進展あり｜テルトル広場のリニューアル

テルトル広場の改造工事の件です。
昨年末のストから、ずっとお騒がせしていますが、経過をたどれるFacebook（Place du Tertre en Danger）が、フランス語なので、ここでほんの少しですが、ご説明しています。

前々回の記事で、「おそらく法廷に持ち込まれることになると思います」、と書きましたが、ここに来て大きな進展があり、もしかして裁判騒ぎをしなくて済むことになるかもしれません。

これまで、どんなに頑張って交渉しても、飲食店側が一歩も譲らず、区役所側は「対立なんてどこにもありません」と言い、それはポジティヴで良い態度かもしれませんが…、言葉を返せば「だから何も取り立ててすることはありません」ということで、にっちもさっちもいかなかったのです。（法的には、繰り返しますが、違法のテラス設営なのですよ。）
交渉に関わった絵描きの代表や、協力者の「古モンマルトル」学会、「歩行者の会」のみなさん、本当にお疲れ様です。（あ、そういえば、前回記事のモンマルトル美術館を運営しているのは、この「古モンマルトル」学会です。常設展のコレクションは、すべてこの会の所有です。）
そしていよいよ法廷に！？という段階になって（弁護士にはずっと手伝ってもらっています）、飲食店側が、折れてきたのです。

今までは、周囲7軒の店で、それぞれが70㎡のテラスを占めていましたが、それを55㎡までに縮小することに同意したのです。

いえ、解決はまだです。それで図面を引いてみて、いったい、この縮小率で充分か、歩行者のスペースはどこか、それからスクエアと道路の段差をどうするかという土木工事の問題点、などなど、まだ調整事項がたくさんあるのです。

でもとりあえず、「動いた～！」ということで、いずれにせよ吉報です。
最初の工事開始をストップさせた時以来の、進展です。ストップさせて、動かして……、次はその方向付けです。

またお祝いをしたいところですが、今はテラスが出てしまい、広場にスペースがありません。
前回のお祝いの時の、記念写真でも眺めるとします（笑）。


（手前左から、ジョゼ、エヴリン、ジェローム、ヒロ）

（K）