天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

無敗

2019-12-22 18:51:40 | 日記
 梅宮辰夫さんを偲んでAmazonプライムビデオで『仁義なき戦い』を無料で観た。第1作目であっさり殺される若頭の若杉役だったけれど、やっぱりドスが効いて迫力のある、かつ渋みと哀愁の漂う演技だった。第2作の『広島死闘篇』の茶目っ気のある山城新伍、ド派手でケバい千葉真一、ストレートで好感の持てる北大路欣也もエエけれど、寂しげな目の表情により重厚な色気を醸し出しているところが良かった。若い時にこの映画を観て、館を出る頃には釣られて肩で風を切って歩道を歩いたものやったけれど、第5作目の完結篇だったか、菅原文太の昌ちゃんと小林旭が刑務所内で、歳を取るとこの寒さが堪えるなあと、しみじみ語り合うシーンによって、現実に引き戻された記憶がある。調子に乗っても碌なことにならないわが人生を暗示していた。
 前に『宮本武蔵 巌流島の決斗』を勧められるまま見たら、今度は『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』をAmazonに奨められた。アメリカ女子フィギュアスケーターの話で、動機的に身に覚えがないものである。これら2作ともプライムビデオ映画鑑賞の履歴から全く繋がりがない。ひょっとして日誌に高倉健のことと、ロシア女子金メダリストのザギトワの引退騒動について言及したことが原因だったとしたら、怖い話である。そんなものがなぜそっちに漏れ、知られているのか。それなら、ここで宮下順子のことを書けば、団地妻シリーズをプライム会員無料配信してくれるのだろうか。一度試してみる価値がありそうや。ええ年こいて、谷岡ヤスジみたいに鼻血ブゥーになっても知らんぞ。
 ジャパン・トップ12卓球日本一決定戦は男子張本智和、女子伊藤美誠の優勝で何の変哲もなく今年の卓球の幕を閉じた。それにしても伊藤対平野美宇の決勝戦は白熱のラリーの見せ場が多く、来年に期待を持たせるものだった。このところ、やっぱり中国の前には後塵を拝するしかないかと諦めの気持ちが支配していただけに、ひょっとしてのサプライズが望めるなら東京五輪も楽しみになってくる。
 とにかく伊藤美誠が勝利インタビューで、「来年は無敗の女になる」と宣言したのには、頼もしく思った。
 クリスマスまで最後の日曜日なので、うろついているとケーキの売り込みが激しくて、つい買った。Xマスに何の縁もないけれど、今年も一年何の起伏もなかったので、果敢無い景気づけに散財した。東京オリンピックまであと215日か。第1次申し込みが全部外れて、気が抜けて、冥途の土産にするつもりが、もう買いに行かないことにした。テレビ観戦の方が気楽でええわ。地味こそが生きる知恵や。

山もなく
締める要なき
年の暮れ
明けてもごたく
並べ歌はむ