能人の起用など、もろもろの気になる部分はほとんどなく、かなり充実した陣容と、緻密かつ熱のこもった演技と筋書きで、見ている僕をいい意味で相当に疲れさせてくれたのだった。
いいねぇ、こういうドラマ。
ほんとうに久々見て感動できた作品だった。
ただし民放作品を視聴する時の問題点・・・CMの挿入・・・には相変わらずイライラしてしまった。
こういう場面でこんなCMを入れたら視聴者の反感を逆に買ってしまうだろ!というタイミングの悪いCMがほとんどで、かなわぬこととは言え僕はCMはまとめて前後に流せとあらためて言いたい。
せっかく手に汗握る取調室のシーンが突如、中居のカップ麺のCMじゃ、僕なんか絶対にこんなもの食べてやるか!と思ってしまう。(=逆効果)
まぁ、そんな視聴者の気持ちが分からないTVマンはいないのだろうと思うが・・・(うす笑い)。
このドラマの詳しい内容を書くことは省略するが、内容的にも登場人物のキャラの設定にしても、細かい伏線にしても、この作品を作った監督の並々ならない技量を感じた。
また、主演:渡辺謙の想像を絶する熱演はおそらく後世にも残るであろうこの作品の最重要ファクターとなった。
おそらく今後、大々的に再放送が行われるはずだ。
見過ごした方は次回のチャンスにぜひ録画をして保存版にしてほしい。
あまりに見ごたえのあるドラマの登場に僕は一週間もこのことをブログに書けず、ひたすら繰り返し録画を見ていた。
そして今日やっとこれが書けて、胸のつかえがどこかへ落ちたようなほっとした気分になっている。
もうそろそろジャニーズや吉本中心の番組制作はやめていかないと、ほんとうにこの国のTVはダメになってしまうよ。
なあにどうせ娯楽なんだから・・・なんて思っていたらダメ。
こんな状況で育っていく子供が未来の日本を背負っていけるなんて本気で思えるの?キミ。
そりゃ、あまりにも楽観的すぎるってもんだよ。
TVの影響って今でもそこそこあるんだから。
昔は誰もが僕のことを<テレビ・ドラマ大好き人間>と言っていた。学生の頃、どうしても見たい番組を逃したくないがために帰宅途中にタクシーを使ったほどの入れ込みようだった、そんな僕が(歳のせいもあるかもしれないが)最近はほとんどTVドラマ/番組を見なくなった。
(その頃ビデオは高価で全く一般的ではなく、番組は生で見るしかなかった)
(数年後VHSが開発され、僕は人より早くVTRを購入した。一台30万円もしたし、2時間テープは一本¥5000だった!)
それはどうしてか。答えは簡単だ。
TV以外にも娯楽の選択肢は多いということだ。
なにも無理してくだらない番組やおそまつな演技のドラマを見ることはないんだ。
画面に映し出されるジャニ・タレや吉本の異常な氾濫ぶりと、どこをどう勘違いしているのかすっかりタレント化した女子アナと呼ばれる可愛いばかりでほとんど能無しのコたちがのさばっている今のTVに何の興味があるものか!
