バンマスの独り言 (igakun-bass)

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うれしいプレゼント

2015年08月15日 | 日常
大好きな人からとても美味しい日本酒をいただきました。

日頃、仕事で顔を合わすMちゃんからこんなお酒を頂きました。
誕生日に合せてくれたような粋なプレゼント、海外のコンクールで最高金賞を受賞したことでも知られる秋田県湯沢市の銘酒、
「両関 純米大吟醸 雪月花」です。

実は今日の日を待って味わおうと思っていたのですが、先日我慢できずにちょっとフライングしてしまいました。

冷やして飲みましたが、これが日本酒?と疑ってしまうような、シャブリを思わせる白ワインのようなフルーティーさと、喉にまとわりつかないサッパリ感、引き締まった辛口の上品な味わい、爽快な香り・・・などなどすばらしい出来の大吟醸でした。

このお酒、一升瓶だと8千円を超えるお高い日本酒で、僕にはそうそう手の出ない逸品です。
ウイスキー党で特にアイラのシングルモルトをこよなく愛する僕にとって日本酒をウイスキーより優先して購入するという動機づけは過去に一度もなかったのですが、こういう日本酒を知ってしまうと気持ちもちょっとそぞろになりますね。

ところでいつもの癖?でこの「純米大吟醸」という酒はどんな出生があるのか、書いておきます。

まずは「純米」と書かれている意味ですがこれは「お米」と「米こうじ」だけで作られたお酒という意味です。
「純米」の記載がない場合は上記の二つに「醸造アルコール」(濃いめの焼酎のことです)が加えられています。

次にお米の研ぎ加減での区別なのですが、お米は中心部に旨みがあり、外側は雑味があります。そこでどの程度「研いだ」かによってグレードが変わるわけです。
普通、その精米の度合いが70%〜 (20-30%削った状態)だと普通酒、60~70% (30~40%削った状態)だと 純米酒 or 本醸造酒となります。
さらに精米の度合いが60%以下で"低温でじっくり発酵させて造ったもの″を「吟醸酒」と言うのです。

そしていよいよ精米歩合が50%以下で低温でじっくりと発酵させた「お米」と「米こうじ」だけで作られたお酒を「純米大吟醸酒」と呼び、それに醸造アルコールが加えられていると「大吟醸酒」と呼ばれるのです。
いずれにしても「大吟醸」は日本酒の最高部類になります。

話を整理すれば

精米歩合70~60%
【純米】純米酒
【醸造アルコール入】 本醸造酒

精米歩合60%以下(通常の製法)
【純米】特別純米酒
【醸造アルコール入】特別本醸造酒

精米歩合60~50%で低温発酵
【純米】純米吟醸酒
【醸造アルコール入】吟醸酒

精米歩合50%以下で低温発酵
【純米】大吟醸酒
【醸造アルコール入】大吟醸酒


Mちゃんから頂いたお酒は精米歩合が40%で米と米こうじだけを使った純米大吟醸酒というわけです。
もちろん日本酒の最高級の部類に属する商品ですから、それ相応の素晴らしさを感じられたわけです。

とにかく日本酒マニアの人以外がこのようなお酒を経験すると、日本酒のイメージが変わると思います。
昔からこの手の日本酒があったのかなぁ、と新鮮な気持ちになりました。

Mちゃん、ありがとう。また一ついい経験を積みました。
今度いっしょに飲もうよね。

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