個人出版&マーケティング術

55歳以上、インターネットに弱い女性に向けて、
電子書籍を活用するマーケティングの方法を書いています。

71 DHCに学ぶビジネス展開のステップ(1)

2022-07-10 23:59:24 | ビジネスの基本

読み応えのあるDHCの会報誌

ごきげんよう
コンテンツ起業アドバイザーの
百花魁(ひゃっかかい)です。

DHCに学ぶ ビジネス展開のステップ

あなたはDHCという名前を 
聞かれたことがありますか?
DHCは創業50年になります。

女性ならば化粧品や衣料品を
購入されたことがあるかもしれません。

最近はサプリメントで
大きく業績を伸ばしています。

さて、このDHCという会社のD/H/C、
それぞれの頭文字は
何の略だと思いますか?

D: 大学
H :翻訳
C: センター

以外にも、DHCは創業期は、
大学から委託された洋書の
翻訳を行っていました。


翻訳のビジネスで、現金と顧客リストを得て、
化粧品業界に参入していきました。

最初の商品は何?

30年以上前の話ですが、最初の商品は
折り込みチラシで販売を開始し、
オリーブバージンオイルと
ディープクレンジングオイルの2点だけでした。

その後、化粧品から 
顧客リストと現金を増やし、
商品のラインアップを広げていきました。

手元にあるのは、女性の顧客リストだけど、
彼氏や配偶者がいるであろうということから
男性化粧品も販売しています。

ヘアケア用品、カトラリーや 衣料品、
お米、醤油、ペット用品もあります。

売上を見ながら、伸ばすものを伸ばし、
芳しくないものは 削っていく。

そのようにして 
後からサプリメントにも参入し、
現在は、サプリメントを販売する会社として
老若男女からも、知られるようになりました。

会報誌、充実しています!

最初の2点の商品の 販売が始まった頃、
化粧品を購入すると
会報誌がついてきたようです。

当時は、その中に翻訳関係の案内も
同封してあったとのことです。

DHCのターゲット(ペルソナ)は、
翻訳家として自立したい女性
だったのかもしれません。

会報誌作戦は、現在も続いており、
毎月、読み応えのある、
立派な会報誌が送られてきます。

商品には同封されず、
別便で毎月10日前後に
届くようになっています。
冒頭の画像がそうです。

DHCは今でも、
洋書の翻訳をしているようですが、
さすがに、もうカタログの中に、
翻訳スクールの案内はありません。

 

では、今日のまとめです。

創業期は利益率の高いコンテンツビジネスで起業。

資金と顧客リストができると
資本が必要なメーカー事業へと進化する。

さらに現金を顧客リストを増やし、
商品ラインアップを充実させていく。

実に見事なビジネス展開ですね。

もともとの小さなものに執着しないで、
時代や状況に応じて、変わり、
進化し続けていくことの
みごとなお手本だと思います。

会報誌、試供品作戦、
お客様の声、
セット販売、定期便販売、
クーポンプレゼントなど、
どこをとってみても、完全にやりきっていて、
とても参考になります。


それでは
アビヤント~
いつも、あなたを応援しています。


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