そのあまりの低次元さ、なんでもお笑いで済ます番組作り。食べ物を粗末にする面白半分の企画モノや出された食事に満足な感想を言えない不勉強とボキャブラリーの貧困さが目に余るグルメ旅番組。
そういうTVの悪口を言えば一日中でも文句を言ってられる僕は・・・だからTVを見なくなったのだ。
そんな僕でも毎朝の新聞のTV欄には必ず目を通す。NHKに多い植物や動物を扱った自然ドキュメンタリーもの、あるいは紀行もの。民放では料理番組。
こういった番組は時間があればできるだけ見るか録画をする。
一方、料理番組では出来上がる料理に興味があるというよりも、材料の下ごしらえとか料理手順とかいったシーンに参考となることが散見できるのでチェックするのだが、時として面白いアイデアやコツに出会えることもあって楽しい。
しかしTVを見るのはそんなわずかな番組だけというのは、あいかわらず事実である。
そんな日々の中、先週ふとTV朝日の番組宣伝を見た。一目でこれはすごいドラマだぞ、きっと!とそう思った。
渡辺謙 主演の「刑事一代:平塚八兵衛の昭和事件史」だ。
あの知る人ぞ知る昭和の名物デカ(刑事)の生き様を丹念に描いた2夜連続ものだ。
刑事の話だから当然、警察の上司・同僚・部下とその家族、また一方で犯人・被害者・それぞれの家族などが登場する。
それらに扮する役者の顔触れがまたすばらしかった。このメンツを知っただけでもこの作品への興味は尽きなかった。ヤワなやつはほんの数人しか出演していなかったのも大いに期待をもてた。
そして実際に本放送を視聴してみると、近頃の軟弱で生活実感の希薄な脚本、ご都合主義の物語、芝居にもなっていない低レベルなタレント・芸能人の起用など、もろもろの気になる部分はほとんどなく、かなり充実した陣容と、緻密かつ熱のこもった演技と筋書きで、見ている僕をいい意味で相当に疲れさせてくれたのだった。
いいねぇ、こういうドラマ。
ほんとうに久々見て感動できた作品だった。
ただし民放作品を視聴する時の問題点・・・CMの挿入・・・には相変わらずイライラしてしまった。
こういう場面でこんなCMを入れたら視聴者の反感を逆に買ってしまうだろ!というタイミングの悪いCMがほとんどで、かなわぬこととは言え僕はCMはまとめて前後に流せとあらためて言いたい。
せっかく手に汗握る取調室のシーンが突如、中居のカップ麺のCMじゃ、僕なんか絶対にこんなもの食べてやるか!と思ってしまう。(=逆効果)
まぁ、そんな視聴者の気持ちが分からないTVマンはいないのだろうと思うが・・・(うす笑い)。
このドラマの詳しい内容を書くことは省略するが、内容的にも登場人物のキャラの設定にしても、細かい伏線にしても、この作品を作った監督の並々ならない技量を感じた。
また、主演:渡辺謙の想像を絶する熱演はおそらく後世にも残るであろうこの作品の最重要ファクターとなった。
おそらく今後、大々的に再放送が行われるはずだ。
見過ごした方は次回のチャンスにぜひ録画をして保存版にしてほしい。
あまりに見ごたえのあるドラマの登場に僕は一週間もこのことをブログに書けず、ひたすら繰り返し録画を見ていた。
そして今日やっとこれが書けて、胸のつかえがどこかへ落ちたようなほっとした気分になっている。
もうそろそろジャニーズや吉本中心の番組制作はやめていかないと、ほんとうにこの国のTVはダメになってしまうよ。
なあにどうせ娯楽なんだから・・・なんて思っていたらダメ。
こんな状況で育っていく子供が未来の日本を背負っていけるなんて本気で思えるの?キミ。
そりゃ、あまりにも楽観的すぎるってもんだよ。
TVの影響って今でもそこそこあるんだから。
第二夜は途中で慶喜ちゃん誘拐事件でOUT !
こういう実話をもとにしたドラマは脚色が大事ですね。
変にセリフを足せないし、かと言って新聞発表どうりにするのもおかしいし、どこか切り口を間違えると被害者や家族に影響を与えるし。
昔、沢田研二が主役で「三億円事件」のドラマがあったけど全て憶測による脚本でどこまでが事実でどこからがフィクションなのかただ面白おかしく演出されたもので中山麻里を裸にしただけのドラマだった。
今回の渡辺謙のは再放送を録画してもう一度観たい骨太なドラマですね。
民間企業なので赤字は許されないのですが、恐らくこのドラマは単体では大赤字だと思います。ただ、数字を稼ぐ事によって後々補填が期待出来ますし、ひょっとしたらDVD化して売り出す計画があるのかも知れませんね。
私は最近はもう、一部の番組以外は国営放送ばかり視聴していて、最新のCMの話題に付いていけない事があります…やばいですw
見てましたか!
第2夜で寝てしまったのは、お疲れのせい? つまらなかった?
犯人、小原保を落としていくプロセスは圧巻でしたよ。
ぜひ、再放送の録画を!
まずはグラフィティ、お疲れさまでした。ライブレポ担当者の欠場で、恒例の読み物を楽しめるのか、心配です。
ところで最近民放のCFを見ていないとの衝撃発言・・・職務怠慢のそしりを???
そちらも心配です。
(それとも最近の職務内容はCMと無関係なのですか?)