天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

とりもち

2020-10-24 16:16:27 | 日記

 コロナ禍の中で消沈した世の中を立ち直らせることができるのは、政権交代なんかでなくて、やはり単純に産業と消費の力であった。昨日の上場企業決算および修正発表を覗くと、村田製作所(6981) はどういうことになっているのか。第1四半期発表の時から売上高で700億円、営業利益で340億円を上積みして、2020年9月中間期の売上高は7510億円(前年同期比1.3%減)と微減ながら、営業利益1310億円(同7.9%増)、純利益990億円(同9.1%増)と、コロナ不況どこ吹く風の業績予想上方修正を発表した。魂げた。アップルが初の5G対応として話題の「iPhone12」の投入を発表した13日の株式市場では、部品供給する同社株が前日比269円(3.9%)高の7135円と急伸していた。その後も堅調を持続し、23日終値は7230円。この間、19日に一時7389円の年初来高値を記録している(上場来高値は1999年12月につけた8536.7円=1対3の株式分割調整済み後)。やはり市場が先を読む眼力は凄い。お待ちどうさん、という形で、噂を業績が裏付ける発表となった。週明けの市場は、村田製が主役の一角となるであろう。コロナにうつりたくなければ、宴会も旅行も控えざるを得ず、悲惨な非正規労働者と違って正社員族は贅沢品にも手を出しやすくなっている。そこに調子よく iPhone が現れ、産業と消費の1分野に火をつけた。問題はこれがボヤであるかどうかである。手作りの1段ロケット推進だと、iPhhone12 が発表された噴射で上昇してお終いだけれど、2段式ロケットの可能性も高く、業績上方修正で2発目の燃料が噴火し、さらに上昇速度を高め、上場来高値の8536円を目指すかもしれない。これはインサイダーでない者にはよく分からず、賭けるしかない。賭けると言っても、丁か半か、勘が湧かなくてはならない。勘の試金石となるのは、菊花賞を推奨したい。ド本命のコントレイルの単勝が外れることはあるまい。これに100万円を賭けて、10万円のプラス配当を受ける。この作戦が的中すれば、勢いで村田製も買いで進撃すべきであろう。
 グーグルが Gmail にショッピング機能を付ける計画だという。堪忍してくれ。ちょっと検索でスマホ決済機能を調べたら、どんなネット・ニュースを覗いても、 Pixel はどうだ、Xperia はいいぞよ、 AQUOS は要らんかえ、としつこくチカチカ広告が迫って来るようになった。煩わしいと言ったらありゃしない。メールまでに広告宣伝の山が押し寄せたら、墨をすって筆で手紙を書く方式に戻っていくかもしれない。
 アメリカはこんなに憂鬱にさせる存在ばかりでなく、トランプ大統領のように愉快な人もいて、多士済々で楽しい。2回目の最終大統領選討論会で、脱炭素化社会に transition (移行)しようと主張するバイデン前副大統領に対し、トランプ氏は風力発電なんか使ったら鳥が全部殺されてしまう、と真顔で反論した。風通しの良い海岸とか丘の上に据えられた風車翼に、渡り鳥とかが巻き込まれて全部死んでしまうという意味だろうか。向かいのバイデン氏は噴き出していたけれど、仮説が大胆過ぎて考え込んでしまう。何と言っても米大統領のお言葉なのだから、突拍子がなくも無いのだろう。確かに、メキシコ国境の壁のように、海岸線と国境にびっしり風力タービンを敷き詰めたら、鳥に甚大な被害を与えるだろう。しかし、そんなことは想定しづらい。日本で最近、教師による生徒へのわいせつ行為が横行していることに、政府、言論界が一体となって撲滅キャンペーンを推進しているけれど、小中学生の女の子がすべて被害に遭っているというわけではない。ちょっと咳をすれば、あいつはコロナだ、摘み出せ、という社会では困る。しかし、たまにはこんな飛躍の推論も、やすしきよしなき後のお笑いの詰まらなさに比べると、けっこう笑える。

鳥捕りが
鷺の獲り方
ジョバンニに
をしへて走る
銀河鉄道